• 学科・領域

  • 形態

nandt

2023.3.17

ミュージックエンターテインメント・ディレクションコース「ザ・ベストテンコンサートXIII」

ミュージックエンターテインメント・ディレクションコース「ザ・ベストテンコンサートXIII」 本映像はゲネプロ時のものです。  2023年3月12日(日)、東キャンパス3号館ホールにて、ミュージックエンターテインメント・ディレクションコースが主催するイベント「ザ・ベストテンコンサートXIII」を開催しました。  「ザ・ベストテンコンサート」とは、1970年~1980年代の日本の歌謡曲を中心とした構成で、毎回、会場が満席になる名古屋芸術大学の「顔」とも言えるコンサートです。 キャスト 山本航大 栗木成弥 松野夢翔 伊藤あゆな 多和田萌優 岩田沙樹 若菜未沙 加藤小百合 岩見怜 大溝月乃 山下りさ 岡山真緒 矢澤礼 MC/声優アクティングコース スタッフ ●エンターテインメントディレクションコース 演出 樋渡千紗(教員) 舞台監督 清水彩伽 音響 小嶋涼斗/黒宮桃子/平澤瑞季/南江里香 照明 川瀬虎哲/高瀬礼乃/真弓知也/米津優輝 衣装 川瀬里菜 演出補 上田和佳/高木裕果/村瀬優海 音楽 板津早希/松本愛莉 プロモーション 加藤花音/河嶋七凪/和井田佳蓮 アカウンティング 伊藤千紘/川田萌音 プロデューサー 南雲美虹 ●指導教員 振付・ダンス 樋渡千紗 歌唱 塚本信彦 音響 岡野憲右 照明 古川博 制作 金子靖

2023.3.16

スペースデザインコース 無印良品マルエイガレリアにてアップサイクル家具の「UPCYCLE -Furniture-」展を開催

スペースデザインコース 無印良品マルエイガレリアにてアップサイクル家具の「UPCYCLE -Furniture-」展を開催  スペースデザインコース デザイン実技の講義では、使われなくなったものや廃棄されたものに新たな価値を見出し、再び使えるようにデザインし直し、社会へ環流させることを考えプロトタイプを制作する“アップサイクル”に取り組んでいます。その成果を例年展示していますが、今年度は、無印良品の店舗で商品を陳列する際に使用していた備品を家具へとアップサイクルし、制作したプロトタイプを「UPCYCLE -Furniture-」として、無印良品 マルエイガレリアにて2023年2月15 日(水)~21日 (火)に展示しました。最終日の21日には、学生らが展示会場の無印良品に集まり、講評会が行われました。  講評会は、担当する服部隼弥 非常勤講師と株式会社良品計画 無印良品 マルエイガレリア 店長 藤山一生さんが参加しました。また、オンラインで株式会社良品計画 空間設計部 磯野歩さん、イデー担当 中津和敬さんも参加しました。  学生らは、5つのチームに分かれそれぞれが制作してきた家具を前にコンセプトを説明、制作で苦労した点などを紹介しました。使われなくなったハンガーを組み合わせてスタンドを付けたコートハンガーの「HOOK HOOK」、ディスプレイボードに鏡とライトを加えたバニティミラー「anywhere -どこでも-」、押し入れに仕舞うPPケースにスノコ状の枠と脚を付けた家具「光のあたる家具」、ラタンの籠にフレームを付け使いやすくした「coconi」、傷が付き商品価値のないアクリルケースにレーザー加工を施した「TUZURA」と、それぞれのネーミングもよく考えられた作品です。無印良品店舗にて展示ということもあり、質感や色など、販売されている商品との整合性も考慮されています。展示のために新たに作り直したチームもあるとのこと。期間中、学生らも店舗に立ち訪れたお客様に作品を説明、なかには「実際に販売して欲しい」といった嬉しい声をいただいた学生もいました。  オンラインで参加した空間設計部 磯野さんからは「それぞれ制作したものに対する思いがよく伝わり、とても良いプレゼンテーションでした。7年前にイデーのプロジェクトで服部先生から聞いた“引退後の野球選手のセカンドキャリアを考えたとき、まったく別のキャリアを考えるよりコーチや監督になるという例え話が、本来の機能や本質を考える”というアップサイクルの心得をいつも思い出します。廃棄を減らし社会へ戻す、このことを授業でできたことが良かったです」とコメントをいただきました。イデー担当 中津さんからは「アップサイクルの取り組みを7年近くやっていますが、実際に商業ベースに乗せることの難しさを感じています。皆さんが制作したものは純粋であり発想の転換があり気持ちの良いものになったと思います。すごく刺激を受けました。制作した経験やアップサイクルの考え方は、今後、ますます重要になっていくと思います。学生の皆さんはこの経験を生かして進んでいっていただけたら嬉しいなと思っています」との言葉をいただきました。  藤山店長からは「着眼点が本当に面白いなと思いました。個人的には“女優ミラー”は目から鱗でした。ただシンプルなだけでなく、時代性や用途を考慮し対応していかなければと刺激を受けました。着眼点の新しさは勉強になり自分も考えたくなりましたし、店舗のメンバーにも促していきたいと思いました。もう一つ、何名かの学生さんとお話しして、どの作品が良かったかを聞いてみました。すると、大半が自分のチームの作品を挙げてくれました。何ヶ月にも渡って作り上げたという自負もあるかと思いますが、すごく良いことであり、すごい力だなと感じます。今後もいろいろなことに携わっていくと思いますが、意志を持って臨んでいただくと素晴らしいのではないかと思います」と嬉しい言葉をいただきました。  作品のコンセプトや制作のクオリティも高く、印象的な展示と講評会になりました。社会的な課題やニーズに応えるデザイン思考やプレゼンテーションスキルを身につける貴重な機会となりました。 “HOOK HOOK” “anywhere -どこでも-” “光のあたる家具” “coconi” “TUZURA”

