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2024.8.10

カーデザインコース×朝日電装株式会社、2輪車の新しい操作系デザインを考えるプロジェクト、最終プレゼンテーション

カーデザインコース×朝日電装株式会社、2輪車の新しい操作系デザインを考えるプロジェクト、最終プレゼンテーション  2024年5月から始まったカーデザインコースと朝日電装株式会社様との連携課題「2輪車における新しいインターフェース」を考えるプロジェクトが、2024年8月1日(木)に最終プレゼンテーションを迎えました。5月から2ヶ月あまりという短期間に、アイデア出しからコンセプトを固め、モデリングまでを行う濃密な課題です。最終プレゼンを迎えるにあたり学生たちは直前までモックアップ造りに励んでいたようで、それぞれ作り込まれた作品を手に睡眠不足ながらも充実した面持ちです。  最終プレゼンテーションには、審査員として朝日電装様から代表取締役社長 山田和紀さん、技術部 部長佐野博之さん、技術部 課長 澤木祐介さんにお越しいただき、また、中間プレゼンテーションなど、ここまで講義でお世話になった水野孝義さん、水野直紀さん、三浦誠さんも加わり、6名での審査となります。  プレゼンテーションの持ち時間は、ひとり発表5分+質疑応答8分。モックアップを実際に触ってもらいながらコンセプトを説明します。スクーターやスーパースポーツ、オフロードといった2輪車のカテゴリーを選び、そのバイクに対しての新しい使い方や乗り方を模索し、インターフェースへと落とし込んでいます。  いざプレゼンテーションが始まると言葉に詰まってしまう学生もおり練習不足は否めませんが、話したいことや伝えたい内容がしっかりとあり、どの学生からも熱意の伝わる非常に良いプレゼンなりました。審査員の方々も真剣そのもので、全員が必ず実際にモックのハンドルを握って確かめ、コンセプト通りの操作系になっているのか質疑が飛び交います。実際の商品企画ほどの厳しさではないにせよ緊張感があり、学生にとって非常に良い経験になったのではないかと思います。  学生の発表したコンセプトも非常にユニークなものばかりで、審査員からは「これは考えたことがなかった!」と感心する声や「実際に作ってみたい」との声もあがり、非常に充実した最終プレゼンになりました。  今回は、朝日電装様のヒューマン・マシン・インターフェース(Human Machine Interface)の頭文字HMIにちなみ、ハーモニー賞(Harmony)、モーション賞(Motion)、イノベーション賞(Innovation)の3つの賞をご用意いただきました。ハーモニー賞は、前田瑠唯さんの「女性の手元を彩るユーザーインターフェースの提案」。現状のバイクの操作部分にはボディのような魅力的なデザイン要素が少なく、女性の気分があがるような曲線的な美しさとカラーリングを提案しました。カラーの選択には自分のお気に入りのネイルカラーを使うなど、細かな部分にもこだわりを持った作品です。  モーション賞は田中映旬さんの「まるで音楽を奏でるようなインターフェース」となりました。カフェレーサーを想定し、ギターのフレットをモチーフとした曲線と弦を弾くような独自のインターフェースが評価されました。審査員からは「ヤマハでは音にこだわる製品企画はたくさんあったが、ここまでの操作系はなかった。提案を持っていったら面白い!」と評価をいただきました。  イノベーション賞は野尻心音さんの「ビッグスクーターでの疲れを低減しより快適で楽しいインターフェース」が選ばれました。ドライブモードの切り替えや、ハンドウォーマー、ハンドクーラーといった快適装備など盛り込んだ多機能を使いやすいよう独自のインターフェースに落とし込んだ作品です。「本当にインパクトの強い作品。斬新でまさにイノベーション賞にぴったりです」と評価いただきました。受賞、おめでとうございました。  選考にあたり水野孝義さんからは「本当は全部に賞をあげたいです。選考では、意見が全員分かれ、どれが賞を獲ってもおかしくないレベルでした」と学生の提案を高く評価していただきました。  山田社長からは「本当に楽しい提案を拝見させていただいてありがとうございました。 今日、皆さんに発表していただいたものは、今度は我々が宿題としていただいきアイデアを咀嚼してどうやったら次のステップへ生かしていけるか、しっかりと検討していきたいと思います」と評価の言葉をいただきました。  最終プレゼンを終え、それぞれの作品を前に学生たちの晴れやかな表情が印象的でした。

