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2024.4.17

テキスタイルデザインコース、有松・鳴海絞り「張正」とのコラボ商品 デザインを決定

テキスタイルデザインコース、有松・鳴海絞り「張正」とのコラボ商品 デザインを決定  テキスタイルデザインコースでは、有松・鳴海絞りの張正さんとコラボレーションし、伝統の「豆絞り」を使った作品を制作「有松絞りまつり」にて販売を行います。張正さんの豆絞りB反(染めむらなどちょっとした難点のある二級品)を使い、学生が板締め絞りで模様を加えアップサイクル商品とします。有志6名の学生が有松にてサンプル品を制作しましたが、その中から商品化するデザインを選定しました。制作されたサンプルはひとり10種類。2024年4月9日(火)、60種類の手ぬぐいサンプルを持ち寄り、テキスタイル工房に集まりました。  有志の学生は、清水咲和さん、鈴木心彩紀さん、中島成美さん、深草穂華さん、水谷茉優さん、山本舞瑠さんの6名(中島さんはこの日お休み)。それぞれ制作した10のサンプルを壁に貼り、デザインを検討しました。サンプルの制作は張正さんにて行い、豆絞りと同じ色合いになるように同じ染料の濃淡2種類を使って制作したもの。色味が合っているだけありベースの豆絞りとよく合い、どれも素晴らしい出来映えです。どれも商品として十分魅力的に思えますが、そこからまずひとり2点を選出します。デザインのユニークさはもちろん、ほかとの兼ね合い、商品化するための再現性などを考慮した上で、学生それぞれのお気に入りや思い入れを聞き選択していきます。  都合12枚を選び、さらにここから半分の6枚に絞り込み商品とします。12枚を並べて壁に貼り、検討を重ねます。「張正さんの伝統の雪花絞りも入れたいし……」「これとこれはデザインが似てるからどっちかで」「男性にアピールできるのも欲しいし……」と、それぞれに意見を出しながらじっくり選びます。バルク生産(アパレル業界ではサンプルではなく本生産の意)すること、学生が卒業してしまっても後輩が指示書から再現できることも念頭に選びます。最終的は、商品としてのバリエーション、安定して作ることできることを重視しつつ、それぞれの個性や思い入れのあるものが選ばれました。  プロジェクトの感想を聞くと「家族にサンプルを見せたんですけど、これが一番かわいいっておばあちゃんが言ってくれたデザインが選ばれました」(清水)、「いままでの授業では、板締めじゃないものばかり染めていたんですよ。バルク染色では、ちゃんと柄が出るかドキドキです。一番好きな柄が選ばれてうれしいです」(深草)、「これまで花柄とか作ることが多かったので、ちょっと違うものが選ばれびっくりしてます。評判良くてうれしいです」(山本)、「張正さんで豆絞りのお話を聞いて、かわいいだけじゃなく長い歴史があるんだなとわかりました。自分の柄を加えることで、豆絞りの印象が崩れないようにデザインを考えました」(鈴木)、「畳み方とかいろいろ考えました。選んでもらったデザインも、もっと自分でアレンジして新しいものができないかと考えてます。とても良い経験になりました」(水谷)と選考にも出来映えにも充実した感想が聞かれました。また、なにより学生たちが楽しみながら制作したことが伝わってきました。  この後、2024年4月末に商品を制作、2024年6月1日、2日の有松絞りまつりでの販売となります。恒例のテキスタイルデザインコース 有松絞り手ぬぐいブランドプロジェクトと併せ、ぜひ有松絞りまつりへお運び下さい。