2023.3.7

名古屋芸術大学ローターアクトクラブが企画、卒業・修了制作展50回記念 チャリティーオークションを開催

名古屋芸術大学ローターアクトクラブが企画 卒業・修了制作展50回記念 チャリティーオークションを開催  卒業・修了制作展 開催50回を迎えるに当たり、今年度は大学初の試みとして2023年2月25日(土)に、「名古屋芸術大学 チャリティー オークション」を開催しました。名古屋芸術大学ローターアクトクラブは、地域社会で活動する人や団体とコラボレーションし共にボランティア活動を行うサークル。これまでにもNPO法人や他のローターアクトクラブと協業を行うなど、例年、さまざまな活動を行ってきました。今回のチャリティーオークションでは、売上の一部をポリオ根絶を支援するロータリー財団に寄付しの活動を知ってもらうこと、そして、学生作品を販売することで作品と社会のつながりや作品の市場価値を知ることを目的として企画されました。オークション開催の前に、名古屋芸術大学ローターアクトクラブ 幹事の鮫島朱さんからは「ここにあるのは、いまはまだアーティストの卵たちの作品ですが、将来、必ずや世に出てくる人たちのものだと思います。そうした作品に熱い視線を送って下さり厚く御礼申し上げます。自分を含め学生にとっていろいろな経験をさせていただき、このことにもお礼を申し上げます」とあいさつがありました。 エンドポリオ  オークションの司会進行は、声優アクティングコース 福満薫講師と、声優アクティングコース3年 伊藤大雲さんが務め、軽快なトークで会場を大いに盛り上げます。出品も気軽に買えそうな学生作品から十万円を超える大作、特別客員教授のサイン入りCD、OBである映像作家のOSRIN氏のサイン色紙、長谷川喜久教授による“似顔絵ミニ掛け軸”や松岡徹教授による“にがお胸像”、果ては萩原周教授による“法螺貝”などなど、バラエティ豊かな品々です。教員推薦の作品もあり、平面と立体それぞれに長谷川教授と松岡教授が解説、作品鑑賞としても楽しめました。学生作品とはいえ制作費と制作時間からしても非常に割安なものもたくさんあり、ときには激しい競り合いとなり会場は大いに沸きました。  残念ながら入札されずに終わってしまった作品もありましたが、展覧会 とは異なった難しさを感じました。自宅に飾るという観点では、展覧会で展示するのとはまた異なった要素が必要に感じさせます。多くの作家が販売するための作品を分けて制作しているということにも納得です。ぜひこの経験を糧にしていってもらいたいと願います。 ●53品出品中44点落札 ●総落札金額721,500円 ●うち寄付金額183,200円(予定) この寄付金につきましては、公益財団法人ロータリー日本財団を通じ、ポリオ根絶の支援金として寄付をさせていただきます。 ローターアクトクラブの活動に興味がある方は、こちらのサイトをご覧ください。