2024.7.3

デザイン領域 中部文具工業組合「2024 文具デザインプロジェクト」最終審査発表会を開催

デザイン領域 中部文具工業組合「2024 文具デザインプロジェクト」最終審査発表会を開催  デザイン領域と中部文具工業組合加盟の文具メーカーとの連携プロジェクト、「2024 文具デザインプロジェクト」の最終審査発表会が、2024年6月5日(水)、シヤチハタ株式会社 本社会議室にて開催されました。今年の課題は、シヤチハタ株式会社「〇〇な仕事の人/〇〇な趣味がある人に役立つスタンプ・筆記具」、森松産業株式会社は「まもる・保護する+◯◯」の2つ。13名の学生・大学院生がそれぞれに課題に対し、プロダクトを考えて提案しました。  発表会に先立ち、担当する三枝樹成昭 講師、シヤチハタ株式会社 舟橋正剛 代表取締役社長から挨拶がありました。三枝樹講師は「学生さんそれぞれのバイトや体験したこと、また趣味など、そんな自分の経験から発想してデザインを提案して欲しいというものでしたが、難しかったのはないかと思います。自分の創りたいものよりも、それぞれの経験に基づくものが作品となっています」と学生それぞれの経験が生かされた提案であると説明しました。  シヤチハタ株式会社 舟橋正剛 代表取締役社長からは「名古屋芸大さんとのデザインコラボ、毎年、非常に楽しみにしております。今年の課題を読み返してみたら『〇〇な仕事の人/〇〇な趣味がある人に役立つスタンプ・筆記具』って、いわば何でも良いってことで、まとまっていない課題を出してしまって申し訳ありません(笑)。スタンプ系の商品は、BtoBがかなり成熟して行き詰まってきており、BtoCのバリエーションの広がりに期待がかかります。皆さんの感性を生かしたアイデアとデザインを楽しみにしています」とユーモアを交えながらもプロジェクトに期待する言葉をいただきました。  プレゼンテーションは一人10分程度で2案の説明を行います。サンプルやモックアップを作って来た学生もおり、熱のこもったものとなりました。評価については、①ターゲットは明確か、②シナリオは具体的か、③アイデアは魅力的か、④ユーザーが使いやすいデザインか、⑤発表がわかりやすかったか、と5つの項目で採点し最優秀賞1点、メーカー賞が2点が選ばれることになります。  プレゼンテーションは、緊張したしながらもユーモアを交えたものもあり、白熱したものになりました。それぞれ、自分の経験を基にした提案であるため質問にもしっかりと受け答えができ、いずれも非常に説得力のある提案となりました。なかには、審査委員から「今、商品企画で考えている案とそっくりで、どこかで漏れたのではないかと驚きました」との声も聞かれ、実際の商品と同じレベルでの提案であることがわかり、水準の高いものとなりました。提案をブラッシュアップしての商品化も視野に入れていることもあり具体的にお見せできないのが残念ですが、そのためもあってか審査員の質疑も真剣そのものです。トレーディングカードゲームや流行のスイーツを扱う提案などは、現在販売されている商品と世代的な差を感じさせるもので、その点だけでも学生が提案することに意義を感じさせます。  審査の結果、最優秀賞はシヤチハタの課題に対し、大学院 杉浦泰偲さんの「STAN PON」、メーカー賞 シヤチハタ株式会社賞はインダストリアル&セラミックデザインコース 柴田優否さん「テンポン」、メーカー賞 森松産業株式会社賞はカーデザインコース 久保田耀紘さん「メガネックレス」に決定しました。  最優秀賞「STAN PON」は、杉浦さんの建築現場で働いた経験が基になっているもので“墨出し”の作業を効率化し身体への負担を軽減する提案。シヤチハタ賞の「テンポン」も柴田さんがアルバイトで経験したレジの仕事を効率化する提案で、どちらもそれぞれの経験から発想されたものとなりました。森松賞「メガネックレス」は森松産業株式会社のプラスチック素材を上手く活用したおしゃれなメガネケースです。いずれのプレゼンテーションにも説得力があり納得の受賞となりました。  審査を終えて、森松産業株式会社 森直樹 代表取締役社長は「良いデザインのものを使うことで、仕事の効率が良くなったり使って気持ちが良かったり、使う人の気持ちを良い方向へ変えることができます。新しいものを生み出すことは、単に困り事を解決するだけではなく、感動を与えるくらいの大きな力を持っているのだと思います。このプロジェクトにかかわり、毎年、考えさせられますが、つくづくそう思います。今回でたアイデアからもヒントをいただき、実際の商品へと生かしていけるようにしたいと思います。今後も、ぜひご協力いただきますようお願いします。お疲れさまでした」と労いの言葉をいただきました。  シヤチハタ株式会社 佐藤旭 取締役からは「非常にレベルが高いものになったと思います。プレゼンテーションも非常に上手かったです。 ストーリー性があり単なるものだけのプレゼンというよりは、使用シーンを含め非常に説得力のあるプレゼンでとても良かったと思います。先生方がいろいろとご指導いただいた形が年々積み重なり、こういう形になってきてると思います。来年も引き続きよろしくお願いできればと思っております」と締めくくりました。  最後に三枝樹講師からは「ご評価いただいたのは、企業様から学校へ出向いていただきフェイストゥフェイスでお話しでき、プロジェクトの内容を正確に協議することができたおかげだと思います。こうした交流の積み重ねがあり、より確実なコンセプトの提案につながっているのではと感じます。今後とも、両者にとって実りのあるプロジェクトにしていきたいと思います。ありがとうございました」とお礼の言葉があり、最終審査発表会は終了となりました。

