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2024.4.3

ミュージックエンターテインメント・ディレクションコース「ザ・ベストテンコンサートXIV」

ミュージックエンターテインメント・ディレクションコース「ザ・ベストテンコンサートXIV」 ※本映像はゲネプロ時のものとなります。  2024年3月3日(日)、東キャンパス3号館ホールにて、ミュージックエンターテインメント・ディレクションコースが主催するイベント「ザ・ベストテンコンサートXIV」を開催しました。  「ザ・ベストテンコンサート」とは、1970年~1980年代の日本の歌謡曲を中心とした構成で、毎回、会場が満席になる名古屋芸術大学の「顔」とも言えるコンサートです。 Phot Gallery キャスト 奥山紗菜 藤井郁 多和田萌優 矢澤礼 若菜未沙 山下りさ 山城步希 吉野伊吹 立石そら 清水梨衣 古川紗衣 竹内彩乃 黑﨑琉紀 森海将 玉北海斗 五十嵐麻花 大溝月乃 宮嶋紗生 井上睦貴 演奏 NUA ザ・ベストテンバンド スタッフ 音楽 荒川’B’琢哉 演出・振付 樋渡千紗 振付 Ï∞n Seiya 歌唱指導 塚本伸彦 音響指導 岡野憲右 照明指導 古川博 制作指導 金子靖 音響・照明 ミュージックエンターテインメントディレクションコース ミュージックエンターテインメントディレクションコースプロデュースチーム 山下由奈 恒川明日賀 小島夕奈 中永怜穏 阿閉陽美希 中原美玖 粟村葉平 永坂奈津美 伊藤愛梨 西山日菜 加藤友香 吉村真星 坂田鉄馬 鷲尾采音 都築香瑛

