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2023.3.17

ミュージックエンターテインメント・ディレクションコース「ザ・ベストテンコンサートXIII」

ミュージックエンターテインメント・ディレクションコース「ザ・ベストテンコンサートXIII」 本映像はゲネプロ時のものです。  2023年3月12日(日)、東キャンパス3号館ホールにて、ミュージックエンターテインメント・ディレクションコースが主催するイベント「ザ・ベストテンコンサートXIII」を開催しました。  「ザ・ベストテンコンサート」とは、1970年~1980年代の日本の歌謡曲を中心とした構成で、毎回、会場が満席になる名古屋芸術大学の「顔」とも言えるコンサートです。 キャスト 山本航大 栗木成弥 松野夢翔 伊藤あゆな 多和田萌優 岩田沙樹 若菜未沙 加藤小百合 岩見怜 大溝月乃 山下りさ 岡山真緒 矢澤礼 MC/声優アクティングコース スタッフ ●エンターテインメントディレクションコース 演出 樋渡千紗(教員) 舞台監督 清水彩伽 音響 小嶋涼斗/黒宮桃子/平澤瑞季/南江里香 照明 川瀬虎哲/高瀬礼乃/真弓知也/米津優輝 衣装 川瀬里菜 演出補 上田和佳/高木裕果/村瀬優海 音楽 板津早希/松本愛莉 プロモーション 加藤花音/河嶋七凪/和井田佳蓮 アカウンティング 伊藤千紘/川田萌音 プロデューサー 南雲美虹 ●指導教員 振付・ダンス 樋渡千紗 歌唱 塚本信彦 音響 岡野憲右 照明 古川博 制作 金子靖

2023.2.18

ダンスパフォーマンスコース第一回卒業公演「DANPA!〜Re:START LINE〜」

ダンスパフォーマンスコース第一回卒業公演「DANPA!〜Re:START LINE〜」 本映像はゲネプロ時(2023年2月10日)のものです。 著作権の都合上、一部プログラムは未収録となります。  2023年2月11日(土)、東キャンパス3号館ホールにてダンスパフォーマンスコース第一回卒業公演「DANPA!〜Re:START LINE〜」が開催されました。 CAST 4年 東  花音 内田 羽咲 國枝 玲名 栗木 成弥 薫田 悠也 阪本 維音 迫口 武尊 鈴木 健斗 3年 市川 陸斗 伊藤菜奈子 岩田 沙樹 江崎 柚実 大谷 美裕 奥山 紗菜 加藤小百合 加藤 花音 杉本  碧 高木 裕果 多和田萌優 戸田 翔真 中村 奏太 松本 翔純 2年 伊藤 璃香 井原  萌 井丸 宙子 佐伯 涼香 富田 萌香 森  柚南 森藤 純花 山田 小夏 1年 貝沼 心春 蒲  和葉 下廣 真子 中島 瑚衣 広渡 茉帆 CHOREOGRAPHY PROVIDED by 古賀 明美(JAZZ MEDLEY) TAKA(HIPHOP MEDLEY) 浦上 雄次(TAP MEDLEY) NOBU(HIPHOP MEDLEY) MICHIYO(HIPHOP MEDLEY) STAFF(MAIN CHIEF) 川田 萌音(STAGE DIRECTOR) 森  大地(LIGHTING CHIEF) 佐藤 夕楓(SOUND CHIEF) 板津 早希(VIDEO CHIEF) 松本 愛莉(PRODUCTION CHIEF) 阪本 維音(DESIGN/VIDEO) and MUSIC ENTERTAINMENT DIRECTION COURSE STUDENTS

