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2022.8.18

NUA ART SHOP ラシックに出店、学生・卒業生の作品を販売

NUA ART SHOP ラシックに出店、学生・卒業生の作品を販売  名古屋市栄のラシック1F、ラシックパサージュにて2022年8月9日(火)~14日(日)に開催のにNUA ART SHOPも出店、学生、卒業生の作品を販売しました。CreFesは全国の様々なクリエイターたちとイベントを企画するCreatorsNetが主催するイベントで、今回のテーマは「とある街で。空想を旅する。」旅先の街で偶然であったモノのような、新鮮さと驚きがテーマです。テーマの通り、ラシックパサージュでは普段百貨店ではあまり目にしないユニークな商品が並びました。 CreFes2022  NUA ART SHOPの今回の出展者は、卒業生が伊藤公子さん(@momotaso115)、MEIさん(@f_cherrycoke)、在校生はKawauraさん(@zzz_zzz_zzw_)、渡部航介さん(@nabe_o_)、SAKIMORIさん(@saba_kan_0147)、なほさん(@mentai___koo)の6名。ガラス、版画作品から、Tシャツやエコバッグ、ステッカーなど気軽に購入できるものまでさまざまな作品が並びます。  アートクリエイターコース在学中のSAKIMORIさんの作品は「肉」をテーマにしたもの。自身が動物の肉を選び食べることへの違和感の答えを探して作品を作っているとのこと。シュールな面白さと同時にふと生命のことが頭をよぎる不思議な作品になっています。  ヴィジュアルデザインコースの渡部航介さんは流体から生み出される形に着目、グラフィック、マーブリングや筆文字などを使い、Tシャツやステッカー、スケートボードを販売。スケートボードは、デザインだけでなく自分で木を削って作ったものだそう。「スケートボード、売れて欲しいな」と語っていました。  このほかCreFesには、コミュニケーションアートコース 非常勤講師の植田明志さん、山本千晴(chippa)さんも作家として出品、多くの注目を集めていました。

2022.8.18

ジェイアール名古屋タカシマヤにて教育学部・アートクリエイターコースの学生による絵本の読み聞かせ&ワークショップを開催

ジェイアール名古屋タカシマヤにて教育学部・アートクリエイターコースの学生による絵本の読み聞かせ&ワークショップを開催  ジェイアール名古屋タカシマヤでは、に連携してアートをテーマにしたイベント「なつやすみファミリーフェスティバル」を開催。このイベントに、本学 教育学部(人間発達学部)、美術領域アートクリエイターコースの学生が参加し、2022年8月8日(月)に絵本「おおきな木」の読み聞かせとワークショップを行いました。 国際芸術祭あいち2022  教育学部では、2020年から、絵本に関する知識や技能及び魅力などの専門知識を修得するため「認定絵本士養成講座」を開設しています。定められたカリキュラムを受講し単位修得した学生には、「認定絵本士」の称号が認定されます。認定された学生は、講座で学んだ幅広い知識と読み聞かせなどの技能を生かし、絵本の魅力や可能性を伝える読書活動を行っています。今回、読み聞かせイベントを行ったのは初年度の「認定絵本士養成講座」を受講し、「認定絵本士」が認定された3年生の小林佑菜さん、三橋黎子さんと同級生の市川佑奈さん、小島彩菜さんの4名。同じく「認定絵本士」が認定された同級生を中心とした5名でお話会ボランティアグループの「みつば」を結成、これまでにもさまざまなイベントで絵本や手遊びなどの活動を行っています。  今回の絵本は、シェル・シルヴァスタインの名作「おおきな木」をパネルシアターにしたもの。物語に合わせて木の葉や幹が取り外しできるように工夫されています。参加してくれた子どもたちも、すぐに物語の世界に入り込んでいるようでした。ほかにも歌や手遊びなど、子どもたちと楽しい時間を過ごしました。  読み聞かせに引き続き、絵本に出てきたような木の葉のキーホルダーやチャームを作るワークショップです。こちらは、アートクリエイターコース 4年 田村くるみさん、3年 下手初姫さんが担当。革のベースにアクリル絵の具で色を付け、切り抜いてポンチで穴を開けハトメ打ちして完成です。きれいに仕上がり子どもたちは大満足、親御さんからも出来映えに驚く声が聞かれました。  イベントと同時に、4階のローズパティオ(休憩所)では、「リトル・ミュージアム」と題し、美術領域 日本画コース、洋画コース、アートクリエイターコースの作品を展示しました。「オアシス」がテーマで、爽やかなスペースとなりました。展示には感想を書き込むことのできるボードが設置されており、たくさんのうれしいコメントがありました。 絵本「おおきな木」読み聞かせとワークショップ リトル・ミュージアム