2024.3.26

OSRIN氏による映像制作特別講義「GAME CHANGE」講評会を開催

OSRIN氏による映像制作特別講義「GAME CHANGE」講評会を開催  今年度、デザイン領域では特別客員教授に映像作家・アートディレクターのOSRIN氏を迎え、「GAME CHANGE」と題して全4回の特別講義を実施しました。OSRIN氏は、King GnuのMV「白日」をはじめ、米津玄師、Mr.ChildrenのMV、数々のCMを手がけるクリエイター。そのOSRIN氏から、直接、学ぶことのできる貴重な機会であり、コースを超えて映像制作に関心のある学生が講義に参加しました。  4回の講義は、オンラインを中心に行われました。1回目の講義は2023年7月、この講義の主旨と制作する映像についての説明がありました。まず、タイトルは「GAME CHANGE」とし、自身も創作することと他者と協働することで変わってきたと説明し、この講義での体験が人生を変えるきっかけになればといいます。加えて、制作する映像について要件を説明しました。1つ目は「見たことのないもの」。見たことないものは、誰が見たいものなのか、見いたことないものは見たいものでなければいけないこと、と考えに含みを持たせます。2つ目は「グループを作って制作すること」。どうしても個人でやりたいという希望があればそれでもいいとするものの、基本的にはグループで協働することを望み、また学年も入り交じったグループであって欲しいと説明します。実際に社会で働くときは年齢やキャリアに関係なく、多くの人とかかわりながら仕事を進めます。同じように異なった学年でグループを組むよう指示がありました。3つ目は「企画書を制作すること」。すべての作品は企画書からはじまり、企画書によって予算が決まります。企画書は人を説得するものであり思考のプロセスでもあるといい、企画書なしで良い仕事はできないと説明。企画書作りを課題としました。1回目の講義では、このあとOSRIN氏が書いた企画書を公開し、企画書の要点を説明しました。また、映像を専攻していない学生のために映像フォーマットについて説明し、最終的に2分以下の映像を制作するよう課題が出されました。  2回目、3回目の講義は、学生からの企画書に対して添削するような形で行われました。感想とともに企画書の面白い部分を膨らませるようアイデアが書き込まれ、ブラッシュアップされていきました。企画書は、コンセプトとどのようなものを作りたいのかを説明する必要があります。また、制作する作品のイメージを伝えるムードボードも重要です。「企画書は自分のやりたいことを伝え、人を口説かなければいけないもの」とし、伝え方は千差万別、良い方法は企画によっても、また、人によっても異なるものと説明し、よく考えて作って欲しいと企画書の重要さを唱えました。たしかにOSRIN氏の企画書はユニークで、決まったフォーマットがなく、それぞれに見た目も構成も異なります。また、企画書自体に創作的な部分が盛り込まれていることも特徴的です。「自分が面白いと思うこと」をしっかり書いて欲しいと学生に伝えました。  そして、いよいよ最終の講義を2024年3月1日、OSRIN氏をお招きしB棟大講義室にて制作された映像をスクリーンで映写し、講評会を行いました。制作された映像は5本、Aチームは明坂悠叶さんの企画を基にしたアニメーション「寝つきが悪い」、Bチームは平松篤音さんの企画で「時間屋」、和田夏希さんの個人作、歪み興行の巡業ツアーを追った「どうしたいのかどうするのか全部自分」、Cチームは鈴木美砂さんの企画「ただ、漂う、ヒト」、Dは二人チーム、須賀さんと梛野さんの企画で「airy」。それぞれに作品を楽しみながらの講評会となりました。  OSRIN氏は作品の出来映えを讃え、面白い点をコメントしていきます。同時に、使ったほうが良いツールや制作上注意すべき点などのアドバイスも加えます。講評で印象的だったのは、共同作業による軋轢の指摘すること。共同で制作する限り100%自分の思い通りにはできません。気に入らない部分を指摘し合い、しっかりとディスカッションすることが実際の仕事では不可欠です。そうして作品が良くなるわけですが、チームに遠慮があると自分の考えを伝えることはできず譲ってしまいます。そうした不満な点を残したままでは、納得できる作品は生まれません。そうした対立を説明し、そのことを実体験することがこの講座の目的のひとつでもあり、そのことを糧にしていって欲しいと伝えました。  総評として「どの作品もとても面白かったです。単位を取るのに必死だった自分の学生生活とくらべると、自由参加で手間のかかる映像の制作をするだけでも本当に凄いと思います。自分で活動する、こうしたことが自分にはありませんでしたが、社会に出てからとても大切なことだと気付きました。それをぜひ学生時代に体験して欲しかったです。楽しいことを仕事にする、これは難しいことに思えますが、楽しいと感じることができればとてもシンプルなことです。自分の道を信じて、ぜひ挑戦して欲しいと思います」と学生たちを応援し、講義は終了となりました。

2024.3.23

第51回 卒業制作展・大学院 修了制作展

第51回 名古屋芸術大学 卒業制作展 名古屋芸術大学大学院 修了制作展 更新情報 2024.3.6 【EVENT】名芸卒業生トークイベント「私の出発点~そういえば、原点(ルーツ)は、名芸だよね」 2024.3.5 【EVENT】名古屋芸術大学ローターアクトクラブが企画 第2回チャリティーオークションを開催 2024.3.5 【EVENT】名古屋芸術大学卒業・修了制作展期間中の週末限定「ウィークエンドコンサート」開催 2024.2.29 【EVENT】第51回 名古屋芸術大学卒業制作展優秀賞、第27回ブライトン大学賞 授与式 2024.2.28 A棟・B棟・F棟・L棟・屋外の展示情報を更新しました 2024.2.27 U棟の展示情報を更新しました 2024.2.26 X棟の展示情報を更新しました 2024.2.25 G棟の展示情報を更新しました 2024.2.24 Z棟の展示情報を更新しました 2024.2.21 H棟の展示情報を更新しました 2024.2.20 K棟の展示情報を更新しました ページ内検索 コースから検索 展示場所から検索 名芸卒業生トークイベント「私の出発点~そういえば、原点(ルーツ)は、名芸だよね」 名古屋芸術大学ローターアクトクラブが企画 第2回チャリティーオークションを開催 名古屋芸術大学卒業・修了制作展期間中の週末限定「ウィークエンドコンサート」開催 第51回 名古屋芸術大学卒業制作展優秀賞、第27回ブライトン大学賞 授与式 第48回 | 第49回 | 第50回 卒展