2024.4.17

テキスタイルデザインコース 春の恒例、羊の毛刈り体験を実施

テキスタイルデザインコース 春の恒例、羊の毛刈り体験を実施  2024年4月10日、テキスタイルデザインコースでは、恒例の授業、羊の毛刈り体験を行いました。テキスタイルデザインコースでは、布を織るための糸の素材として羊毛や綿などを体験的に学び、素材の特質や特徴について理解を深める授業を行っています。羊の毛刈りはその一回目の授業であり、例年、テキスタイルコースを選択した2年生が4月に受けることになります。今年も、愛知牧場から羊飼いの丸岡圭一さん、堀田雅人さん、そして羊のニコちゃん(雌、1歳)を西キャンパス クローバー畑にお招きし、毛刈りを体験させていただきました。  軽トラックで学内にやってくると、ニコちゃんの鳴き声に誘われるように学生が集まります。テキスタイルコースの2学生だけでなく、先輩である3、4年生、他のコースの学生、手の空いている大学職員も見学に訪れます。  はじめに、羊飼いの堀田さんからニコちゃんについての説明がありました。ニコちゃんは、昨年、毛刈りに来てくれたダディ君の娘であり、今回の毛刈りが生まれて初めてとのこと。簡単に刈り取り方の説明があり、毛刈りが始まりました。学生は順番にはさみを手に、ひとつまみずつ毛を刈り取っていきます。おぼつかない手で毛をより分けカットします。ニコちゃんはおとなしくしていますがもがくように動くとびっくり、見守る学生からも思わず笑みがこぼれます。学生たちは、刈った毛を手にふわふわの手触りを楽しんだり、匂いを確かめてみたり、それぞれに素材を実感しました。  刈り取った毛は10cmほど長さ、真ん中あたりに線が入るように色が変わっています。堀田さんによれば、これは木の年輪のようなもので、羊の1年間の生活が記録されているとのこと。ニコちゃんの場合は初めての毛刈りであり、毛の先端が丸まって固まっている部分もあります。これは、ミルキーチップといわれるもので、母羊のお腹の中にいたとき羊水に浸っていたため毛が固まったものなのだそう。真ん中の線は、夏が終わり冬のための毛に変わる部分ということです。また、毛を触っていると脂分があり、指先がすこししっとりとします。これは、羊毛に付着しているラノリンという油脂で、化粧品や医薬品のベースなどに使われています。  学生たちからは、早くも質問が挙がります。ニコちゃんの名前の由来は? なんていう種類の羊? クローバーを食べてるけど普段はどんなものを食べているの? 毛を刈るのはどうして? と興味津々。堀田さんは、丁寧に答えつつ、羊は人間によって毛を取るために作られた動物で、人間が毛を刈らないと生きていけない存在、野生の羊はいないと説明します。また、繊維全体を考えたとき羊毛の生産量はわずか1.3%、日本は一人あたりのウール消費量が世界一で、世界一ウール好きにもかかわらず国産の羊毛はほとんどない、というウールをめぐる現状の課題なども教えていただきました。  一旦、質疑を中断して、バリカンで羊全体の毛を刈ります。堀田さんがニコちゃんを座らせ抱きかかえるようにして刈っていく様子を皆で見守りました。おなか、左からおしり、次に頭から服を脱がせるようにひとつながりになるように刈っていきます。  刈り終わると堀田さんは、一枚につながった毛を示し、この状態をフリースといい、よく知っているフリースジャケットの語源になっていると説明します。羊毛は、部分により品質が異なり、肩のあたりは柔らかく、おしりのあたりは硬くなっており、用途によって使い分けるのが良いといいます。堀田さんが自身で使っている羊毛でできた手紡ぎ手編みのベストとスヌードを見せ、どの羊の毛から作ったものかわかるようになっていると紹介、ベストはごばんくんという羊、スヌードはオレオさんとのことです。Instagramで、「#ごばん200411」、「#オレオ170202」で検索すると、生育状況などトレースできるように考えられています。ニコちゃんのタグは、「#ニコ230322」で、作品を作ったときには、ぜひハッシュタグを付けて投稿して欲しいと説明しました。  担当する貝塚惇観講師からは「ウールは呼吸をする繊維で、水分が多いと吸収し、乾燥してくると保湿するようになります。気候や気温によって良い具合に変化する、素材が生きているということが大きな特長だと思います。化学繊維では同じようなことはまだできていなくて、羊毛は特別な素材であり、そうした素材の特性を知ることで制作するものが変わってきます」と説明。併せて、国産の羊毛を使っていこうというジャパンウールプロジェクトに授業で参加するとが告げられました。「今年は羊毛についてしっかり学ぶ機会があります」とまとめ、授業は終了となりました。素材の源流を知る、貴重な体験となりました。