2023.3.6

テキスタイルデザインコース 「JAPAN YARN FAIR & 総合展 THE 尾州」に出展、学生作品3展が「ジャパン・テキスタイルコンテスト2022」学生部門 シーズ賞を受賞

テキスタイルデザインコース 「JAPAN YARN FAIR & 総合展 THE 尾州」に出展、学生作品3展が「ジャパン・テキスタイルコンテスト2022」学生部門 シーズ賞を受賞  2023年2月16日、17日で開催された「JAPAN YARN FAIR & 総合展『THE 尾州』」にテキスタイルデザインコースが、2022年夏に開催された国際芸術祭「あいち2022」パートナーシップ事業のいちのみや芸術商店街で制作したテキスタイル作品を展示、また、同時に開催された「ジャパン・テキスタイルコンテスト2022」に学生が出展、テキスタイルデザインコース 4年 江口桃世さん「ぽい字」、納家順さん「経験」、3年 細江優花さん「Neon」がシーズ賞を受賞。さらに学生がデザインし、一宮の「匠ネットワーク」の支援により生地と衣装を制作する「翔工房」に3年杉山春花さんが参加、その成果を展示。織物工場で織機の操作を行い、自らの企画でものづくりを実践する「尾州の匠ものづくりリレー」には4年山路芽衣さんが参加、完成したテキスタイルを発表しました。  一宮市のブースでは、「いちのみや芸術商店街」の取り組みについてパネルで紹介。制作したテキスタイル作品の「祈織(いのり)」とBOXアートの一部を展示し、アート作品で会場を彩りました。  「ジャパン・テキスタイルコンテスト2022」は次代のテキスタイル産業を担う人材の発掘・育成を目的とする、国内では貴重な、デザイン画ではなく現物生地によるコンテスト。江口さんの「ぽい字」は、“字”をモチーフにした大きな柄とかすれが洗練された印象の型染による浴衣生地。浴衣に仕立てたらさぞや、と想像させる作品です。納家さんの「経験」は、素直に気持ちを表現した作品で、様々な模様をカラフルな色彩の友禅染めで表現、刺繍も加えた華やかな作品。ポップな仕上がりが印象的です。細江さんの「Neon」は、夜のネオンをイメージしたカラフルな織物。反射する素材も用い、色彩感覚が高く評価されました。  「翔工房」の杉山さんの作品「冬のダイヤモンド」は、光を反射する糸を織り込んだチェックのテキスタイル。レトロテイストのあるワンピースとして仕上げ、カチューシャやバッグなどの小物と合わせ、お洒落な作品となりました。会場では、事前に一宮ファッションデザインセンターで行われたファッションショーの様子も流され映像に見入るお客さんも見受けられました。 「尾州の匠ものづくりリレー」の山路さんの作品「陶冶」は、明治時代の工芸品に用いられた超絶技法がモチーフ、繊細さと華やかさがテーマとなっています。深みのある色合いの素材を使いイメージ通りの重厚できらびやかな仕上がりの生地となりました。  これらの展示に加え、16日の午後には、例年有松絞り手ぬぐいブランドプロジェクトでお世話になっているSUZUSANクリエイティブ・ディレクター村瀬弘行氏のスペシャルセミナー「手元の魅力・日本の価値の伝え方」が開催されました。会場に詰めかけた多く受講者とともにテキスタイルデザインコースの学生もセミナーを受講しました。学生にとって通常の講義でも馴染み深い村瀬氏のお話ですが、留学からSUZUSANを起業するまでの経緯や、商品開発に関する「素材」「技術」「要素」の組み合わせの考え方、SUZUSANが顧客のターゲットとして考える日本にとらわれない「冷蔵庫に醤油の入っていない人」といったマーケティングの考え方など、あらためて、伝統を現代へつなげるための方法を考えさせられる意義深いセミナーとなりました。 JAPAN TEXTILE CONTEST 2022 審査結果 「ジャパン・テキスタイルコンテスト2022」受賞作品 翔工房 尾州の匠ものづくりリレー