2024.7.2

インダストリアル&セラミックデザインコース、フジプレコン株式会社様との連携、工場見学と制作を体験

インダストリアル&セラミックデザインコース、フジプレコン株式会社様との連携、工場見学と制作を体験  インダストリアル&セラミックデザインコースでは、鉄道・道路で利用される側溝や電線などを収容するトラフなど、コンクリート製品を製造する企業、 フジプレコン株式会社様と連携し、コンクリート製品を製造する過程で発生する余剰分をリサイクルした、コンクリート製のプ ロダクト制作を行っています。昨年度は、考案したアイデアをプレゼンテーション、後藤ゼミ考案の「U字溝フォントとU字溝を使った文具」(U字溝をモチーフとしてアルファベットの立体で表札やPOPなどに使用)と、小林由奈さんの「チーズスタンド」(穴に筆記用具や歯ブラシを差し込んで使うチーズ型の置物)の2つを制作することと決まりました。(→記事は)  今年度はその2案を量産化すること、さらに商品バリエーションを増やすため新たな提案を行うことを目指します。2024年6月24日(月)、プロジェクトに参加する学生は豊橋市のフジプレコン豊橋工場を訪れ、コンクリートプラントと型にコンクリートを流し込んで二次製品を作る製造現場を見学させていただきました。 こちら  はじめに、松林克法 代表取締役社長から、フジプレコンの会社概要について説明していただきました。フジプレコンは鉄道製品が主力で線路脇の配線などを収納する側溝、遮断機などの基礎、また雑草対策のコンクリートマットなど、社会インフラにかかわる製品を数多く製造しています。SDGsにも積極的に取り組み、コンクリートを切断する際に発生する粉じんの問題、製造プロセスから炭素を出さない低炭素コンクリートの開発など、2042年のカーボンフリー化を目標に進めているといいます。  続いて、製造部の伊藤知美さんから、コンクリートの材料や成分、特徴などについて説明していただきました。コンクリートはセメントと水に「骨材」(砂利や砂など)を混ぜたもので、骨材がコンクリートの7割を占めているとのこと。骨材の分量と粒の大きさ、また、鉄筋など補強材の有無で強度など性質が変わり、用途に合わせて作り分けているとのことです。  次に、実際に工場を見せていただきました。まずは、コンクリートプラント。保管されている各種骨材がベルトコンベアで運ばれ、セメントと水を加え混ぜ合わせてコンクリートを作ります。計量などコンピュータで管理され、できあがったコンクリートはすぐに二次製品の製造ヤードへ運ばれます。ここで問題になるのが余剰コンクリート。コンクリートプラントの最下部にコンテナが置かれ、そこに余剰分のコンクリートが溜まります。1日に1トンほどの余剰が発生してしまうとのことで、これを活用しようというのがこのプロジェクトの目的です。二次製品の製造現場、また製品置き場では、その数量が印象的です。さまざまな形と大きさのコンクリート製品を製造していることがわかります。いずれも型を用意してそこへ流し込み固めるのですが、膨大な種類が用意されています。型に流し込んだコンクリートは、焼き物のように縮むこともなくそのままの形で凝固することも、よく理解できました。  工場見学の後、今度は実際にサンプル造りを体験しました。製造部 伊藤さんの指導の下、型にコンクリートを流し込みました。フジプレコンが運営するで販売されている、プレコンキューブと盆景プランター “ienami”の型を使います。  はじめに型をバラして丁寧に掃除し、隙間ができないようにしっかりと組み立てます。そこへ離型剤をスプレーして準備完了、コンクリートを流し込みます。流し込んだあと、軽くハンマーで振動を加えると、なかに含まれていた空気が泡として浮かびます。それらを取り除き、固まったら取り出します。固まるまで一昼夜かかるので体験はここまででしたが、固まったら取りだしバリを取り、表面をサンドペーパーで仕上げて完成となります。 PRECONSHOP  学生らは、今後3Dプリンターを使い「U字溝フォント」の原型を作ることになっていますが、伊藤さんがサンプルに作った「チーズスタンド」を見せていただきながら、原型を作るときの注意点を伺いました。チーズスタンドは、原型を基に伊藤さんがシリコンで型を取って作ったもの。穴の部分が難しいとのことで、コンクリートから引き抜くときに抜きやすいようテーパー(先細りになるよう傾斜)を付けて欲しい、外観部分はシリコン型を割って取り出せばよいのでどんな形でも大丈夫、と説明を受けました。これらを反映して、学生らは3DプリンターでU字溝フォントの原型を設計することとなりました。  伊藤さんの「コンクリートに触れてもらい、学生さんたちに素材として親しみを持ってもらえたら」という言葉が印象的でした。今後、もう少し製品種類を増やしたいと松林克法 代表取締役社長からの要望もあり、新しい提案も含めたくさんの課題が見えた実りの多い工場見学となりました。