2024.3.22

インダストリアル&セラミックデザインコース、フジプレコン株式会社様と連携、コンクリートを使ったプロダクトを提案

インダストリアル&セラミックデザインコース、フジプレコン株式会社様と連携、コンクリートを使ったプロダクトを提案  インダストリアル&セラミックデザインコースでは、鉄道・道路で利用される側溝や電線などを収容するトラフなど、コンクリート製品を製造する企業 フジプレコン株式会社様と連携し、コンクリート製品を製造する過程で発生する余剰分をリサイクルした、コンクリート製のプロダクトを考案しました。12月にアイデア出しを行い、中間プレゼンテーションを経て、2024年3月5日(火)フジプレコンの皆さまをお招きし、最終プレゼンテーションを行いました。コンクリートの質感や重量、自由な形に造形できるといった特性を考慮し10名の学生が12のアイデアを提示、3Dプリンターを使って制作したモデルとともに説明しました。学生らしいユニークなアイデアあふれる楽しいプレゼンテーションとなりました。  学生ひとりひとりが、モデルを手渡しコンセプトを説明、5分程度の簡単なプレゼンテーションを行いました。提案は、デスク周りで使える文房具やティッシュボックスなどのグッズ、コンクリートの重さを生かしたブックエンドやドアストッパー、手触りや質感に着目したマスコット、屋外で使えることを利用した鉢植えなど、さまざまなアイデアが出されました。フジプレコンの製品であるU字溝をモチーフにした作品や、犬やキャラクターなどをモチーフにした可愛らしい作品には、発想に感心する声も聞かれました。中間プレゼンからのアップデートに加え、実寸のモデルを目にするとコンクリートで制作することを考えている様子で、手応えを感じます。  プレゼンテーションを終え、フジプレコン株式会社様の選考により、最優秀賞に後藤ゼミで考案した「U字溝フォントとU字溝を使った文具」が選ばれ、代表者として山本遙奈さんが賞状を受け取りました。優秀賞にはコンクリートの重さと形を利用した小林由奈さん「チーズスタンド」が選ばれました。最優秀賞の「U字溝フォント」はU字溝をモチーフとしてアルファベットの立体を作り、表札にするなどさまざまに活用できるようにするアイデア。小林由奈さんの「チーズスタンド」はチーズの形をした置物で、穴に筆記用具や歯ブラシを差し込んで使います。「コンクリートの重さを生かしつつ、可愛くて身近に感じられるものを考えました」と説明しました。  講評として松林克法 代表取締役社長から「若々しい皆さんのアイデア、とても楽しく拝見しました。弊社だけではデザインの発想に頭打ちで、どう進めていけばいいものかと思っていました。もっと早く相談すれば良かったと感じています。今日のプレゼンテーションを見て、また新しいことに挑戦できるなと思いました。優秀賞の2つは、さらに研究を進めていきたいと思います」と今後の商品化が期待できるコメントをいただきました。  担当のデザイン領域 後藤規文教授は、「ただ単に飾るだけでなく、実用もできノベルティとして価値の高められるものができれば面白いと考えています」とコメント。松林代表取締役社長からは、ぜひ、一度、会社を見に来て下さいとの言葉がありました。サンプルとしてモデルと3Dデータをお渡しし、継続してプロダクト化を目指すことになりました。 最優秀賞 U字溝フォントとU字溝を使った文具 (代表者)山本遙奈さん 優秀賞 チーズスタンド 小林由奈さん