2023.2.25

ヴィジュアルデザインコース 名古屋の魅力を発信する「ナゴヤ展」、特別客員教授 原田祐馬氏による講評会、特別講義を開催

ヴィジュアルデザインコース 名古屋の魅力を発信する「ナゴヤ展」、特別客員教授 原田祐馬氏による講評会、特別講義を開催  2023年1月31日(火)~2月6日(月)名古屋城本丸御殿 孔雀之間にて、ヴィジュアルデザインコースによる展覧会「ナゴヤ展」を開催しました。ナゴヤ展は、例年ヴィジュアルデザインコース3年生が取り組んでいる展示で、名古屋城と長者町を中心とした名古屋の街でフィールドワークを行い、魅力を発見し発信するための作品を企画、制作します。フィールドワークと制作には、特別客員教授 原田祐馬氏、名古屋城、錦二丁目エリアマネジメント株式会社、錦二丁目まちづくり協議会など様々な方々にご協力いただき、たくさんの方々と学生が出会うこともこの展示の大きな特徴です。街の歴史と現在を学び、デザインがどんな役割を果たせるのかを考え作品に落とし込む非常に実践的な内容です(展示と作品はからご覧いただけます)。  展示に伴い、2023年2月2日(木)の午後、錦二丁目エリアマネジメント株式会社が運営するレンタルスペースのスペース七番にて、講評会と原田氏による特別講義が行われました。 こちら  講評会は、一般の方にも公開する形で行われ、錦二丁目エリアマネジメント株式会社 代表 名畑恵さん、錦二丁目まちづくり協議会理事であり下長者町町内会長 滝一之さん、デザインプロダクション 株式会社クーグート 代表取締役 髙橋佳介さんらも参加。賑やかな講評会となりました。24名の学生がひとり3分程度スライドを使って作品をプレゼンテーションを行いました。人数が多いため質疑応答はできませんでしたが、しっかりとした案が多く学生それぞれに作品への思い入れがあるように感じられました。参加者とも話が弾みそうで、本当に残念です。スペース七番の階下には、同じ錦二丁目エリアマネジメント株式会社が運営する喫茶店があり、そこで実際に考えた作品のサービスを提供した学生もおり(新西涼さん 長者町文庫、丹後栞さん sukimatcha)、単に企画を考えるだけでなく実際にサービスを提供することで得られたものはとても大きいように感じました。原田さんからの講評でも「フィールドワークで街を掘ることを行い、そこから学びがたくさんあったことと思います。アウトプットを考えるだけで終わらせず、次に誰に使ってもらうか、実行に移していくことにチャレンジして欲しい。そこからデザインが変わる可能性もある。実動した学生には、フィードバックがあったと思いますが、それは非常に良いことだと思います」と評価をいただきました。名畑さんからは「どれも意欲的な作品でとても楽しかったです。いろいろな見方を提起してくれたように思います。普段、大切に思えないところから見方を変えることで魅力が見つかることを感じます。とくに古いビルから音楽を作った提案には驚きました(瀧下茉衣子さん 唱和ビル)。お店同士の交流の必要性を感じてますが、それが福生院なんだと気付かされたこともとても良かったです(鈴木晴子さん きんちゃく御守ぷろじぇくと)。テーマとして扱っているものは無くなってしまいそうなものが多く、何が大切なものなのかを提起してくれているように感じました」とコメントをいただきました。高橋さんからは「時間がないなか、よくできていると思います。隙間や会所、ちょっとしたことから、街の特徴をよく捉えていると思います。いろいろな気付きをいただきました」。ほかにも「リサーチして課題を見つけアクションにつなげている。発注する側としては誰がニーズを持って、誰が求めているかまで考えると将来へつながっていくと感じます」(名古屋城 吉田さん)、「若い人たちの意見が聞けて参考になった」「自分はこうしたいという意欲があっての提案、ぜひ継続して欲しい」「今すぐにでも実行できるアイデアがいくつもあった、やってみたい」など、講評会に見学に訪れた方からも活発な意見が聞かれました。  後半は、原田さんの講演です。自身が、デザインの世界へ入ったきっかけからお話しいただきました。学生時代、インド料理店でアルバイトしていたところ、ある有名なデザイナーの行きつけのお店だったそうで、インド人オーナーに「建築を勉強しているなら、あの客さんにあいさつしてきなさい」と言われ、「その人のことを知らない、話せない」と返したところ、勉強不足を指摘されショックを受けて建築やデザインの勉強に打ち込むことなったといいます。その後、現代美術家の椿昇さんとヤノベケンジさんと出会いアシスタントとしてかかわるなか、プロジェクトそのものを一緒に作っていくという考えに至ります。その後、関係性を構築していくことや、そのプロジェクトの本質を言語化してデザインに落としていくような仕事を続け、現在につながっていきます。こうした背景に加え、これまでにやってきたプロジェクトと今も進行している案件について数多く説明していただきました。広島県の砂谷牛乳の「はるとなつ牛乳」「あきとふゆ牛乳」、大阪 服部天神宮の靴紐に通すお守り「足守」、東大 異才発掘プロジェクト「ロケット」の活動の記録を集めた「学校の枠をはずした」という書籍、URとの団地の外壁を塗装するプロジェクト、日本財団の子どもの立場から里子を支援するためのキット「TOKETA」、佐賀県庁、ルアー釣りなどなど、数多くの仕事が紹介されました。いずれの案件で共通するのが、人との関係性を作り本当に課題になっていることを見つけ出し、単にアウトプットするだけでなくフィードバックを受けてブラッシュアップしていくこと。講評でも、アウトプットしてから続けていくことが大切と何度も話されたことを実践していることがよく分かります。オーダーに応えるだけが仕事ではなく、それ以上により良くしようとする姿勢は見習うべきものであり、大いに刺激を受ける講演となりました。  最後に、則武輝彦 准教授から「ナゴヤ展では、プロジェクトにたくさんの人がかかわっていることに気付いて欲しいと考えていました。制作した作品は人のためを考えて作ったものかもしれませんが、たくさんの人とのかかわりでできたものであり、また、そこにたくさんの人が入ってきてくれるものです。そうしたつながりがデザインの豊かな部分ではないかと思います。この経験を忘れずにそうしたことも考えて欲しいと締めくくり、講評会は終了となりました。 名古屋城本丸御殿「ナゴヤ展」 スペース七番「プレゼンテーション・講評会」 スペース七番「「原田氏 特別講義」