2023.1.30

ミュージカルコース卒業公演「CINDERELLA [シンデレラ] 」

ミュージカルコース卒業公演「CINDERELLA [シンデレラ] 」 2022年12月24日(土)・12月25日(日) 東キャンパス3号館ホール CAST 12月24日 12/25 1st 12/25 2nd エラ 太田ひまり 多和田萌優 太田ひまり (アンダー:矢澤 礼) マダム 葛西 花音 本木 沙羅 葛西 花音 (アンダー:山下りさ) マリー 稲垣  舞 林  莉子 矢上 結菜 (アンダー:大宮胡夏) ガブリエル 東  花音 西野渚保美 東  花音 (アンダー:山城歩希) シャーロット 塩崎 柚姫 宇野はる歌 塩崎 抽姫 ) (アンダー:岡山真紺 トファー 三崎 颯馬 山本 航大 三崎 颯馬 セバスチャン 鈴木 健斗 鈴木 健斗 鈴木 健斗 ジャン=ミッシェル 淺野 舜王 岩見  怜 淺野 舜王 ビンクルトン 山本 航大 浅野 舜王 山本 航大 全日 狐・狸 松本 翔純 水鳥 歩南 アンサンブル 山城 歩希 矢澤  礼 岡山 真緒 山下 りさ 大溝 月乃 大宮 萌夏 古田 杏珠 成瀬 瑠南 仙石 沙永 國富 花音 田中 梨紗 松田  武 都築 智誕 戸田 翔真 九鬼 竜也 STAFF 総監督・歌唱指導 塚本 伸彦 指揮 金丸 克己 演出 鳴海 康平 振付 柘植万梨恵 ヘア・メイクアドバイサー 長谷川真也 稽古ピアノ 豊田  萌 川添由梨香 監修 岡野 憲右(音響) 古川  博(照明) 金子  靖(制作) 舞台監督 山下由奈 舞台 内田 羽咲 大澤明日香 伊藤 愛梨 恒川明日賀 山下 由奈 加藤 望愛 河津 結衣 清水 美咲 中村 凛乃 音響 山本 大貴 加藤百々花 小嶋 涼斗 酒井 愛未 長谷川ゆきの 小長井綾乃 平澤 瑞季 井上 果南 小野さくら 片桐 未佳 富田 涼介 西村 京平 服部 美地 原  圭吾 水谷 柚月 照明 赤松 大河 梅田 明希 中川あかね 河嶋 七凪 榊原 舞優 佐野 詩月 野田 幹太 馬場 柚奈 宮原 歩夢 梶屋 俊人 川瀬 虎哲 高瀬 礼乃 都築 香瑛 永坂奈津美 米津 優輝 阿部虎太郎 河田 暖花 城殿 健登 倉橋璃々子 小森 彩花 秦  英里 衣装 川瀬 里菜 清水 彩伽 和井田佳蓮 古村 真星 池田  桃 伊藤 末優 大原 響子 北川 実咲 國富 花音 近藤  和 奈良 茅紘 制作 伊藤 千紘 上田 和佳 加藤 聖菜 川田 萌音 鶴森ゆうな 南雲 美虹 坂田 鉄馬 高田梨里和 中永 怜穏 安藤さくら 金原真梨乃 高垣美音里 高見 咲帆 長野 夢叶 オーケストラ Vn Ⅰ 吉田 純那 村瀬 芽吹 猿渡あかね Vn Ⅱ 齋藤 麻生 横尾 怜 Va 大坪  杏 Vc 朽名 杏樹 Cb 齋田 裕夢 Fl 牧 実央 Cl 小川陽菜乃 中山 琴葉 Hr 金原 陵太 Tp 山本 康平 Tb 築山 稔憲 Perc 池田 花音 神谷 香里 高田富久子 Dr 神藤 史也 Kbd 1 豊田 萌(サポート:冨田典伽) Kbd 2 川添由梨香(サポート:壁谷春花) 24日公演メンバー 25日(1st)公演メンバー 25日(2nd)公演メンバー