2024.6.5

テキスタイルデザインコース 有松絞りまつりでオリジナル手ぬぐいを販売、好評を博しました

テキスタイルデザインコース 有松絞りまつりでオリジナル手ぬぐいを販売、好評を博しました  テキスタイルデザインコースは、2024年6月1日(土)、2日(日)の二日間、「有松絞り手ぬぐいブランドプロジェクト」として有松絞りまつりに販売ブースを設け、学生がデザインし染色した手ぬぐいを販売、好評を博しました。  テキスタイルデザインコースでは、2009年から有松絞り産地と産学連携授業を実施、絞りの技法を学び、手ぬぐいをブランドの商品と見立てブランドイメージに合わせてデザインし制作、販売ブースは販売方法、包装やショッパーなども考え、実際に販売するという実践的な課題です。今年度は、「BLUEM」「お結び」「feeL」という3つのブランドを立ち上げました。  「BLUEM」は、青を基調としつつ、花が咲くことを表す“BLOOM”を合わせたスタイリッシュなイメージ、「お結び」は、人・文化・想いを結び付ける和食や日本文化がテーマ、「feeL」は色から感じる感情をテーマにしたカラフルな色合いの商品となっています。手ぬぐいのほか、同じデザインのアクセサリーや巾着袋など、ブランドごとに小物も販売します(→)。  販売ブースは、このプロジェクトで例年お世話になっているSuzusanが手がけるスーベニアブランドの「tetof 1608」の隣のスペースと好立地。また、やはり例年、染色でお世話になる「張正」さんの店舗でも販売させていただきました。また、今年からは張正さんの豆絞り手ぬぐいのB反(染めむらなどちょっとした難点のある二級品)にさらに模様を加えたアップサイクル商品も併せて販売しました(→)。 記事はこちら 記事はこちら  コロナ禍を経て多くの人が訪れる有松絞りまつりですが、今年40回目を数え特別なプログラムもあり、これまでにないほどの人出となりました。土曜日の午前中から、子どもを連れたファミリー層や浴衣のカップルを見かけることが多くなり、また、キッチンカーや屋台村の出店もあり、年に一度のお祭りイベントとして認知されてきたことを感じさせます。これまでは、端切れを求める“絞りファン”といったお客さんが中心でしたが、徐々に変わりつつあるという印象です。  販売ブースでは、開店と同時に調子よく売れていきます。1,800円という手ぬぐいとして他のショップと同等以上の価格設定ですが、足を止め商品を手に取る方がたくさんいらっしゃいました。中には、毎年買いに来るというお客さんもおられ、何枚もお買い上げいただいくこともありました。巾着袋も好評で、午前中に売り切れてしまったものもあるほど人気となりました。  メインの古い町並みから離れた張正さんの店舗には、張正ファンの目の肥えたお客さんがたくさん訪れます。こちらでは、板締めで藍色単色の商品と豆絞りのアップサイクル商品を販売します。学生たちはお客さんに声をかけ自分で染めたことやデザインのモチーフなどを説明、納得して非常に喜ばれていました。こちらでは通常の板締め絞りとは一風異なった学生の個性がよく表れたものが人気となりました 。売れ方を見ていると、お客さんと会話が弾み作品の背景を理解していただいたものがやはりよく売れます。商品の魅力もさることながら、商品の背景にあるストーリーや考え方が売れ行きにかかわるということを実感しました。  絞りまつりでは、テキスタイルデザインコース卒業生もさまざまな場所で出展、活躍しました。絞りの実習でもお世話になる「まり木綿」は、販売店舗を一旦閉め、工房での販売を強化するとのこと。店舗で販売する絞りまつりは今回が最後となり、惜しむようにたくさんのお客さんが訪れていました。  また、昨年に続き、今年も泉奈穂さんのブランド「」が旧山田薬局のA STORE HOUSEにて出店、こちらも人気を博していました。 Samio  2日目の日曜日は生憎の雨となりましたが、学生ブランドの「feeL」は完売、「お結び」「BLUEM」も概ね売り切ることとなりました。自分が作ったものをお客さんの手にとってもらうまでを体験する、プロジェクトを締めくくる有意義なものとなりました。 A STORE HOUSE まり木綿 張正