2023.2.18

ダンスパフォーマンスコース第一回卒業公演「DANPA!〜Re:START LINE〜」

ダンスパフォーマンスコース第一回卒業公演「DANPA!〜Re:START LINE〜」 本映像はゲネプロ時(2023年2月10日)のものです。 著作権の都合上、一部プログラムは未収録となります。  2023年2月11日(土)、東キャンパス3号館ホールにてダンスパフォーマンスコース第一回卒業公演「DANPA!〜Re:START LINE〜」が開催されました。 CAST 4年 東  花音 内田 羽咲 國枝 玲名 栗木 成弥 薫田 悠也 阪本 維音 迫口 武尊 鈴木 健斗 3年 市川 陸斗 伊藤菜奈子 岩田 沙樹 江崎 柚実 大谷 美裕 奥山 紗菜 加藤小百合 加藤 花音 杉本  碧 高木 裕果 多和田萌優 戸田 翔真 中村 奏太 松本 翔純 2年 伊藤 璃香 井原  萌 井丸 宙子 佐伯 涼香 富田 萌香 森  柚南 森藤 純花 山田 小夏 1年 貝沼 心春 蒲  和葉 下廣 真子 中島 瑚衣 広渡 茉帆 CHOREOGRAPHY PROVIDED by 古賀 明美(JAZZ MEDLEY) TAKA(HIPHOP MEDLEY) 浦上 雄次(TAP MEDLEY) NOBU(HIPHOP MEDLEY) MICHIYO(HIPHOP MEDLEY) STAFF(MAIN CHIEF) 川田 萌音(STAGE DIRECTOR) 森  大地(LIGHTING CHIEF) 佐藤 夕楓(SOUND CHIEF) 板津 早希(VIDEO CHIEF) 松本 愛莉(PRODUCTION CHIEF) 阪本 維音(DESIGN/VIDEO) and MUSIC ENTERTAINMENT DIRECTION COURSE STUDENTS