2023.1.13

本学卒業生が、KITTE名古屋 クリスマスイベント、「暗がりのクリスマスツリー」を企画、演奏会を行いました

本学卒業生が、KITTE名古屋 クリスマスイベント、「暗がりのクリスマスツリー」を企画、演奏会を行いました  本学デザイン科卒業生の株式会社スペース 木村ユカさん、石黒雄也さんが中心となり企画されたKITTE名古屋 クリスマスイルミネーション「暗がりのクリスマスツリー」の会場にて、12月24日(土)に音楽領域卒業生のヒラウチマイ スペシャルバンド(Vo.ヒラウチ マイさん、Gt. 須賀 奏太さん、B.中島 玄太郎さん、Perc.松原 瑞季さん)、25日(日)は音楽学部卒業生ユニットNUA strings quartetto(Vc. 城間拓也さん、Vn. 村越久美子さん、Va. 大竹温子さん、Vn. 近澤知世さん)が「暗がりの音楽会」として演奏を披露。それぞれ30分と限られた演奏時間でしたが、ロマンチックなクリスマスの夜に彩りを添えました。  KITTE名古屋 クリスマスイルミネーション「暗がりのクリスマスツリー」は、通常の電飾を使うのではなく自動車部品の製造過程で発生した廃棄プラスチックを、アップサイクル製品として製造された蓄光プラスチックを使って作られたもので、柔らかな光が幻想的なクリスマスツリー。アトリウムの環境照明を計画的に消灯して“暗がり”を作り、蓄光プラスチックのささやかな灯りを楽しめるようにしました。企画した木村さんは「愛知県は工業集積地であり、産業用の電力消費が日本でもっとも高くなっています。そうした現状をもっと知ってもらい、環境問題や節電とリサイクルについて考えてもらえるように企画しました」といいます。  その会場で催されたのが「暗がりの音楽会」。灯りを消した中で、蝋燭に火を灯し一層幻想的な雰囲気の中、演奏が行われました。24日のヒラウチマイ スペシャルバンドは、ポップス系の曲、25日 NUA strings quartettoは弦楽四重奏ですが、どちらもクリスマスらしい演目。薄明かりのイルミネーションと華やかな演奏に、道行く人々も思わず足を止め、ツリーを囲む2階、3階の吹き抜けにも人が集まり、演奏に聴き入っていました。  卒業生がクリスマスイベントを企画と音楽で、大いに盛り上げました。

2022.12.23

特別客員教授 宮川彬良氏による、ウインドアカデミーコース 公開リハーサルを開催

特別客員教授 宮川彬良氏による、ウインドアカデミーコース 公開リハーサルを開催 ダイジェスト版  2022年12月15日、東キャンパス3号館ホールにて、ウインドアカデミーコース・弦管打コース 特別客員教授 宮川彬良氏をお迎えして、公開リハーサルを行いました。宮川氏は、大阪フィル・ポップス・コンサートの音楽監督・常任指揮者をはじめOsaka Shion Wind Orchestraの音楽監督、また、NHK Eテレ「クインテット」、BS「宮川彬良のショータイム」などのTVやメディアなどへの出演、「マツケンサンバⅡ」や「第68回紅白歌合戦」のオープニングテーマを作曲するなど、さまざまな音楽シーンで活躍する作曲家・舞台音楽家でありエンターテイナー。あらかじめ課題曲として練習してきた2曲を演奏、公開の場で作曲者自身の指導で演奏がさらに高まり、仕上がっていく過程を披露しました。  曲目は、おなじみの「マツケンサンバⅡ」と、2021年度全日本吹奏楽コンクール課題曲でもある「僕らのインベンション」、もちろんどちらも宮川氏の作曲です。まずは、演奏の実力を把握したいと学生の指揮で演奏を聞きます。2曲を演奏し、まずはマツケンサンバⅡから指導が始まりました。指揮する学生からは、リズムの一定に保つこととシンコペーションに気を配ったとの発言がありました。しかしながら、打楽器の安定感がもうひとつ、リズム隊に余裕がなくいっぱいいっぱいになっていると宮川氏は指摘。指揮とドラム、ベースだけで演奏を行い、そこに打楽器を加え、リズムを確認していきます。聞いている他のバンドメンバーがリズムを取っていないことにも着目し、お客さんは何を聞きに来ているかが問題であり、この曲では鑑賞するだけでなく心の中で踊っている曲と説明。ビートに乗って安心して音楽を聴いており、踊らせる演奏が必要であるといいます。リズムを安定させ、宮川氏が全身を使って指揮を行うと、演奏はビート感のある楽しいものに様変わりしました。リズムと同時に、オーケストラのように大きな編成でもバンドであることに変わりなく、音楽を作っていくことにはメンバー、一人ひとりの気持ちやリズムへの乗り方が重要であることに改めて気付かされます。演奏が温まってきたところで塚本伸彦 准教授とソプラノ歌手の加藤恵利子さんがステージに加わり熱唱、会場を大いに沸かせました。  2曲目の「僕らのインベンション」でも同じようにまずは学生が指揮し、それをもとに手直ししていきます。指揮する学生は、譜面どおりに演奏するように気を配ったといいます。宮川氏は、あえて大きく抑揚を付けて指揮し、しっかりしたベースがあるからできることと、さらに楽曲の楽しさを引き出すため曲の背景を説明をします。インベンション(発明)は、音を発明してしている曲であり、主音と導音の関係性を示しメロディーを追いかけていく旋律が交互に交わり続ける曲であると解説。2つの旋律が重なりあう部分が曲の面白みで、パートによってはフルートとクラリネットが掛け合いを行い、旋律が常に重なり合う音楽理論を構築した音楽の基礎を讃えている曲と説明します。その上で、ここでは大きな帆船が入港してくるイメージであるとか、一軒一軒玄関のドアを開けているイメージ、というようにパートごとに絵本を開くような視覚的なイメージを伝えてくれます。「譜面に書けるのは考えていることの60%ほど」と説明しますが、作曲者から曲の背景について学ぶことのできる非常に貴重な機会となりました。楽曲について研究することの意味の大切さを感じさせました。  当初、質疑応答の時間を設ける予定でしたが、濃い内容にあっという間に時間は過ぎ、公開リハーサルは終了となりました。2曲の演奏でしたが、音楽への興味が一層わき起こる有意義なリハーサルとなりました。 公開リハーサルの全編はこちらからご覧いただけます