2024.6.5

カーデザインコース、朝日電装株式会社様と連携、新しい2輪車の操作系デザインを考えるプロジェクト、キックオフ

カーデザインコース、朝日電装株式会社様と連携、新しい2輪車の操作系デザインを考えるプロジェクト、キックオフ  カーデザインコースでは、オートバイや水上バイクなどで使用されるハンドルスイッチを製造する朝日電装株式会社様と連携し、「2輪車における新しいインターフェース」というテーマでプロジェクトを行います。2024年5月23日(木)、プロジェクトキックオフとして、朝日電装から製品開発に携わる水野孝義さん、水野直紀さん、三浦誠さんの3氏をお迎えし、2輪車、3輪車、電動キックボードの実車、操作スイッチのサンプルとして2輪車、4輪バギー、水上バイク、船舶用などをお持ちいただきました。プロジェクトの概要と目的、基本的な2輪車の実情をお話しいただき、電動キックボードの試乗体験も行いました。  プロジェクトには、カーデザインコースの3年生12名が参加。8月1日の最終プレゼンテーションに向け、約2ヶ月の間にアイデア出しからモデリングまでを行うスケジュールです。朝日電装の水野孝義さんは「魅力的なアイデアがあれば共同開発を進めさせていただき、来年のジャパンモビリティショーに出品して世に問いたい!」と意気込みを語り、夢のあるプロジェクトであることを強調しました。  朝日電装株式会社の紹介と、学生の自己紹介から講義が始まりました。お越しいただいた水野直紀さんは電気とメカ混合設計が専門、三浦誠さんは電子スイッチを使いゲームコントローラーを制作する新しいもの好きの技術者です。そして水野孝義さんは長年バイクの設計を行っていた技術者で、多くのバイクを手がけていらっしゃいます。  朝日電装については、ヤマハをはじめ、スズキ、ホンダ、カワサキといったバイクメーカーと深い関わりがあり、2輪車・自動車・特機(農機・建機)・船舶(ボート・水上バイク)等の分野で、操作する人と乗り物のインターフェースを設計、製造、販売しています。会社設立当初からヤマハのオートバイのスイッチを手がけており、1950年代のオートバイのハンドル部分の写真を掲示し、この頃から操作系の基本形態は大きくは変わっていないと説明がありました。但しスロットルに関して、技術的にはワイヤーを使って接続していたメカニカル方式から、センサー技術を活用した(APS:アクセルポジションセンサー)電子スロットル方式へと変わってきており、現在では設計自由度もかなり高くなっているとのことです。  バイクに乗っている、あるいは、乗っていたことのある人という問いかけに、経験のある学生は1名だけでした。そのため、バイクについての基本的な講義から始まりました。まずは2輪車の種類について、縦軸に実用性、横軸に乗り味を置き、実用性が低くスポーティな乗り味のスーパースポーツやカフェレーサー、逆に実用性が高く乗り味がのんびりとしたものがスクーターやビジネスバイクと区分し、アメリカン、ネイキッド、ツアラー、オフロード、スクランブラー、アドベンチャー、ストリートなど、現状のバイクの区分についても紹介し、それぞれの乗り方について運転姿勢を解説しました。  操作することを、五感から受けた感覚を脳で判断し意志や感情に従って操作するという視点で分析し、バイクの操作系インターフェースが過去から変わっていない理由について考察が行われました。さらに、4輪ある自動車との操作の違いを意識し、考えを深めました。また、バイクと同じようにハンドル部分で操作する4輪バギーや水上バイクの操作系を説明し、バイクとの違いについても考えました。4輪バギーは親指でスロットルレバーを操作し、水上バイクは自転車のブレーキのように人差し指・中指でスロットルレバーを操作します。学生らは、用意されたサンプルを手に取り、なぜバイクと異なる操作系なのか、どういった状況で使う乗り物かを考察し、ディスカッションを行いました。  後半では、電動キックボードの試乗を行いました。今回用意いただいた電動キックボードは、親指でスロットルレバーを操作するタイプでした。学生たちは実際に運転して操作系を体感し、乗り物の楽しさと同時に、普段何気なく使っている道具と身体のかかわりを考え直す有意義な試乗会となりました。  再び教室に戻るとディスカッションを再開し、忌憚のない意見交換が行われました。サンプルのスイッチの感触を確かめたり、2輪車に跨がってみてグリップを握ってみたりする中で、それぞれがインターフェースについての考えを深めました。小柄な女性では、現状のバイクの操作系でも扱いづらいことが分かるなど、さまざまな発見もありました。  今回の講義のまとめとして、水野孝義さんから「2輪車のインターフェースをあらためて考え直す」「運転して楽しい、気持ちいい、新しいを提案」「デザインの力で新しいものへと進化させて欲しい」「APSの活用」「良い提案は共同開発としてジャパンモビリティショーに出品して世に広めたい」との言葉があり、プロジェクトキックオフは終了となりました。  次週からはアイデア出しを開始し、定期的に朝日電装様にも参加いただきながら、8月の最終プレゼンテーションまで進めていくことになります。