2023.1.30

ミュージカルコース卒業公演「CINDERELLA [シンデレラ] 」

ミュージカルコース卒業公演「CINDERELLA [シンデレラ] 」 2022年12月24日(土)・12月25日(日) 東キャンパス3号館ホール CAST 12月24日 12/25 1st 12/25 2nd エラ 太田ひまり 多和田萌優 太田ひまり (アンダー:矢澤 礼) マダム 葛西 花音 本木 沙羅 葛西 花音 (アンダー:山下りさ) マリー 稲垣  舞 林  莉子 矢上 結菜 (アンダー:大宮胡夏) ガブリエル 東  花音 西野渚保美 東  花音 (アンダー:山城歩希) シャーロット 塩崎 柚姫 宇野はる歌 塩崎 抽姫 ) (アンダー:岡山真紺 トファー 三崎 颯馬 山本 航大 三崎 颯馬 セバスチャン 鈴木 健斗 鈴木 健斗 鈴木 健斗 ジャン=ミッシェル 淺野 舜王 岩見  怜 淺野 舜王 ビンクルトン 山本 航大 浅野 舜王 山本 航大 全日 狐・狸 松本 翔純 水鳥 歩南 アンサンブル 山城 歩希 矢澤  礼 岡山 真緒 山下 りさ 大溝 月乃 大宮 萌夏 古田 杏珠 成瀬 瑠南 仙石 沙永 國富 花音 田中 梨紗 松田  武 都築 智誕 戸田 翔真 九鬼 竜也 STAFF 総監督・歌唱指導 塚本 伸彦 指揮 金丸 克己 演出 鳴海 康平 振付 柘植万梨恵 ヘア・メイクアドバイサー 長谷川真也 稽古ピアノ 豊田  萌 川添由梨香 監修 岡野 憲右(音響) 古川  博(照明) 金子  靖(制作) 舞台監督 山下由奈 舞台 内田 羽咲 大澤明日香 伊藤 愛梨 恒川明日賀 山下 由奈 加藤 望愛 河津 結衣 清水 美咲 中村 凛乃 音響 山本 大貴 加藤百々花 小嶋 涼斗 酒井 愛未 長谷川ゆきの 小長井綾乃 平澤 瑞季 井上 果南 小野さくら 片桐 未佳 富田 涼介 西村 京平 服部 美地 原  圭吾 水谷 柚月 照明 赤松 大河 梅田 明希 中川あかね 河嶋 七凪 榊原 舞優 佐野 詩月 野田 幹太 馬場 柚奈 宮原 歩夢 梶屋 俊人 川瀬 虎哲 高瀬 礼乃 都築 香瑛 永坂奈津美 米津 優輝 阿部虎太郎 河田 暖花 城殿 健登 倉橋璃々子 小森 彩花 秦  英里 衣装 川瀬 里菜 清水 彩伽 和井田佳蓮 古村 真星 池田  桃 伊藤 末優 大原 響子 北川 実咲 國富 花音 近藤  和 奈良 茅紘 制作 伊藤 千紘 上田 和佳 加藤 聖菜 川田 萌音 鶴森ゆうな 南雲 美虹 坂田 鉄馬 高田梨里和 中永 怜穏 安藤さくら 金原真梨乃 高垣美音里 高見 咲帆 長野 夢叶 オーケストラ Vn Ⅰ 吉田 純那 村瀬 芽吹 猿渡あかね Vn Ⅱ 齋藤 麻生 横尾 怜 Va 大坪  杏 Vc 朽名 杏樹 Cb 齋田 裕夢 Fl 牧 実央 Cl 小川陽菜乃 中山 琴葉 Hr 金原 陵太 Tp 山本 康平 Tb 築山 稔憲 Perc 池田 花音 神谷 香里 高田富久子 Dr 神藤 史也 Kbd 1 豊田 萌(サポート:冨田典伽) Kbd 2 川添由梨香(サポート:壁谷春花) 24日公演メンバー 25日(1st)公演メンバー 25日(2nd)公演メンバー