2024.3.13

名古屋芸術大学 第46回オペラ公演「ヘンゼルとグレーテル」

名古屋芸術大学 第46回オペラ公演「ヘンゼルとグレーテル」 ※本映像は2月24日公演チームのゲネプロ時のものとなります。 Photo Gallery 24日公演 25日公演 STORY ヘンゼルとグレーテルはほうき職人の父と母と一緒に慎ましく暮らしていた。 両親が仕事で留守にしている家の中、ほうき作りや編み物の手伝いに飽きて歌い踊る2人。その姿を帰ってきた母親に見られ、喧嘩の拍子にミルクの入ったツボを割ってしまう。 カンカンに怒った母親がイチゴを摘みに行かせたのは、魔女がいると言われる森だった。 2024年2月24日(土)・25日(日) 名古屋芸術大学 東キャンパス3号館ホールにて開催 CAST 24日公演 25日公演 ヘンゼル 齋藤咲弥 八木萌花 濱口紗雪 グレーテル 伊藤瑠璃 佐藤奈那江 父 伊藤優里 中西和音 母 伊藤ゆり子 杉本和花 眠りの精 加藤ふみ 鈴木沙季 露の精 清水麻未 成瀨瑠南 魔女 安野風斗 久米愛香 アンサンブル 岩見怜 大瀧桃太郎 鬼塚日奈 神谷優佳 舘内由衣 長濱優 林新菜  山本菜南子 渡邉美音 Julia Stockerd 天使たち ダンスパフォーマンスコース ミュージカルコース ピアニスト 秀平雄二(教員) 浅野佑佳 (契約助手) 音楽監督 馬場浩子(教員) 演出 鳴海康平(教員) 振付協力 柘植万梨恵(教員) STAFF 小林さくら 佐野詩月 清水彩伽 白藤花 高木裕果 田畑創路 馬場柚奈 藤井若菜 松原杏 宮原歩夢 坂田 鉄馬 高瀨礼乃 都築香瑛 恒川明日賀 中島鈴苗 永坂奈津美 西山日菜 本田有花 天野唯菜 井口万里菜 磯村誠良 伊藤未優 井上果南 鵜飼日菜詩 小野さくら 加藤望愛 河田暖花 北川実咲 倉橋璃々子 中野花歩 秦英里 星野円花 山口琴 竹内里織 【エンターテインメントディレクションコース】 梶田裕子 【声楽コース】 照明 二川幸生 音響 岡野憲右 制作 金子靖 【エンタメ指導教員】