2024.4.8

テキスタイルデザインコース、有松・鳴海絞り「張正」とコラボレーション、豆絞りB反をアップサイクルし商品化へ

テキスタイルデザインコース、有松・鳴海絞り「張正」とコラボレーション、豆絞りB反をアップサイクルし商品化へ  テキスタイルデザインコースでは、有松・鳴海絞りの張正さんとコラボレーションし、伝統の「豆絞り」を使った作品を制作し例年出店している「有松絞りまつり」にて販売を行います。加えて、レギュラー商品として通年販売できるよう商品化を目指しています。  張正さんの豆絞りは、江戸時代から続くドット模様の伝統的な絵柄。生産の過程で出たB反(染めむらなどちょっとした難点のある二級品)を活用し、豆絞りの柄と重ねるように染めを加えて作品を作ります。2021年に開催された「KOUGEI EXPO IN AICHI」でも同様の作品を制作、好評を博しました。今回は、その第2弾ともいうべきプロジェクト。前回は、豆絞りにシルクスクリーンプリントを加えた作品を制作しましたが、今回は板締め絞り(布を2枚の板の間に挟み強く締め、染料の浸透を防いで模様を染め出す染色法)で幾何学模様を加えるという贅沢さ。テキスタイルデザインコース3年生6名の学生が参加しました。  2024年4月2日(火)、学生らはあらかじめB反の手ぬぐいをすぐ染色できるよう折りたたんだ状態まで準備し、有松駅近くの張正さん店舗に集まりました。定番の正三角形をはじめ、四角形、布がはみだすようにたたんだもの、割り箸で挟んだものなど、さまざまなバリエーションのものを一人10通り、制作してきています。それぞれが10種類のサンプルを制作し、その中からひとつを選び6名で6種類の商品を作ることになります。  染色する前に、店舗で張正の鵜飼小百合さんから、豆絞りの歴史についてお話を伺いました。  張正さんの豆絞りは、江戸時代から続く伝統的な絵柄ですが、第二次世界大戦によって手作りの制作方法が失われた後に、張正さんの先代、先々代が研究を重ね復活させたもの。江戸時代の浮世絵を参考に再現する方法を研究、たまたま知多の海水浴場に行った先々代が、豆絞りの手ぬぐいを持っている人を見つけ、初めて豆絞りの実物を手に取ることができ、試行錯誤の末に実現したとのこと。量産することも見据えての再現だったこともあり、じつに5年もの歳月がかかったといいます。  現在でも豆絞りは、布の変化もあり、決して歩留まりが良いわけではなく、たくさんのB反が出てしまうとのことです。日本で唯一絞りで再現しているということ、また、納得できるクオリティでなければ商品としない職人としての誇りを、あらためて感じさせます。  お話のあと、張正さんの染色工場へ移動し、染めの作業を行いました。鵜飼敬一さんの指導のもと、浸染(布を染料溶液に浸して染める方法)で染めていきます。今回の制作は商品化を目指すということで、学生それぞれが布のたたみ方とどの部分にどれくらい色を入れたか、制作のレシピを克明に記録、制作する人が変わっても同じような柄を作ることができるようにしていきます。  3年生の学生は、これまでに何度も手ぬぐいの制作を経験しており、作業自体は慣れたもの。スムーズにそれぞれが10種類の柄を染め上げました。できあがったサンプルは、いずれのサンプルも豆絞りの柄とマッチしどれも魅力的。商品化するものを選ぶのがうれしい悩みになりそうな素晴らしい出来映えで、商品化への期待も高まります。  学生からは「豆絞りの柄をどう活かせばいいか、丸みにあわせようかとか、いろいろデザインを考えました。絞りをベースに考えることが貴重な経験になりました」「これまで白地に染めたことしかないので、出来上がりを見て印象が想像と違い、面白いなと思いました」「絞りの歴史を聞いて、学ぶことが多かったです」「自分が考えていたことに作業するとき少しアレンジを加えて楽しんで制作できました」「豆絞りの歴史を知ったこと良かったです。柄を重ねることで印象が変わって面白いと感じました」との声が聞かれ、絞りの技術と歴史の面白さをあらためて感じた様子でした。  今後は、サンプルを持ち帰り商品化するデザインを選び、4月末に商品を制作、2024年6月1日、2日の有松絞りまつりでの販売となります。恒例のテキスタイルデザインコース 有松絞り手ぬぐいブランドプロジェクトと併せ、ぜひ有松絞りまつりへお運び下さい。