2022.8.3

2022年度オープンキャンパス 声優アクティングコース特別客員教授 島本須美氏 特別公開講座を開催

2022年度オープンキャンパス 声優アクティングコース特別公開講座を開催  2022年7月23日(土)に、声優アクティングコース特別客員教授 島本須美氏の特別公開講座を行いました。  島本氏は、「風の谷のナウシカ」の主人公ナウシカ役をはじめ、「それいけ!アンパンマン」のしょくぱんまん役、映画「スターウォーズ」テレビ放送のレイア姫役など、誰もが知る数々の名作に出演、現在も第一線で活躍する声優です。  公開講座では、イソップ童話の「ライオンとネズミ」を題材に朗読と演技についての講義を行いました。会場から希望者を募り、2人組で掛け合いの台本を読みあげその場で修正して繰り返す、まさに実践的な声優レッスンを行いました。個々それぞれ読み方や発音のクセを一聴で見抜き、スピードや強弱をコントロールしてクセを取り除いて行きます。さらに、小さい子に聞かせるように赤ちゃんを抱いているつもりで、などと情感を表現に加えることでみるみる朗読が聞きやすく変わっていきます。少しの技術的な注意と適切な感情表現を盛り込むことで、わずか1組15分ほどですが参加者の朗読は見違えるほど上達しました。こうしたレッスンを何組も行うと個人特有のクセや練習方などそれぞれにあることがよく分かり、声優の仕事の背景にある技術と演技の一端を見せていただいたように感じました。  果敢にも壇上に上がり参加してくれた高校生たちに感謝するとともに、とても素晴らしい体験になったのではないかと思われました。 オープンキャンパス2022(7月開催分)

2022.7.25

スペースデザインコース Art & Design Center Eastで「ほんとこどもの家具」展、ワークショップを開催

スペースデザインコース Art & Design Center Eastで「ほんとこどもの家具」展、ワークショップを開催  2022年7月15日~20日、Art & Design Center Eastでは、スペースデザインコース3年生による「ほんとこどもの家具」展を開催しました。19日(火)の午後には、クリエ幼稚園の園児を招いてワークショップも開催、午後のひとときを絵本と遊びで楽しみました。  「ほんとこどもの家具」は、例年、スペースデザインコース3年生が取り組んでいる課題で、小さな子どもが本を身近に感じられるようにリビングや子ども部屋で使え、気軽に絵本を読んだりおもちゃを一緒に収納できたりするような本棚を考え、実際に制作するもの。昨年は、建築家の手塚貴晴さん、東京立川市のキュレーターの方にも作品を見ていただき、PLAY! PARKでも展示を行いました。今回も、PLAY! PARKでの展示が予定されており、学生らも奮起し作り込まれた力作が揃いました。制作の条件としてはステンレスパイプを使うことで、学生らは設計に合わせて、曲げや溶接、塗装を行い、家具を仕上げました。 PLAY! PARK  ワークショップは、あいにくの雨となりましたが、幼稚園を終えた子どもたちがお迎えのお母さんと一緒に続々と会場を訪れました。はじめに、絵本の読み聞かせを行いました。絵本は新美南吉の「でんでんむしのかなしみ」と、それをもとに学生らが作ったオリジナル作品「でんでんむしのよろこび」。どちらも大型絵本として学生らがそれぞれのページの絵を描いたものです。じっと絵本に聞き入る子どもたちが印象的でした。  読み聞かせのあとは、自由に家具に触れ、絵本を楽しみました。最初は遠慮気味にしていた子どもたちも、学生と一緒に遊び、大はしゃぎで楽しみました。いろいろと工夫を凝らした本棚には、それぞれに可動部分や遊べる要素が盛り込まれており、子どもたちは何度も動かしてみたり、乗ってみたりと身体全体で絵本と遊びを楽しみました。  にわとりとひよこをかたどりタイヤを付けて絵本を運んだりかたづけたりできる家具を製作した吉川萌乃さんの作品に、設計の意図通りに自然と子どもたちが本をかたづけはじめる姿も見受けられ、家具が想定通りに使われていることを確認することもできました。吉川さんは「実際に子どもたちに使ってもらえて感激しました。こうなればいいなと想像して作っていますが、実際に子どもたちに見てもらうことはとても刺激になります」と笑顔で話しました。  担当する西岡毅 講師は「コロナ感染はもちろん、重量のある作品もあるので怪我がおきないように気を付けていました。思っていた以上に長い時間子どもたちが遊んでくれて、少し気を揉みました。作品としては、PLAY! PARKを意識してか、課題が求めるよりも遊具としての要素が強いものもありました。子どもたちは喜んでくれましたが課題はあくまでも家具なので、その視点で判断したいと思います。Art & Design Center Eastでの展示は2度目ですが、子どもたちに来てもらえることは学生にとって良い刺激になっていると思います」とコメント。子どもたちにも学生にも、楽しさあふれる展示となりました。 制作された家具