2024.3.6

名芸卒業生トークイベント「私の出発点~そういえば、原点(ルーツ)は、名芸だよね」

名芸卒業生トークイベント「私の出発点~そういえば、原点(ルーツ)は、名芸だよね」  2023年度卒業制作展記念講演として、2024年2月23日(金)に、本学卒業生の田中里奈さん(アーティスト、2012年 洋画2コース卒業、非常勤講師)、伊集院一徹さん(南伊豆新聞・南伊豆くらし図鑑 編集長/イラストレーター 2011年 ライフスタイルブロックデザインマネージメントコース卒業 )、佐藤ねじさん(プランナー/アートディレクター 2004年 デザイン造形実験コース卒業)の三氏による、「名芸卒業生トークイベント 私の出発点~そういえば原点(ルーツ)は、名芸だよね」を行いました。  ファシリテーターをスペースデザインコース 駒井貞治教授、コミュニケーションアートコース 松岡徹教授、現代アートコース 吉田有里准教授が務め、ユーモアを交えつつ和やかな雰囲気のトークショーとなりました。はじめに、現在どんなことをやっているかそれぞれのプロフィールの紹介、その後、4つの質問に答える形で進められました。  田中里奈さんは、これまでに制作した作品を紹介しながら作品のモチーフとなっているお寺など作品の背景となっている考え方、記憶に頼って制作していること、遠近法や配色など複数の表現技法を混在させている現在の創作について紹介してしていただきました。  伊集院一徹さんは、学生時代に芸祭実行委員長を務めたことから話を始め、就職したものの仕事内容と自分のズレを感じつつ、南伊豆で地方創生事業に関わり移住、起業して編集者、イラストレーターとして地域メディアを立ち上げたことを説明。コロナ禍で仕事がなくなったときにそれまでの経験を漫画にするなど、さまざまな働き方をしているといいます。  佐藤ねじさんからは、プランナーとしてやってきた仕事として、一晩かかって人狼ゲームをするホテルの宿泊プラン、子供服の企業と協力して親が助かる子供服の「アルトタスカル」、赤ちゃんが一緒にいないと遊べないゲームなど、自由でユニークな発想から生まれている数々の仕事を紹介していただきました。  自己紹介のあと、Q1.大学ではどんな学生だった? Q2.就職とか、将来どうなりたいと思っていた? Q3.卒業制作の思い出は? Q4.学生へのメッセージ、の4つの問いに答える形でトークは進められました。  田中里奈さんからは「学生時代、絵で悩んでいると吉本作次先生が、直接話すのではなく、刺激になりそうな画集をアトリエの隅に積んで置いてくれるんです。私がいないうちに、小人が出てきてやってくれたみたいに積んで置いてくれて、自分の作品に取り入れていったというのが、すごく印象に残っています」。  伊集院一徹さんは「ライフスタイルの萩原先生はとても怖かった(笑)。課題なんかも、できてるのか? ハイ!できてます、と答えてその日に徹夜したりだとか。そういうやりとりを重ねた学生時代でしたね」。  佐藤ねじさんは「僕は、今でいう先端メディアかな、プログラミングとか映像をやっていました、津田先生ですね。劇団と二足の草鞋だったんで、課題ばっかりでもなくそれほど怒られることもなく、メディアデザインは良いコースでしたよ(笑)」と笑わせました。  会場には、洋画コースの吉本作次教授、 ライフスタイルデザインコース 萩原周教授、先端メディア表現コース 津田佳紀教授の姿があり、「おかしいな……(笑)」(萩原教授)といった声が漏れる一幕もありましたが、それぞれの恩師との温かな交流も会場を和ませました。  「学生時代から作家になるつもりでいたので就職活動しなかった」(田中里奈さん)、「本当にわからないという感じ。5年前でも、自分がゲストハウスをやっているとか、まったく思ってなかった」(伊集院一徹さん)、「宣伝会議の本を開いて、ここに載っている会社なら大丈夫みたいな感じで入って、ぜんぜん面白くなくて。学生時代に面白かったことでぴったりの職業ってなかなかない。自分も20代は迂回した感じです」(佐藤ねじさん)と人それぞれに惑いながらも、自分の学んできた基本に立ち返るようにして今につながっているといえます。  学生時代にやっておいたほうが良いことについては「ブライトンに留学して、海外の美術館を見てきたことは本当によい経験」(田中里奈さん)、「気になることがあったら行く、そこで一次情報、リアルな情報をとることですね。そこで出会う人、どこで繋がるかわからない」(伊集院一徹さん)、「定年が60歳だとすると40年あるじゃないですか、40年後のこと考えると正解なんか絶対にわからない、正直AIとかでめちゃくちゃ変わる。何が武器になるかわからない。でも人間であることは変わらないので、基本的なことが大事では」(佐藤ねじさん)と、誰もが経験したことや人との出会いを大切にしているといいます。  駒井教授は「名芸のポテンシャルをあらためて感じました。皆の情熱みたいなものもすごく感じます。先輩後輩のつながりなどさらに強くしていくことも、今後も大事にしていって欲しいと思います」と締めくくりました。