2022.8.23

世界コスプレサミット2022 ~20th Anniversary~ 前夜祭のレッドカーペットセレモニーを本学が協賛 生演奏でパレードを盛り上げました

世界コスプレサミット2022 ~20th Anniversary~ 前夜祭のレッドカーペットセレモニーを本学が協賛 生演奏でパレードを盛り上げました 2022年8月5日 名古屋芸術大学 presents レッドカーペットセレモニー(ダイジェスト) 2022年8月6日 声優アクティングコース Live performance 2022  今回で開催20回目となる。日本のアニメ・マンガ文化を通して国際文化交流を目的とするこのイベント、2020年はコロナ禍のためにオンライン開催になり、昨年はリアルとオンラインを合わせたハイブリッド開催、そして20回目となる今年、3年ぶりにリアルイベントとして復活しました。本学は、2022年8月5日(金)19:00からの前夜祭に協賛、「名古屋芸術大学 presents レッドカーペットセレモニー」としてイベントに参加しました。レッドカーペットセレモニーでは、BGMをすべて学生等100名以上からなる名古屋芸術大学ウィンドオーケストラ、名古屋芸術大学特別編成合唱団の生演奏と歌唱、また、 鍵盤楽器コース(電子オルガン) 鷹野雅史 教授が演奏し、会場を大いに沸かせました。 世界コスプレサミット2022 ~20th Anniversary~  会場となったオアシス21には、今回がコスプレサミット史上初となるレッドカーペットが敷かれ、イベント主催者・来賓、ゲスト、そして今回来日した各国代表コスプレイヤーがパレードを行いました。本学関係者も来賓として、津田佳紀 副学長の他、学校法人名古屋自由学院 経営本部 濱田誠 経営本部長、岡田卓哉 広報部長、田中聰 地域・社会連携部長がパレードに参加。田中部長は、マーベルヒーローのキャプテン・アメリカ、濱田部長は、いなせな常滑祭常山車の祭り装束でパレードを盛り上げました。中でも傑作は津田教授のスパイダーマン。全身タイツにマスクで、はじめは誰も津田教授とは気が付きませんでした。  ウインドオーケストラと合唱団の指揮は、ウインドアカデミーコース 遠藤宏幸 准教授が担当。指揮者含めオーケストラ全員が僕のヒーローアカデミア 雄英高校体操服のコスチュームで演奏しました。PAが入るオープンスペースの会場でポップス系の楽曲と、普段とは勝手の違う演奏でしたが、伸び伸びと楽しんで演奏していました。楽しさが溢れつつも荘厳な音色で、会場も聴き惚れているようでした。MCたちも思わず「まだ前夜祭なのに、グランドフィナーレを迎えたみたい!」と口にするほどでした。  本学の関係するステージとしては、DAY1の2022年8月5日(土)に、オアシス21のステージで「声優アクティングコース Live performance 2022」が行われました。司会を本学 福満薫 講師が務め、殺陣パフォーマンスグループ「act-A(アクトエース)」、生アフレコの学生、2次元ボーイズユニット「echoo」、アイドルユニット「iCANDY」が登場。ステージで歌と生アフレコを披露し会場を大いに楽しませました。また期間中、ヒサヤオオドオリパーク公式ギャザリングひろばに、オノマトペをモチーフにしたフォトパネルを制作、多くのコスプレイヤーに撮影の背景として活用されました。  田中部長は、ワールドコスプレチャンピオンシップ Stage Division、Video Division、それぞれの名古屋芸術大学賞(音響演出部門)プレゼンターとしても登壇。ポケットモンスターのサトシに扮すなど大活躍、会場を沸かせました。  3日間を通し、世界コスプレサミット2022 ~20th Anniversary~に芸術大学として様々な彩りを添えました。 名古屋芸術大学 presents レッドカーペットセレモニー 声優アクティングコース Live performance 2022 ギャザリングひろば