2022.7.22

ポップス・ロック&パフォーマンスコース ケイコ・リーによるボーカル特別公開講座を実施

ポップス・ロック&パフォーマンスコース ケイコ・リーによるボーカル特別公開講座を実施  2022年7月14日、東キャンパス2号館 大アンサンブル室にて、特別客員教授 Keiko Lee(ケイコ・リー)先生による、特別公開講座を行いました。今回の講座では、ポップス・ロック&パフォーマンスコース、音楽総合コースでボーカリストを目指す、2年生 田代桃子さん、3年生 若菜未沙さん、4年生 松本佳恵さんの3人が、ケイコ・リー先生にレッスンを受ける内容です。演奏に、ギター 渡邉規夫 教授、ピアノには名古屋音楽大学ジャズ科OBでジャズピアニストとして活躍する平手裕紀さんを迎え、本番ライブさながらに行われました。一般の方も聴講できる公開講座とあって、学生にとってはレッスンといえどもライブのステージに立つような貴重な経験となりました。  3名の学生はそれぞれ1曲ずつ歌を披露、その後、気になる部分をアドバイス、修正していく流れです。  最初は2年生の田代桃子さん、キャロル・キングの「It's Too Late」を歌います。田代さんは、以前からゴスペルも歌っているとのことですが、ゴスペルからイメージするよりもずっと澄んだ声が魅力的です。レッスンでは、カウントの取り方からリズム感について指摘。3人共に共通することですが、音符と音符のつながりをしっかりと認識しておらず、もっと連続して捉えることでリズム感が生まれ、それがグルーブを作っていくと説明します。テンポをゆっくりにして、音符とリズムを意識しながら丁寧に歌うとたしかに違いを感じます。リズムができてきたところでアーティキュレーションとして、声の強弱やアクセントを入れ表情を付けて行きます。“コブシ”として入れるブルーノートの場所などを修正しました。15分ほどのレッスンですが、ずっと叙情的に歌唱が変化しました。  続いて、4年生の松本佳恵さんが、アリシア・キーズの2003年のヒット曲「If I ain't got you」を披露。難しい曲をしっとりと歌い上げました。レッスンでは、やはりリズムの取り方を中心に指導。テンポを落として音符のつながりを意識して練習し、テンポを戻して歌います。英語の発音でどうしても早口になってしまうパートなど、テンポを意識することでスムーズに流れるようになりました。  3人目はの3年の若菜未沙さんは、グローヴァー・ワシントン Jr.、ビル・ウィザースの「Just the Two of Us」を披露。一度ビブラートを取ってそのまま歌わせ、のどを開く練習をします。キーを下げてテンポを落とし、低く太い声を出すようにして何度も歌います。かなり苦しそうな歌声でしたが、そのようにして重い声を出す練習も必要といいます。キーを元に戻すと、ゆったりと歌えるようになり、歌声もエモーショナルなものへとなりました。  ケイコ・リー氏からは「短い時間でも大きく変化し素晴らしく成長したように感じます、ひとつのことを憶え、身体に入って自然にできるようになるまで毎日やっても半年や1年はかかるもの。でも、その積み重ねが大事で、自分も日々練習しています。がんばって練習して下さい」と学生らにエールを送りました。  講義の最後に、平手裕紀さんのピアノとのデュオでセロニアス・モンクの「'Round Midnight」を披露。深く重い声の響きはさすがで、会場もうっとりと聴き惚れます。もう一曲、前向きな明るい曲をということで1965年のミュージカルの楽曲でスタンダードとなっている「On A Clear Day(You Can See Forever)」を歌い、特別公開講座は終了となりました。レッスンを受けた学生も、聴講に訪れた方々も音楽を楽しみ、大いに満足した公開講座となりました。 特別公開講座 全編(学内閲覧限定) ギター 渡邉規夫教授 ピアノ 平手裕紀さん ケイコ・リー 特別客員教授 2年生 田代桃子さん レッスン風景 4年生 松本佳恵さん レッスン風景 3年生 若菜未沙さん レッスン風景 ケイコ・リー氏 ライブ