2024.3.5

名古屋芸術大学ローターアクトクラブが企画 第2回チャリティーオークションを開催

名古屋芸術大学ローターアクトクラブが企画 第2回チャリティーオークションを開催  初開催となった去年度に引き続き、卒業・修了制作展期間中の2024年2月24日(土)、名古屋芸術大学ローターアクトクラブ主催による「名古屋芸術大学 第2回チャリティーオークション」を開催しました。  名古屋芸術大学ローターアクトクラブは、地域社会で活動する人や団体とコラボレーションし共にボランティア活動を行うサークル。これまでにもNPO法人や他のローターアクトクラブと協業を行うなど、例年、さまざまな活動を行ってきました。  このチャリティーオークションでは、売上の一部をポリオ根絶を支援するロータリー財団に寄付しエンドポリオの活動を知ってもらうこと、そして、学生作品を販売することで作品と社会のつながりや作品の市場価値を知ることを目的として企画されました。  オークション開催の前に、チャリティオークション実行委員長の菅谷心寧さんからは「今回のオークションでは、昨年度とは違ってクラウドファンディングが始まり、たくさんの方々にご支援をいただきまして開催することができました。作品が落札されることで、学生への金銭的な支援や制作意欲の向上、自信につながればいいなと思います。これまでローターアクトクラブのメンバーみんなで頑張ってきました。本日もめちゃくちゃ頑張るので、楽しんでいってもらえると嬉しいです。」とあいさつがありました。  オークションの司会進行は、声優アクティングコース1年 森海将さんと2年 豊田結衣さんが務め、会場を盛り上げます。絵画や陶芸などの立体作品、さらには“出張演奏”、サプライズとして現在様々なメディアで活躍する卒業生によるイラストが出品され、ときには激しい競り合いとなり会場は大いに沸きました。  寄付金につきましては、公益財団法人ロータリー日本財団を通じ、ポリオ根絶の支援金として寄付をさせていただきます。