2022.4.4

「ザ・ベストテンコンサートXII」開催

「ザ・ベストテンコンサートXII」開催  2022年3月27日(日)、本学東キャンパス3号館ホールにて「ザ・ベストテンコンサートXII」が行われました。  「ザ・ベストテンコンサート」とは、名古屋芸術大学が主催する1970年~1980年代の日本の歌謡曲を中心とした構成で、毎回、会場が満席になる名古屋芸術大学の「顔」とも言えるコンサートです。  これまで北名古屋市や一宮市、小牧市、津島市、高山市、セントレア、JR等で開催し、多くの皆様に親しまれています。  懐かしい数々のナンバーが繰り広げる音楽空間は、まるでタイムスリップをしたかのように、観客の皆さんをあの頃にいざないます。 ベストテンコンサートのルーツって?  NUA「ザ・ベストテンコンサート」はどのようにして生まれたのか…??  それをご紹介します。  名古屋芸術大学音楽学部にミュージカルコースが誕生した時に、同コース担当教員の故・森泉先生と古くからお付き合いがあった、三原康博先生が本学の客員教授に着任されていました。  この三原先生は、TBSに在職中、美術部長として勤務され、日本レコード大賞や、あの伝説の歌番組「ザ・ベストテン」を手掛けられていました。  当時の美術セットは、現在の様なLEDビジョンのようなデジタル機材等は無く、全てをアナログ作業で作り上げていくものでした。  その美術セットの原案を三原先生は数多くの曲ごとに作られるわけですが、原案はマケット(模型)を作られ、決定後、具現化するという手法で番組の美術セットを作られていました。  さて、話は名古屋芸術大学でのこと。  その三原先生が長い間大切にお持ちだった大量の美術セットのマケット。これをそのままにしておくのはもったいないということで、横浜の放送ライブラリー様のお力を借り、2009年7月に「日本レコード大賞50周年記念 美術セットに見る1980年代ミュージックシーン展~ザ・ベストテンから日本レコード大賞まで~」を西キャンパス「アート&デザインセンターギャラリー」で開催することになりました。 「日本レコード大賞50周年記念 美術セットに見る1980年代ミュージックシーン展~ザ・ベストテンから日本レコード大賞まで~」マケット(模型)展示  この時、「せっかくの展覧会だから、関連イベントも…」と思い、私が森泉先生に「昭和歌謡を集めて、ベストテンのコンサート出来ませんかね?」と持ちかけたのがそもそものきっかけです。  森泉先生もノリノリで開催に向けてご協力をいただことを忘れません。  初ステージは西キャンパスの学食前。全て生音でボーカルだけPAに通しました。半野外なので音は散り散り、季節柄「蚊」がブンブン飛ぶ中で昭和のヒット曲を昼休みの時間に披露しました。  また、併せてTBSの音楽番組では中心的存在で、ザ・ベストテンやレコード大賞の企画・演出兼プロデューサーとして活躍された故・山田修爾さんをお迎えして、森泉先生と三原先生と3人でのトークショーも開催しました。  話が展覧会の話になってしまいましたが、「NUA ザ・ベストテンコンサート」は、このようなきっかけで生まれ、以後今日まで、懐かしい日本の数々の名曲を歌い続けている人気のコンサートなんです。 エンターテインメントディレクションコース 金子 靖