2024.4.26

デザイン領域 中部文具工業協同組合「2024 文具デザインプロジェクト」キックオフ 説明会を開催、課題を発表

デザイン領域 中部文具工業協同組合「2024 文具デザインプロジェクト」キックオフ 説明会を開催、課題を発表  2024年4月10日(水)、デザイン領域と中部文具工業協同組合加盟の文具メーカーとの産学連携企画「2024 文具デザインプロジェクト」のキックオフミーティングとして、シヤチハタ株式会社様から、商品企画部 滝沢一部長、田中絵里香課長、入江弘士郞さん、森松株式会社様から 森直樹 代表をお招きし、説明会を開催しました。  文具デザインプロジェクトは例年行われているもので、3年次までに習得したデザイン技術や知識を用い、商品や製品の企画、調査、開発、製造、販売までを見据えデザイン提案を行うもの。実際にこれまでの優秀作品が製品化されたこともあり、学生はもちろん企業にとっても非常に大きな意味を持つプロジェクトです。インダストリアル&セラミックデザインコース、カーデザインコース、大学院から13名の学生、院生が参加、シヤチハタ株式会社、森松株式会社、2社それぞれの課題にデザインを提案することとなります。  課題の発表に先立ち、担当する三枝樹成昭 非常勤講師からプロジェクトについての説明がありました。  「シナリオ、コンセプト、詳細デザイン、そして最終デザインと、一連のプロセスと商品化とへの流れ中で、それぞれに企業様からフィードバックを受けながら進めて行きたいと思います。ユーザーシナリオを考えて、誰がどのようなシチュエーションでどう使うのか、そういったことをきっちり説明ができるような商品提案をしていただきたいと思います」と説明しました。  続いて、森松株式会社 森社長から、課題の発表と会社の紹介がありました。課題は「まもる・保護する+◯◯」。森松株式会社は、塩化ビニールシートを使ったデスクマットやコロナ対策のパーティションなど樹脂製品の製造を行う会社。ファイルケースやカバーなど収納や保護に使うオリジナル商品もありますが、そこになにかプラスアルファの機能を提案して欲しい、と説明しました。  シヤチハタ株式会社からは、商品企画部 滝沢部長から会社の概要、入江さんから課題の説明、田中さんから過去の優秀作品の紹介がありました。課題は「〇〇な仕事の人/〇〇な趣味がある人に役立つスタンプ・筆記具」。学生らに、アルバイト先での困りごと、趣味で何かしているときにあったら便利なものなど、ユーザーとして自分のことを想像してみて、アイデアにつなげて欲しいと説明しました。  課題の説明のあと今度は学生が、アルバイトや今はまっている趣味についてなど自校紹介を行いました。打ち解けてきたところで、シヤチハタ 入江さん、田中さん、森松 森社長が自社のサンプルを手に各テーブルを回り、学生からの質問に答えたり、アイデアについて談笑しました。その場から学生はアイデアスケッチを始め、プロジェクトが本格的にスタートとなりました。  今後、両企業のご担当の方には、隔週で学校にお越しいただき学生からの相談や進捗を確認、6月5日に最終プレゼンテーションとなります。2ヶ月間という短いスケジュールですが、今年はどんなアイデアが提案されるか、期待が高まります。