2024.2.29

第51回 名古屋芸術大学卒業制作展優秀賞、第27回ブライトン大学賞 授与式

第51回 名古屋芸術大学卒業制作展優秀賞、第27回ブライトン大学賞 授与式  2024年2月22日(木)、西キャンパスB棟大講義室にて、第51回名古屋芸術大学卒業制作展優秀賞、企業賞、第27回ブライトン大学賞の発表と授与式を行いました。 受賞者の皆さん、ノミネートを受けた皆さん、今日はおめでとうございます。 コロナ禍という、決して良くない状況の中で学園生活を送られた、その中で研鑽されてこれだけのものを作ることができた、今後を考えたとき特殊であり大変苦労もあったと思いますが、非常に良い経験になったのではないかと思います。 今日、お越しになっている教員、関係者の皆さま、いろいろ工夫して学びが維持できるよう努力されたと思います。多くの人の力添えでここまでできたこと、今後にもつなげて行きたいと思います。 現在、コロナの問題だけでなく多様な価値観が世界中に広がっています。今年度の卒業生は、ちょうど激動の時代に入ったところで大学生になったといえます。作品にもそれぞれが持つ多様な価値観が背景にあり、審査をする先生方も非常に苦労されたと思います。そうした選ばれたことの価値を意識して欲しいと思います。 卒業制作展を美術館ではなく本学で行うようになり、今年も大変多くの方にご来場いただき、作品を観ていただいています。昨年、美術館の時代よりも多くの入場者となりましたが、本年はそれをさらに上回る見込みです。こうした流れを形作ることができたことは非常にありがたく、地域社会の皆さまにも御礼を申し上げたいと思います。 そして、たくさんの賞に協賛いただいた、北名古屋市様、各企業賞を出していただいた皆さま、後援会、同窓会、大学関連の皆さま、心より御礼を申し上げます。 さらに、ブライトン大学の皆さま、お忙しいなか審査に当たられたブライトン大学アート&メディア学部長 テイマー・ジェファーズ・マクドナルド先生、大学アート&メディア学部上級講師 ジェレミー・ラドヴァン先生に感謝の気持ちを述べまして挨拶とさせていただきます。 皆さん、ぜひ、受賞を思い切り喜んで味わって欲しいと思います。 副学長 津田佳紀 受賞者一覧 卒業・修了制作展 最優秀賞 アートクリエイター(コミュニケーションアート) moratorium machina 橋本 悦司 北名古屋市市長賞 日本画 こころの音 大竹 しおり 北名古屋市教育委員会賞 スペースデザイン KAMIKIRI HOUSE 大石 京汰 卒業・修了制作展 優秀賞 日本画 こころの音 大竹 しおり 日本画 鄉愁 田口 果歩 日本画 春の便り 菅原 寧々 洋画 ① 松田 直子 洋画 さかいめ 村瀬 ひより 洋画 天国の砂、月の石 福田 柊 アートクリエイター(版画) 永遠のJK^_-☆ 坂田 菜帆 アートクリエイター(陶芸・ガラス) ぬくくてさむい 高木 愛菜 イラストレーション あめこちゃん 藤田 亜弓 イラストレーション Boyz 増富 清香 ヴィジュアルデザイン Frame Playing 野田 晴香 ヴィジュアルデザイン ヒトはいろいろ 森 星也 ヴィジュアルデザイン ODyell 鈴木 晴子 カーデザイン capreca 組谷 凌我 メディアデザイン 学習型体験イベント〜博物館×謎解き〜 恒川 静香 メディアデザイン あたりまえを考えたい 榊原 愛生 テキスタイルデザイン arium 折戸 彩香 テキスタイルデザイン 剥落 小林 来菜 ライフスタイルデザイン 余想 川部 羽瑠香 インダストリアル&セラミックデザイン 陶化紙 折笠 舞 インダストリアル&セラミックデザイン ケガレからケに ハレプロダクト 良知 恵里花 スペースデザイン KAMIKIRI HOUSE 大石 京汰 スペースデザイン 紡ぐ昭和山道〜金華山へ登る柳ヶ瀬商店街〜 加藤 遼大 スペースデザイン Blind chair 黒木 星冶 メディアコミュニケーションデザイン TRANSLATION 炭谷 倫 メディアコミュニケーションデザイン baked emotion 野間 陽代里 メタル&ジュエリーデザイン 海をうつす 井上 彰悟 文芸・ライティング Dead end Utopia 亀井 萌花 リベラルアーツ 栗きんとんの始まりと歩み 澤田 朋恵 リベラルアーツ ひきこもり支援における芸術活用について一オンライン上での音楽制作を通じた当事者活動一 白井 智也 リベラルアーツ 芸術作品の創作活動によって得られる自己理解と自己受容 ―コラージュ制作ワークショップとインタビュー分析から考える― 大野 涼加 大学院 絵画研究 日本画制作 鬼退治合戦図 楊 亞舒 大学院 3Dデザイン研究 MYMAI 余馬 宙帝 ブライトン大学賞 グランプリ ライフスタイルデザイン 余想 川部 羽瑠香 ブライトン大学賞 優秀賞 インダストリアル&セラミックデザイン 陶化紙 折笠 舞 ブライトン大学賞 奨励賞 イラストレーション IRODORU 尾上 優衣 スペースデザイン 紡ぐ昭和山道〜金華山へ登る柳ヶ瀬商店街〜 加藤 遼大 ブライトン大学賞 佳作 日本画 おちゃ、お茶 伊藤 歩生 ヴィジュアルデザイン そこにいるもの 松本 日菜子 イラストレーション Union 中田 爵生 カーデザイン NABIKI CONCEPT 小野田 亘佑 テキスタイルデザイン 往事渺茫 杉山 春花 文芸・ライティング 一嗅惚れ 松野 美夢 名古屋芸術大学後援会賞 洋画 あの皨をここでかんじる 畑中 未羽 メディアコミュニケーションデザイン 味覚のカタチ 安達 真菜 テキスタイルデザイン 好きの制限 藤川 裕樹 同時代表現研究 マジで助けてくれ 早川 龍之介 名古屋芸術大学美術・デザイン同窓会賞 アートクリエイター(コミュニケーションアート) ニッチな傷の舐め合い 松岡 七海 インダストリアル&セラミックデザイン 【バトルホビー】インセクトキメラー 守屋 龍成 画荘ヴィーナス賞 洋画 あの皨をここでかんじる 畑中 未羽 アートクリエイター(陶芸・ガラス) ほかんする記憶 内藤 結菜 ヴィジュアルデザイン 祖母の畑 大谷 美結羽 CBC賞 日本画 こころの音 大竹 しおり スペースデザイン 紡ぐ昭和山道〜金華山へ登る柳ヶ瀬商店街〜 加藤 遼大 東海テレビ賞 メディアデザイン Why to living 佐口 聖奈 メディアデザイン わたしのへや 橋本 亜瑠麻 古川美術館賞 インダストリアル&セラミックデザイン ケガレからケに ハレプロダクト 良知 恵里花_ 絵画研究 日本画制作 鬼退治合戦図 楊 亞舒 立風賞 日本画 おちゃ、お茶 伊藤 歩生 日本画 偽と棘 棚次 寛 インダストリアル&セラミックデザイン 陶化紙 折笠 舞 ライフスタイルデザイン MY うつ病 LIFE 西條 沙奈美 後藤紙店賞 日本画 おちゃ、お茶 伊藤 歩生 日本画 こころの音 大竹 しおり 日本画 鯨 岡山 七海 日本画 偽と棘 棚次 寛 加藤画材店賞 洋画 隠された身体 玉田 大和 美濃紙芸賞 日本画 鄉愁 田口 果歩 メタル&ジュエリーデザイン 飾り 池ケ谷 幸奈 絵画研究 日本画制作 鬼退治合戦図 楊 亞舒 名古屋みなと蔦屋書店賞 アートクリエイター(コミュニケーションアート) 櫟奇譚 川瀬 輝澄 ギャラリーMOS賞 日本画 鄉愁 田口 果歩 ギャラリーかんしょ賞 日本画 こころの音 大竹 しおり 日本画 春の便り 菅原 寧々 洋画 超越した思想 高田 陸人 洋画 さかいめ 村瀬 ひより MOZOワンダーシティ賞 ヴィジュアルデザイン 祖母の畑 大谷 美結羽 テキスタイルデザイン 部屋に飾りたいな〜 西口 麻実子 同時代表現研究 記憶の記録 關山 瑞季