2022.7.20

テキスタイルデザインコース、suzusanとのコラボでヒサヤオオドオリパーク「有松鳴海絞り」パサージュ展示

テキスタイルデザインコース、suzusanとのコラボでヒサヤオオドオリパーク「有松鳴海絞り」パサージュ展示  名古屋市栄の三井ショッピングパークRAYARD ヒサヤオオドオリパーク ZONE2にて、「Hisaya Arimatsu Art Passage」として有松鳴海絞りが展示されています。制作を担当したのはテキスタイルデザインコースの「有松絞り手ぬぐいブランドプロジェクト」で例年お世話になっている「suzusan」と、本学OGが運営する有松鳴海絞りブランド「まり木綿」。このうちsuzusanの制作分は、本学テキスタイルデザインコース 4年生の有志学生がコラボレーションして制作したもの。じつは、制作自体は2年前の夏に行われたものですが、コロナ禍で公開されずにいました。今回、2年越しの展示となり、suzusan クリエイティブディレクター 村瀬 弘行さん、テキスタイルデザインコース 4年 納家 順さん、石井 芳さん、江口 桃世さんに現地にお集まりいただき、お話を伺いました。 右からsuzusanクリエイティブディレクター 村瀬弘行さん、テキスタイルデザインコース4年 納家順さん、石井芳さん、江口桃世さん 村瀬さんはドイツ在住で、実際の展示を見るのはこの日が初めて。風をはらんで揺らめく絞りの布を見て、「涼しげで良いね」との感想。2年前の計画では秋の展示でしたが、時期が変わり例年になく早い梅雨明けの今夏の展示となりました。学生らも布を見上げ、スマホで写真を撮ったり感慨深げです。 「制作は2年生のときです。1年生のファンデーションが終わり、テキスタイルデザインコースに入ったところでコロナがひどくなり、授業がオンラインになって、7月に実技は対面授業が始まったそんな頃です。板締め絞りをすこし学んだくらいで、経験がないまま取り組んでいました。いきなりのプロジェクトでしたが、むしろ発散できたような、やっと作れる!というような感じでした。サンプルとして糸でくくった状態のものをいただきそれと同じようにするのですが、糸が切れるし力を入れないと上手く模様が出ない、力加減が難しかったですね。蛇腹に布をたたむのも難しい。サンプルのようにきれいにできなくて、職人さんの技術はスゴイと思いました」。 納家さん 「布を蛇腹にたたむときに水をかけるのですが、机をびちょびちょにしてしまったことを良く憶えています(笑)。時間もかかりました。長い布だとぜんぜん終わらなくて。学校でやって、家にも持って帰ってやって……、でしたね。コロナが始まって学校へ行けなくなり、対面授業が始まって最初のイベントでした。当時は時間が余っていて、当時の2年生のほとんど、みんなで参加しました」。 石井さん 石井さんの作品がコチラで購入できます! マジカルカラフルエブリデイ 「作り始めて、最初はひとつ作るのに1時間くらいかかって、うわぁ、これは大変だと思いました。それでも、いつの間にか早くできるようになって、やっぱり慣れなんだなあと実感しました。最初の頃は、出来が揃わなくて、巻いて戻って、巻いて戻ってを繰り返してました(納家さん、石井さんから『彼女は一番うまかった、一番きれい』と声がかかる。皆、江口さんからコツを聞いたとのこと)。サンプルほどきれいにできてないかもしれませんが、学生が作ったものなので不揃いの部分も味として面白いと思っていただければと思います」。 江口さん  ヒサヤオオドオリパーク ZONE2の南側にはsuzusanとテキスタイルデザインコースのコラボ作品、北側には「まり木綿」の作品を展示。カラフルに公園を彩ります。展示は7月31日まで。お近くにお越しの際は、ぜひご覧下さい。 suzusan × テキスタイルデザインコース まり木綿