2024.4.17

テキスタイルデザインコース、有松・鳴海絞り「張正」とのコラボ商品 デザインを決定

テキスタイルデザインコース、有松・鳴海絞り「張正」とのコラボ商品 デザインを決定  テキスタイルデザインコースでは、有松・鳴海絞りの張正さんとコラボレーションし、伝統の「豆絞り」を使った作品を制作「有松絞りまつり」にて販売を行います。張正さんの豆絞りB反(染めむらなどちょっとした難点のある二級品)を使い、学生が板締め絞りで模様を加えアップサイクル商品とします。有志6名の学生が有松にてサンプル品を制作しましたが、その中から商品化するデザインを選定しました。制作されたサンプルはひとり10種類。2024年4月9日(火)、60種類の手ぬぐいサンプルを持ち寄り、テキスタイル工房に集まりました。  有志の学生は、清水咲和さん、鈴木心彩紀さん、中島成美さん、深草穂華さん、水谷茉優さん、山本舞瑠さんの6名(中島さんはこの日お休み)。それぞれ制作した10のサンプルを壁に貼り、デザインを検討しました。サンプルの制作は張正さんにて行い、豆絞りと同じ色合いになるように同じ染料の濃淡2種類を使って制作したもの。色味が合っているだけありベースの豆絞りとよく合い、どれも素晴らしい出来映えです。どれも商品として十分魅力的に思えますが、そこからまずひとり2点を選出します。デザインのユニークさはもちろん、ほかとの兼ね合い、商品化するための再現性などを考慮した上で、学生それぞれのお気に入りや思い入れを聞き選択していきます。  都合12枚を選び、さらにここから半分の6枚に絞り込み商品とします。12枚を並べて壁に貼り、検討を重ねます。「張正さんの伝統の雪花絞りも入れたいし……」「これとこれはデザインが似てるからどっちかで」「男性にアピールできるのも欲しいし……」と、それぞれに意見を出しながらじっくり選びます。バルク生産(アパレル業界ではサンプルではなく本生産の意)すること、学生が卒業してしまっても後輩が指示書から再現できることも念頭に選びます。最終的は、商品としてのバリエーション、安定して作ることできることを重視しつつ、それぞれの個性や思い入れのあるものが選ばれました。  プロジェクトの感想を聞くと「家族にサンプルを見せたんですけど、これが一番かわいいっておばあちゃんが言ってくれたデザインが選ばれました」(清水)、「いままでの授業では、板締めじゃないものばかり染めていたんですよ。バルク染色では、ちゃんと柄が出るかドキドキです。一番好きな柄が選ばれてうれしいです」(深草)、「これまで花柄とか作ることが多かったので、ちょっと違うものが選ばれびっくりしてます。評判良くてうれしいです」(山本)、「張正さんで豆絞りのお話を聞いて、かわいいだけじゃなく長い歴史があるんだなとわかりました。自分の柄を加えることで、豆絞りの印象が崩れないようにデザインを考えました」(鈴木)、「畳み方とかいろいろ考えました。選んでもらったデザインも、もっと自分でアレンジして新しいものができないかと考えてます。とても良い経験になりました」(水谷)と選考にも出来映えにも充実した感想が聞かれました。また、なにより学生たちが楽しみながら制作したことが伝わってきました。  この後、2024年4月末に商品を制作、2024年6月1日、2日の有松絞りまつりでの販売となります。恒例のテキスタイルデザインコース 有松絞り手ぬぐいブランドプロジェクトと併せ、ぜひ有松絞りまつりへお運び下さい。

2024.4.8

テキスタイルデザインコース、有松・鳴海絞り「張正」とコラボレーション、豆絞りB反をアップサイクルし商品化へ

テキスタイルデザインコース、有松・鳴海絞り「張正」とコラボレーション、豆絞りB反をアップサイクルし商品化へ  テキスタイルデザインコースでは、有松・鳴海絞りの張正さんとコラボレーションし、伝統の「豆絞り」を使った作品を制作し例年出店している「有松絞りまつり」にて販売を行います。加えて、レギュラー商品として通年販売できるよう商品化を目指しています。  張正さんの豆絞りは、江戸時代から続くドット模様の伝統的な絵柄。生産の過程で出たB反(染めむらなどちょっとした難点のある二級品)を活用し、豆絞りの柄と重ねるように染めを加えて作品を作ります。2021年に開催された「KOUGEI EXPO IN AICHI」でも同様の作品を制作、好評を博しました。今回は、その第2弾ともいうべきプロジェクト。前回は、豆絞りにシルクスクリーンプリントを加えた作品を制作しましたが、今回は板締め絞り(布を2枚の板の間に挟み強く締め、染料の浸透を防いで模様を染め出す染色法)で幾何学模様を加えるという贅沢さ。テキスタイルデザインコース3年生6名の学生が参加しました。  2024年4月2日(火)、学生らはあらかじめB反の手ぬぐいをすぐ染色できるよう折りたたんだ状態まで準備し、有松駅近くの張正さん店舗に集まりました。定番の正三角形をはじめ、四角形、布がはみだすようにたたんだもの、割り箸で挟んだものなど、さまざまなバリエーションのものを一人10通り、制作してきています。それぞれが10種類のサンプルを制作し、その中からひとつを選び6名で6種類の商品を作ることになります。  染色する前に、店舗で張正の鵜飼小百合さんから、豆絞りの歴史についてお話を伺いました。  張正さんの豆絞りは、江戸時代から続く伝統的な絵柄ですが、第二次世界大戦によって手作りの制作方法が失われた後に、張正さんの先代、先々代が研究を重ね復活させたもの。江戸時代の浮世絵を参考に再現する方法を研究、たまたま知多の海水浴場に行った先々代が、豆絞りの手ぬぐいを持っている人を見つけ、初めて豆絞りの実物を手に取ることができ、試行錯誤の末に実現したとのこと。量産することも見据えての再現だったこともあり、じつに5年もの歳月がかかったといいます。  現在でも豆絞りは、布の変化もあり、決して歩留まりが良いわけではなく、たくさんのB反が出てしまうとのことです。日本で唯一絞りで再現しているということ、また、納得できるクオリティでなければ商品としない職人としての誇りを、あらためて感じさせます。  お話のあと、張正さんの染色工場へ移動し、染めの作業を行いました。鵜飼敬一さんの指導のもと、浸染(布を染料溶液に浸して染める方法)で染めていきます。今回の制作は商品化を目指すということで、学生それぞれが布のたたみ方とどの部分にどれくらい色を入れたか、制作のレシピを克明に記録、制作する人が変わっても同じような柄を作ることができるようにしていきます。  3年生の学生は、これまでに何度も手ぬぐいの制作を経験しており、作業自体は慣れたもの。スムーズにそれぞれが10種類の柄を染め上げました。できあがったサンプルは、いずれのサンプルも豆絞りの柄とマッチしどれも魅力的。商品化するものを選ぶのがうれしい悩みになりそうな素晴らしい出来映えで、商品化への期待も高まります。  学生からは「豆絞りの柄をどう活かせばいいか、丸みにあわせようかとか、いろいろデザインを考えました。絞りをベースに考えることが貴重な経験になりました」「これまで白地に染めたことしかないので、出来上がりを見て印象が想像と違い、面白いなと思いました」「絞りの歴史を聞いて、学ぶことが多かったです」「自分が考えていたことに作業するとき少しアレンジを加えて楽しんで制作できました」「豆絞りの歴史を知ったこと良かったです。柄を重ねることで印象が変わって面白いと感じました」との声が聞かれ、絞りの技術と歴史の面白さをあらためて感じた様子でした。  今後は、サンプルを持ち帰り商品化するデザインを選び、4月末に商品を制作、2024年6月1日、2日の有松絞りまつりでの販売となります。恒例のテキスタイルデザインコース 有松絞り手ぬぐいブランドプロジェクトと併せ、ぜひ有松絞りまつりへお運び下さい。

