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2018.1.29

ブロックでアートを芸術をもっと身近に感じる ブロックアート地域交流センター

ブロックでアートを芸術をもっと身近に感じる ブロックアート地域交流センター 「納屋橋ホタル」ホタル作り教室開催  11/25、26、12/2、3、9、10の6日間にわたり、ホタル作り教室を開催。小学生を対象に、納屋橋ホタルで放流するホタルの制作を行いました。専門のスタッフが指導し、説明書を見ながらホタルをブロックで制作します。不慣れな子でも、1時間程度で完成。一度、作ってみると要領がわかり、2つ目、3つ目と、1人でたくさんのホタルを制作する子も現れました。子どもの付き添いで訪れた保護者の方も、一緒に参加。他の参加者と交流するなど、和気あいあいとした様子が見られました。取材当日、テラッセ納屋橋にショッピングに訪れた人が、ブロックの展示に気が付き、ブロックアート教室の説明に耳を傾ける方が、何人もいらっしゃいました。地域交流センターとして、さらなるPRの必要性とポテンシャルの高さがうかがえました。 地域交流センターには、名古屋城をはじめとする市内のランドマークを再現したブロックの展示も 細かなパーツの組み合わせで構成されているホタルは、名芸大ブロックアート教室によるオリジナル作品。大人でも制作に30分〜1時間程かかる精密なもの 慣れてくると、一人で何個も作れるように きれいな堀川を取り戻したい 「納屋橋ホタル」を開催  12/22(金)、ブロックで作った光るホタルを、堀川に放流するイベント「納屋橋ホタル」が開催され、ブロックのホタル作りに参加していただいたお子さんやご家族がカプセルに入ったホタルの放流を行いました。納屋橋界隈のイルミネーションが輝く中、光るホタルが堀川に流され、きらびやかな風景となりました。本学理事長、学長も訪れ、歓声を上げる子もたちの声とともに和やかな催しとなりました。食事や雑貨が楽しめるナイトマーケット「なやばし夜イチ」に訪れた方も数多く見学に訪れ、スマートフォンを片手に撮影する人も見られました。放たれたブロックのホタルは、サンタやトナカイに扮した学生らがスタンドアップパドルやボートを使って回収。その様子も、楽しいものとなりました。「納屋橋ホタル」は、恒例のイベントとして定着するよう、来年度以降も継続して行なっていきます。 放たれたホタルはサンタやトナカイに扮した学生らが回収。見た目にも楽しいクリスマスイベントになりました 「ホタル作り教室」で作ったブロックのホタルは、LEDが仕込まれた防水のカプセルに入れられ放流。水に反応して光ります 投げ入れる時のかけ声『ホ〜リ〜ゴ〜ン!』は堀川のイメージキャラクター「ホリゴン」とクリスマスの「ホーリー」を掛け合わせたとのこと 理事長、学長の強い思いで実現できました 企画室長 小久保純一 テラッセ納屋橋の地域交流センターが、9/29にオープンしました。どういう経緯があったのでしょうか? 名古屋市が後押しする形で、納屋橋再開発の計画がありました。物販だけでなく、文化的要素が強く求められ、施設全体の魅力向上のために本学の進出に期待が寄せられました。その状況を踏まえ、理事長、学長の両者から、名古屋市内に出て行くこと、それにより地域と大学の連携ができる、ぜひ進めて欲しいとの言葉をいただきました。はじめ、サテライトを作ろうという考えもありましたが、他の大学でもサテライト的なものが名古屋市内にはありますし、もっと明確に特徴を打ち出していこうということになり、ブロックアート教室を中心とした地域交流センターを開設することになりました。 なぜブロックアートに? 海外では、ブロックアートが芸術の1ジャンルとして認知されていますが、国内ではまだまだです。絵画であれ音楽であれ、創作活動を行うには、それなりに道具や練習が必要になります。ところがブロックであれば、練習しなくてもすぐできる、それこそ子どもでもできる。しかも、いつでもはじめられ、分解して何度でも使える。こうしたことで、気軽に触れることができ、アートへの敷居が低くなるだろうと考えました。日本ではまだあまり認知されていないブロックアートに注目することで市民の関心も高まりますし、レゴランドもある。まずは、ブロックアートを教えられる場を作り、それを入り口にしてアートへの関心を高めていこう、アートに気楽に触れられる場を提供していこうと思っています。 ブロックアート教室のほかにも、なにか企画しているそうですね 手始めに、名古屋市の「商店街にぎわい創出支援事業」で商店街を巻き込んだ活性化事業を申請し、採択されました。ブロックアートで地元のランドマークを作品にし、店舗のウィンドウなどに飾ってもらうようにします。さらに、堀川にホタルが生息できる環境を取り戻し人々が憩える場所にしようと願いを込めて、ブロックで作りLEDで光るホタルを放流するイベント「納屋橋ホタル」を行いました。今年は、はじめてなので500セット、ブロックを準備しましたが、来年度以降も継続して続けていこうと考えています。ホタル作りは、小学生の子どもたちに限定していますが、ブロックアートは指を使うことで認知症予防にもなります。全国には、年齢に関係なくブロックのコミュニティがたくさんあります。そういった方たちが集まれる場所は、インターネット上にはありますが、実社会にはありません。作品を作っても見せられる場所がありませんし、コンテストなどもありません。この地域交流センターがそういった場所になれれば、非常に意義のあることではないかと考えています。また、ブロック以外でも、このスペースをギャラリーとして活用して作品を展示したり、表のテラスで演奏会ができたりします。アート・マーケットの開催も可能です。ブロックを入り口としながらも、地域の方々に、美術、音楽、さまざまなジャンルの芸術に触れられる場になっていきたいと考えています。