2022.7.9

舞台芸術領域 地域密着型アイドル OS☆Uを招いてのグループワーク

舞台芸術領域 地域密着型アイドル OS☆Uを招いてのグループワーク  舞台芸術領域では、ダンス&ボーカルグループ Cool-Xに続き、大須商店街のバックアップを受けながら地域密着型アイドルとして活動するOS☆Uの夏川愛実さん、佐々木菜摘さん、井川なつさん、伊咲萌香さんをお招きし、学生がプロデューサーという立場で戦略を考えるエンターテインメントコンテンツ論の授業を2022年7月5日に行いました。今回も、実際に活動するアイドルの生の声を聞くことのできる貴重な機会とあって、聴講生として参加する学生もおり熱のこもったディスカッションが行われました。  今回の講義に先立ち学生らはOS☆Uのライブを見学、実際の運営や観客の様子を観察し、より実際に即した実践的なディスカッションとなりました。  OS☆Uのプロデューサーであり講義を担当する油布賢一 非常勤講師から、OS☆Uを紹介する動画が流され、続いて現在抱えている課題が説明されました。名古屋のアイドル業界の動向としては、SKE48、TEAM SHACHIの2強の観客動員数が高く3位以下が混戦の状態。2010年結成と結成12年を迎えるOS☆Uは、新勢力に少々押され気味となってるとのこと。さらにTwitter、YouTube、サブスクリプションサービスなど、若者を中心としたサービスに関しては、上位に大きく水をあけられてしまっているといいます。逆に強みとしては、Webニュースで取り上げられることが多く官公庁委嘱・企業タイアップなど信頼や品の良さを要求される業務をこなすことができるといった点が挙げられます。そうしたことを踏まえ現在の課題としては、コロナ禍によりイベント・ライブの減少によるファン離れ、さらにファンの年齢層が上がりSNS・サブスクなど新しいサービスの展開が遅れていることを挙げ、若年層の新規ファンを獲得することが必要とし、その方策について検討しました。  学生らは4つのグループに分かれ、そこにOS☆Uのメンバーが一人ずつ加わりディスカッションが行われました。実際の活動の様子や疑問に思うことを聞きながらいろいろなアイデアを出し合う、簡単なブレインストーミングの型式で進んでいきます。グループによってはメンバーが全員女性のところもあり、普段のファッションやネイル、メイクについてなど、まさにガールズトークで盛り上がっていました。男性ファンを中心に考えられがちの女性アイドルの戦略に女性の視点が加わることを鑑みれば、興味深いことのように思われました。  1時間ほどディスカッションを行い、結果の発表となりました。いずれのグループからも、新規ファンの獲得のためにSNS、とりわけTikTokへの注力が必要とされました。TikTokをメインにしつつYouTubeへとつなげるもの、TikTokで何かしらバズる動画を作り出す、TikTokでは曲をきっかけにバズることが多いのでキャッチーな曲を使い投稿頻度を上げる、YouTubeやインスタライブの切り抜きをTikTokに投稿する、などなど多くの意見が出されました。  また、YouTubeなど長い動画では、ストーリー性の強いものや演劇の型式など、繰り返しの視聴に耐えるもので再生回数を増やす、恋人目線の動画、私服やネイルなどファッションの参考になるような動画、わかりやすくキャラ付けした動画、同じ事務所のCool-Xとのコラボや曲の交換で双方のファンに知ってもらうなど、身近で親近感を抱くような動画の案が数多く提案されました。SNSに関しては、投稿しやすくするように固定のハッシュタグを作ること、ライブなどでのスマホ撮影を解禁すること、ファンミーティングなどで現在のファンにSNSの使い方講座を開きSNSの活用を促すことなど、まずは投稿やリツイートを増やすことが目標とされました。  ライブを実際に体験して出た案としては、現状ではOS☆Uのパフォーマンスは高いものの観客と一緒に盛り上がる感じが少し弱く、メンバーにコールを誘導する役割を作り観客をアテンドすることでライブの楽しさをさらに増すことができるのでは、屋外の無銭ライブが新規のファンをつかむことに効果が高い、ライブ前にビラ配りなど行いできるだけファンと接触する機会を増やすこと、などが提案されました。  会場での物販に関しても、現在のチェキの撮影と特典の関係がわかりにくく自分のやりたいこととどれを購入すれば良いのかがわかりにくい、特典の仕組みをもっとシンプルにして明確にしたほうが良い、チェキでの撮影に限定せず難しいかもしれないがスマホの撮影も考えて欲しいなどの意見が出されました。さらに商品として、メンバーをキャラクター化したグッズ、ステッカーなどスマホに貼ったりできるもの、アクリルスタンドなどいつも存在を身近に感じられるものをもっと増やすべき、週替わりなどの限定商品やガチャ的に自分の推しが出るまで買いたくなるもの、などの意見が出されました。  これらを受けて油布先生からは、ビジネスとして面白く鋭い視点が多くて非常に参考になった、TikTokは現在もやっているがさらに積極的に進めていきたい、Twitterのハッシュタグの話はハッとさせられた、物販に関してもわかりやすさをもう一度考えてみたい、期間限定商品もやっていきたいと、多くの改善点を検討するコメントがありました。  最後に、OS☆Uから派生したpop☆starのCDのプレゼントがあり、打ち解けた様子でサインを求める学生らと交流、和やかに談笑して講義は終了となりました。油布先生からマネージャーも連れてこればよかったという声が聞かれるほど、内容の濃い講義となりました。