2024.4.3

ミュージックエンターテインメント・ディレクションコース「ザ・ベストテンコンサートXIV」

ミュージックエンターテインメント・ディレクションコース「ザ・ベストテンコンサートXIV」 ※本映像はゲネプロ時のものとなります。  2024年3月3日(日)、東キャンパス3号館ホールにて、ミュージックエンターテインメント・ディレクションコースが主催するイベント「ザ・ベストテンコンサートXIV」を開催しました。  「ザ・ベストテンコンサート」とは、1970年~1980年代の日本の歌謡曲を中心とした構成で、毎回、会場が満席になる名古屋芸術大学の「顔」とも言えるコンサートです。 Phot Gallery キャスト 奥山紗菜 藤井郁 多和田萌優 矢澤礼 若菜未沙 山下りさ 山城步希 吉野伊吹 立石そら 清水梨衣 古川紗衣 竹内彩乃 黑﨑琉紀 森海将 玉北海斗 五十嵐麻花 大溝月乃 宮嶋紗生 井上睦貴 演奏 NUA ザ・ベストテンバンド スタッフ 音楽 荒川’B’琢哉 演出・振付 樋渡千紗 振付 Ï∞n Seiya 歌唱指導 塚本伸彦 音響指導 岡野憲右 照明指導 古川博 制作指導 金子靖 音響・照明 ミュージックエンターテインメントディレクションコース ミュージックエンターテインメントディレクションコースプロデュースチーム 山下由奈 恒川明日賀 小島夕奈 中永怜穏 阿閉陽美希 中原美玖 粟村葉平 永坂奈津美 伊藤愛梨 西山日菜 加藤友香 吉村真星 坂田鉄馬 鷲尾采音 都築香瑛