2017.10.26

アートをもっと身近に テラッセ納屋橋に「地域交流センター」を開設 誰でも気軽に触れられるアート「ブロックアート教室」を開講

アートをもっと身近に テラッセ納屋橋に「地域交流センター」を開設 誰でも気軽に触れられるアート「ブロックアート教室」を開講  納屋橋再開発に伴い新しく建設された大型複合施設「テラッセ納屋橋」に、「名古屋芸術大学地域交流センター」を開設し、レゴブロックを使った創作活動「ブロックアート教室」を開講しました。  ブロックアートはレゴなどブロックを使って行う創作活動で、芸術的な素養のない子どもからお年寄りまで、年齢や経験など関係なく誰でも気軽に創作活動を始められる芸術の一つです。日本では、まだまだ馴染みの薄いブロックアートですが、海外ではアートの1ジャンルとして認知されています。「地域交流センター」では、レゴを活用したブロックアート教室を開設し、誰もが気軽にアートに触れることのできる場を提供します。  「地域交流センター」には、ブロックアート教室などが開けるワークショップスペースと、創作活動に使えるフリースペース、さらに作品を展示できる展示スペース、本学レゴ部のためのスペースなどを用意。あわせて、ブロックアート教室に参加できる一般会員(小学2年生以上の方々 月額12,000円(税込)、ブロックアート教室参加費込)、特別会員(月額5,000円(税込)自由に創作活動が可能)を募集しています。 アートを切り口に地域社会との交流の場に 企画室長 小久保純一  絵を描くとなるとキャンバスが必要、絵の具が必要、道具がたくさん必要になるうえ、デッサンができなければいけないなど、基本的な技術が必要です。版画や彫刻やなどでもそうですが、誰か、先生なり、師匠に就いて技術を身につける必要があります。アートというとそういった部分で、ある程度の縛りがどうしてもあります。でも、ブロックであれば、誰でもすぐに始めることができます。アートの素養がなくても、子どもでも誰でもできます。本学の地域交流センターに来れば、準備も必要ありません。いつでも、すぐに始められます。  こうした簡単に取り組むことのできるブロックアートに親しむことで、アートに対する敷居が低くなるだろうと考えています。日本では、まだあまり認知されていないブロックアートですが、気軽にアートを楽しめる、自分も参加して創作することができる、それができる場を提供します。ブロックアートを入り口に、さらに奥深いアートの世界へと関心を高めていく、そして、アートを切り口に地域社会との交流の場になっていければと考えています。 地域交流センタースタッフ紹介:(左から)企画室長小久保、地域交流センター担当中村さん(本学美術学部卒業生)、高木さん、三井さん、企画室企画専門員濱田 9月29日に行われたオープニングセレモニー セレモニーでは、音楽領域、フレスコブラスクインテットが登場。星に願いを、アース・ウィンド・アンド・ファイアーメドレー、花は咲く、など演奏、セレモニーを大いに盛り上げました テラッセ納屋橋 堀川地区で進められた再開発ビル建設。1万1000平方メートルの敷地に、29階建ての高層マンション、商業施設、オフィスなど4棟からなる。「納屋橋」や橋のたもとに残る登録有形文化財「旧加藤商会ビル」の色合いやデザインが取り入れられ、周辺地域の街並みに馴染むように設計されている。本学「地域交流センター」は、A2棟 3階に開設された レゴ部 地域交流センターの開設に歩みを合わせて「レゴ部」も発足。「名古屋市土曜学習プログラム」などワークショップをお手伝い。芸大祭でブロックによる西キャンパスを制作します