2022.6.23

儀間朝龍展 POP OR END 儀間朝龍ワークショップ「ダンボールからノートを作ろう」

儀間朝龍展 POP OR END 儀間朝龍ワークショップ「ダンボールからノートを作ろう」  2022年6月11日(土)と12日(日)の2日間、本学 Art & Design Center West横の特設スペースで儀間朝龍ワークショップ「ダンボールからノートを作ろう」を開催しました。  このワークショップは2022年6月2日(木)から6月14日(火)の間、同ADセンターで開催された儀間朝龍氏の個展『儀間朝龍展 POP OR END』の一環で、楽しくダンボールからノートを作ることで、儀間氏のダンボールステーショナリーブランド「rubodan(ルボダーン)」の誕生を追体験しようというのが狙いです。  事前にご応募いただいた10組の皆さんは『POP OR END』個展会場のrubodanブースで儀間さんからブランドの説明を受けた後、隣の特設スペースへ移動、作り方の説明を受けた後いよいよノート作りにチャレンジ!時間を忘れて、大人も子供もこの世に一つだけのノート作りに没頭していました。  儀間さん「本当に簡単なので皆さんもやってみてください。ただ、用意する廃ダンボールは少なめに。家中干したダンボールだらけになっちゃいますよ(笑)」 主催: 一般社団法人名古屋芸術大学美術・デザイン同窓会 協力: 名古屋芸術大学 Art & Design Center、名古屋芸術大学