2023.1.13

本学卒業生が、KITTE名古屋 クリスマスイベント、「暗がりのクリスマスツリー」を企画、演奏会を行いました

本学卒業生が、KITTE名古屋 クリスマスイベント、「暗がりのクリスマスツリー」を企画、演奏会を行いました  本学デザイン科卒業生の株式会社スペース 木村ユカさん、石黒雄也さんが中心となり企画されたKITTE名古屋 クリスマスイルミネーション「暗がりのクリスマスツリー」の会場にて、12月24日(土)に音楽領域卒業生のヒラウチマイ スペシャルバンド(Vo.ヒラウチ マイさん、Gt. 須賀 奏太さん、B.中島 玄太郎さん、Perc.松原 瑞季さん)、25日(日)は音楽学部卒業生ユニットNUA strings quartetto(Vc. 城間拓也さん、Vn. 村越久美子さん、Va. 大竹温子さん、Vn. 近澤知世さん)が「暗がりの音楽会」として演奏を披露。それぞれ30分と限られた演奏時間でしたが、ロマンチックなクリスマスの夜に彩りを添えました。  KITTE名古屋 クリスマスイルミネーション「暗がりのクリスマスツリー」は、通常の電飾を使うのではなく自動車部品の製造過程で発生した廃棄プラスチックを、アップサイクル製品として製造された蓄光プラスチックを使って作られたもので、柔らかな光が幻想的なクリスマスツリー。アトリウムの環境照明を計画的に消灯して“暗がり”を作り、蓄光プラスチックのささやかな灯りを楽しめるようにしました。企画した木村さんは「愛知県は工業集積地であり、産業用の電力消費が日本でもっとも高くなっています。そうした現状をもっと知ってもらい、環境問題や節電とリサイクルについて考えてもらえるように企画しました」といいます。  その会場で催されたのが「暗がりの音楽会」。灯りを消した中で、蝋燭に火を灯し一層幻想的な雰囲気の中、演奏が行われました。24日のヒラウチマイ スペシャルバンドは、ポップス系の曲、25日 NUA strings quartettoは弦楽四重奏ですが、どちらもクリスマスらしい演目。薄明かりのイルミネーションと華やかな演奏に、道行く人々も思わず足を止め、ツリーを囲む2階、3階の吹き抜けにも人が集まり、演奏に聴き入っていました。  卒業生がクリスマスイベントを企画と音楽で、大いに盛り上げました。