2024.2.29

株式会社ファーストとデジタルサイネージの新たな用途開発、卒業制作展でプロトタイプを展示

株式会社ファーストとデジタルサイネージの新たな用途開発、卒業制作展でプロトタイプを展示  株式会社ファースト様との連携で進められている新しいデジタルサイネージの用途・形のアイデアを創出するプロジェクト、2023年度前期ではインダストリアル&セラミックデザインコース、カーデザインコースの4年生、大学院デザイン研究科の1年生が参加し、新しいデザイン案を提案しました(プレゼンテーションの様子は)。  プロジェクトの後期では、インダストリアル&セラミックコースの2、3年生13名の有志がスケールモデルを制作、それをもとに株式会社ファースト様にてプロトタイプを製作、卒業制作展で披露することとなりました。  当初の予定では、前期のデザイン案をスケールモデル化しようと想定していましたが、実際にプロトタイプまで製作することを考慮して実現可能性の高いデザインに落とし込み、サイネージの外観部分のデザインを考案しました。学生らしい自由なアイデアがあふれるユニークなものとなりました。 こちら  モデルの制作にあたり、設置される場所と表示されるコンテンツを想定し周辺に馴染むようなデザインを再検討。ID/CDコース所有の3Dプリンターやレーザーカッターを活用してスケールモデルを制作し、できあがったモデルをファースト様にプレゼンテーション。6つのデザイン案を実際にプロトタイプとして製作していただきました。  デザイン案は、モニターの存在をぼかすことを目的としたフレームを感じさせないデザイン、商品のディスプレイとしても使える家具のようなデザイン、柔らかな素材と組み合わせたソファーのようなデザイン、基本となるベーシックなディスプレイに着せ替えパネルを組み合わせて使える和風組子パネル、マンガの集中線がユーモラスな漫画パネル、柔らかな人工観葉植物を使った葉っぱパネル、と3つの案と着せ替えパネル3つの6種類。製作されたサイネージは、実際に卒業制作展の案内に使用しています。  指導したデザイン領域 後藤規文教授は「今回、サイネージの枠を意識させないようなアイデアが中心となりました。周辺の環境に馴染むように、透かしにしたり植物を取り入れたり、サイネージの存在を軽くするようなアイデアです。広告が中心となるサイネージでは、通常では採用できない、どちらかというと目立たせなくするようなアイデアです。それでも環境にマッチするという視点で提案ができ、すごく面白いものができたのではないかと思います」と手応えを感じている様子でした。新しいアイデアの提案という難しい課題に対し、学生らしいユニークで価値のある提案となりました。