2022.3.24

舞台芸術領域 開設記念事業「ストラヴィンスキー 兵士の物語」

舞台芸術領域 開設記念事業 「ストラヴィンスキー 兵士の物語」  新型コロナウィルスの予想しなかったパンデミックは、世界中の舞台芸術に大きな影響を及ぼしています。多くの関係者たちが、舞台芸術や、広く文化芸術の意味、意義、目的と直面せざるを得ない事態に陥ったと言えます。そこから生まれた葛藤、目の前の脅威や迫り来る不安との戦いは、まだ続いています。魅惑的な劇場が閉鎖空間であることも、突きつけられました。  しかしこの衝撃は、劇場で行われる舞台芸術と、劇場の外にある社会との接点に、私たち関係者の目を向けさせる強制力も持っていました。オンラインでの配信、さまざまな場所での短時間の上演、非接触のワークショップ、これまでの上演作品のアーカイブ化、リアルとオンラインのハイブリッド上演、上演後のオンライン鑑賞会。なぜ今までやらなかったのか、というくらいに数多のアイディアが次々に実現されていきました。舞台芸術は誰かの力になれるのか、誰かの苦しみや悲しみに寄り添えるのか、迷う誰かに勇気を与えられるのか、そして背中を押すことができるのかを考える機会を与えられたことで、舞台芸術は広がりを見せているのです。  「舞台に立つだけが舞台芸術の全部じゃない、あなたが舞台をつくる」をコンセプトとして、名古屋芸術大学芸術学部に2021年4月に開設した舞台芸術領域。今回、その開設記念公演では、現代の舞台芸術の在り方そのものを反映した作品をラインナップしました。 2022年3月 舞台芸術領域主任 梶田美香 「兵士の物語」  この物語は、2週間のお休みをもらった兵士が、お母さんやフィアンセが待つ故郷の村に帰るところからはじまります。兵士が旅の途中でヴァイオリンを演奏していると、それを聴いた悪魔があらわれます。大切なヴァイオリンと交換に、お金が手に入る本を悪魔からもらった兵士は、大金持ちになりますが、大切なものを失ってしまいます。やがて、彼は故郷を離れて隣の国にたどりつきます。その国のお姫さまの病気を治そうとする兵士の前に、ヴァイオリンを持った悪魔があらわれますが、兵士はヴァイオリンをなんとか取り返します。お姫さまの病気を治した兵士は、お姫さまと結婚します。そして、兵士の故郷に向かった二人の前に、また悪魔があらわれて…。 演出:鳴海康平 振付:浅井信好 舞台美術:石黒諭 照明:島田雄峰 音楽:岡野憲右 舞台監督:礒田有香 パントマイム:奥野衆英 ヴァイオリン:日比浩一 コントラバス:榊原利修 クラリネット:竹内雅一 ファゴット:依田嘉明 トランペット:松山英司 トロンボーン:永井淳一郎 打楽器:稲垣佑馬 声:小菅紘史(第七劇場)・木母千尋(第七劇場)ほか