2023.1.6

テキスタイルデザインコース、村瀬弘行氏、古川紗和子氏をお招きし、有松絞り手ぬぐいブランドプロジェクトほか、特別講義を実施

テキスタイルデザインコース、村瀬弘行氏、古川紗和子氏をお招きし、有松絞り手ぬぐいブランドプロジェクトほか、特別講義を実施  デザイン領域 テキスタイルデザインコースでは、2022年12月21日、SUZUSAN クリエイティブ・ディレクター 村瀬弘行氏、ミラノ在住のフリーランスデザイナーの古川紗和子氏をお招きし、「有松絞り手ぬぐいブランドプロジェクト」で制作した商品とブランドの講評会を開催、加えて、バッグデザイナーとしてVERSACE、 BOTTEGA VENETAといったラグジャリーブランドで活躍してきた古川さんのお話を伺いました。  「有松絞り手ぬぐいブランドプロジェクト」は例年、テキスタイルデザインコース2年生が取り組んでいる課題で、有松絞りを使ったオリジナルデザインの手ぬぐいを制作し、毎年6月に行われる「有松絞りまつり」の会場で販売するというプロジェクト。商品のブランドを考案し、ブランドコンセプトに基づいて商品を企画、制作、パッケージやショッパーバッグも制作し実際に販売する店舗もプロデュースする実践的な演習です。例年、企画の最初の段階から村瀬さんに見ていただいていますが、今回は完成した商品を古川さんにも見ていただくことになります。  学生らは2つのグループに分かれそれぞれにブランドを設定しており、今年は「永縁」(えにし)と「IRUMATS」の2つのブランドとなりました。それぞれにブランドのイメージを決めるために制作したムードボードと想定する顧客3名を具体的に記したバーチャルカスタマーのボードを掲げ、配色とデザインコンセプト、包装とショッパーを展示、プレゼンテーションを行いました。  「永縁」は、伝統と人のかかわりを感じさせるレトロなイメージで、カラフルでありながらどこか懐かしいイメージです。想定する顧客も美術館巡りが趣味の若い女性や、手芸やパッチワークが趣味の60代の女性などを想定し、ブランドイメージに沿ったものになっています。クラフト紙を使ったショッパーには、レーザーカッターを使って精密にブランドロゴが切り抜かれており、凝った作りに村瀬さん、古川さんからも思わず感心する声が上がっていました。販売時に着用するTシャツとちょうどスマートフォンが入る大きさのポシェットには、古川さんからキットとして販売すると良いのでは、との評価をいただきました。  「IRUMATS」は、有松(Arimatsu)と祭り(Matsuri)のアナグラムから作られた名前で、伝統的でありながらもどこか都会的な新しさがあることがコンセプトです。バーチャルカスタマーにアメリカ人が含まれていることはこれまでになく、時代性を感じます。学生らは板締め絞りの幾何学模様の連続性と不思議さに感動し、それをデザインに取り入れたとのこと。模様が不揃いだったり色の滲みや淡さが絞りの魅力といえますが、グラフィカルでクッキリしたデザインを取り入れており新鮮さを感じさせます。学生らは、Tシャツをサンプルで作っていましたが、B反(商品にできない外れ品)を使い、雑貨を生産販売したいと意欲的です。村瀬さんからは、「永縁」とはまた異なったコンセプトでファッションのテイストを感じユニーク、選ぶ楽しさがある、との言葉をいただきました。  講評としてお二人から、「どちらのグループも非常にクオリティが高く、販売の場を想定し衣装や小物を作っていることも良い、どちらもとても良いブランドになっている」と評価をいただきました。加えて、「アパレルとしてやっていくには、商品力とブランド力、さらに販売力の3つが重要。ブランドを後押ししてくれるのは販売力であり、ここまでで商品の魅力は十分できているので、ここからは販売をどうするか考えていって欲しい」と締めくくりました。  講義の後半は、古川紗和子さんのお話。長岡造形大学テキスタイルコースを卒業後、イタリア ミラノのドムスアカデミー マスターオブファッションコースで学び、DIOR HOMME、GIANFRANCO FERRE、VERSACE、BOTTEGA VENETAでバッグデザイナーとして働くことになった経緯、さらに8年間勤めたBOTTEGA VENETAでの勤務の様子や、通常では見ることのできない資料室の様子、デザインスケッチなど貴重な写真とともに説明していただきました。第一線で活躍するデザイナーの言葉に、学生らは興味津々、熱心に聞く様子が印象的でした。古川さんは「学生時代はツモリチサトやマルニなどのファッションが好きで、バッグのデザイナーになるとは考えていなかった。ドムスアカデミーで教わる先生が現役で働くバッグデザイナーでその道に入ることになり、運や縁がとても大事」といいます。二十歳の頃は海外のブランドで働くと考えたこともなく、今、学生が考えていること以上のことができるはす、夢を持っ てやっていって欲しい、とエールを送りました。  最後に、村瀬さんと古川さんの対談でSUZUSANから発売される古川さんデザインのバッグの試作品をお披露目し、学生から質問に答え交流を楽しむなど、盛りだくさんの特別講義となりました。 永縁 IRUMATS