2024.3.22

インダストリアル&セラミックデザインコース、フジプレコン株式会社様と連携、コンクリートを使ったプロダクトを提案

インダストリアル&セラミックデザインコース、フジプレコン株式会社様と連携、コンクリートを使ったプロダクトを提案  インダストリアル&セラミックデザインコースでは、鉄道・道路で利用される側溝や電線などを収容するトラフなど、コンクリート製品を製造する企業 フジプレコン株式会社様と連携し、コンクリート製品を製造する過程で発生する余剰分をリサイクルした、コンクリート製のプロダクトを考案しました。12月にアイデア出しを行い、中間プレゼンテーションを経て、2024年3月5日(火)フジプレコンの皆さまをお招きし、最終プレゼンテーションを行いました。コンクリートの質感や重量、自由な形に造形できるといった特性を考慮し10名の学生が12のアイデアを提示、3Dプリンターを使って制作したモデルとともに説明しました。学生らしいユニークなアイデアあふれる楽しいプレゼンテーションとなりました。  学生ひとりひとりが、モデルを手渡しコンセプトを説明、5分程度の簡単なプレゼンテーションを行いました。提案は、デスク周りで使える文房具やティッシュボックスなどのグッズ、コンクリートの重さを生かしたブックエンドやドアストッパー、手触りや質感に着目したマスコット、屋外で使えることを利用した鉢植えなど、さまざまなアイデアが出されました。フジプレコンの製品であるU字溝をモチーフにした作品や、犬やキャラクターなどをモチーフにした可愛らしい作品には、発想に感心する声も聞かれました。中間プレゼンからのアップデートに加え、実寸のモデルを目にするとコンクリートで制作することを考えている様子で、手応えを感じます。  プレゼンテーションを終え、フジプレコン株式会社様の選考により、最優秀賞に後藤ゼミで考案した「U字溝フォントとU字溝を使った文具」が選ばれ、代表者として山本遙奈さんが賞状を受け取りました。優秀賞にはコンクリートの重さと形を利用した小林由奈さん「チーズスタンド」が選ばれました。最優秀賞の「U字溝フォント」はU字溝をモチーフとしてアルファベットの立体を作り、表札にするなどさまざまに活用できるようにするアイデア。小林由奈さんの「チーズスタンド」はチーズの形をした置物で、穴に筆記用具や歯ブラシを差し込んで使います。「コンクリートの重さを生かしつつ、可愛くて身近に感じられるものを考えました」と説明しました。  講評として松林克法 代表取締役社長から「若々しい皆さんのアイデア、とても楽しく拝見しました。弊社だけではデザインの発想に頭打ちで、どう進めていけばいいものかと思っていました。もっと早く相談すれば良かったと感じています。今日のプレゼンテーションを見て、また新しいことに挑戦できるなと思いました。優秀賞の2つは、さらに研究を進めていきたいと思います」と今後の商品化が期待できるコメントをいただきました。  担当のデザイン領域 後藤規文教授は、「ただ単に飾るだけでなく、実用もできノベルティとして価値の高められるものができれば面白いと考えています」とコメント。松林代表取締役社長からは、ぜひ、一度、会社を見に来て下さいとの言葉がありました。サンプルとしてモデルと3Dデータをお渡しし、継続してプロダクト化を目指すことになりました。 最優秀賞 U字溝フォントとU字溝を使った文具 (代表者)山本遙奈さん 優秀賞 チーズスタンド 小林由奈さん