2024.3.26

OSRIN氏による映像制作特別講義「GAME CHANGE」講評会を開催

OSRIN氏による映像制作特別講義「GAME CHANGE」講評会を開催  今年度、デザイン領域では特別客員教授に映像作家・アートディレクターのOSRIN氏を迎え、「GAME CHANGE」と題して全4回の特別講義を実施しました。OSRIN氏は、King GnuのMV「白日」をはじめ、米津玄師、Mr.ChildrenのMV、数々のCMを手がけるクリエイター。そのOSRIN氏から、直接、学ぶことのできる貴重な機会であり、コースを超えて映像制作に関心のある学生が講義に参加しました。  4回の講義は、オンラインを中心に行われました。1回目の講義は2023年7月、この講義の主旨と制作する映像についての説明がありました。まず、タイトルは「GAME CHANGE」とし、自身も創作することと他者と協働することで変わってきたと説明し、この講義での体験が人生を変えるきっかけになればといいます。加えて、制作する映像について要件を説明しました。1つ目は「見たことのないもの」。見たことないものは、誰が見たいものなのか、見いたことないものは見たいものでなければいけないこと、と考えに含みを持たせます。2つ目は「グループを作って制作すること」。どうしても個人でやりたいという希望があればそれでもいいとするものの、基本的にはグループで協働することを望み、また学年も入り交じったグループであって欲しいと説明します。実際に社会で働くときは年齢やキャリアに関係なく、多くの人とかかわりながら仕事を進めます。同じように異なった学年でグループを組むよう指示がありました。3つ目は「企画書を制作すること」。すべての作品は企画書からはじまり、企画書によって予算が決まります。企画書は人を説得するものであり思考のプロセスでもあるといい、企画書なしで良い仕事はできないと説明。企画書作りを課題としました。1回目の講義では、このあとOSRIN氏が書いた企画書を公開し、企画書の要点を説明しました。また、映像を専攻していない学生のために映像フォーマットについて説明し、最終的に2分以下の映像を制作するよう課題が出されました。  2回目、3回目の講義は、学生からの企画書に対して添削するような形で行われました。感想とともに企画書の面白い部分を膨らませるようアイデアが書き込まれ、ブラッシュアップされていきました。企画書は、コンセプトとどのようなものを作りたいのかを説明する必要があります。また、制作する作品のイメージを伝えるムードボードも重要です。「企画書は自分のやりたいことを伝え、人を口説かなければいけないもの」とし、伝え方は千差万別、良い方法は企画によっても、また、人によっても異なるものと説明し、よく考えて作って欲しいと企画書の重要さを唱えました。たしかにOSRIN氏の企画書はユニークで、決まったフォーマットがなく、それぞれに見た目も構成も異なります。また、企画書自体に創作的な部分が盛り込まれていることも特徴的です。「自分が面白いと思うこと」をしっかり書いて欲しいと学生に伝えました。  そして、いよいよ最終の講義を2024年3月1日、OSRIN氏をお招きしB棟大講義室にて制作された映像をスクリーンで映写し、講評会を行いました。制作された映像は5本、Aチームは明坂悠叶さんの企画を基にしたアニメーション「寝つきが悪い」、Bチームは平松篤音さんの企画で「時間屋」、和田夏希さんの個人作、歪み興行の巡業ツアーを追った「どうしたいのかどうするのか全部自分」、Cチームは鈴木美砂さんの企画「ただ、漂う、ヒト」、Dは二人チーム、須賀さんと梛野さんの企画で「airy」。それぞれに作品を楽しみながらの講評会となりました。  OSRIN氏は作品の出来映えを讃え、面白い点をコメントしていきます。同時に、使ったほうが良いツールや制作上注意すべき点などのアドバイスも加えます。講評で印象的だったのは、共同作業による軋轢の指摘すること。共同で制作する限り100%自分の思い通りにはできません。気に入らない部分を指摘し合い、しっかりとディスカッションすることが実際の仕事では不可欠です。そうして作品が良くなるわけですが、チームに遠慮があると自分の考えを伝えることはできず譲ってしまいます。そうした不満な点を残したままでは、納得できる作品は生まれません。そうした対立を説明し、そのことを実体験することがこの講座の目的のひとつでもあり、そのことを糧にしていって欲しいと伝えました。  総評として「どの作品もとても面白かったです。単位を取るのに必死だった自分の学生生活とくらべると、自由参加で手間のかかる映像の制作をするだけでも本当に凄いと思います。自分で活動する、こうしたことが自分にはありませんでしたが、社会に出てからとても大切なことだと気付きました。それをぜひ学生時代に体験して欲しかったです。楽しいことを仕事にする、これは難しいことに思えますが、楽しいと感じることができればとてもシンプルなことです。自分の道を信じて、ぜひ挑戦して欲しいと思います」と学生たちを応援し、講義は終了となりました。

2024.3.23

第51回 卒業制作展・大学院 修了制作展

第51回 名古屋芸術大学 卒業制作展 名古屋芸術大学大学院 修了制作展 更新情報 2024.3.6 【EVENT】名芸卒業生トークイベント「私の出発点~そういえば、原点(ルーツ)は、名芸だよね」 2024.3.5 【EVENT】名古屋芸術大学ローターアクトクラブが企画 第2回チャリティーオークションを開催 2024.3.5 【EVENT】名古屋芸術大学卒業・修了制作展期間中の週末限定「ウィークエンドコンサート」開催 2024.2.29 【EVENT】第51回 名古屋芸術大学卒業制作展優秀賞、第27回ブライトン大学賞 授与式 2024.2.28 A棟・B棟・F棟・L棟・屋外の展示情報を更新しました 2024.2.27 U棟の展示情報を更新しました 2024.2.26 X棟の展示情報を更新しました 2024.2.25 G棟の展示情報を更新しました 2024.2.24 Z棟の展示情報を更新しました 2024.2.21 H棟の展示情報を更新しました 2024.2.20 K棟の展示情報を更新しました ページ内検索 コースから検索 展示場所から検索 名芸卒業生トークイベント「私の出発点~そういえば、原点(ルーツ)は、名芸だよね」 名古屋芸術大学ローターアクトクラブが企画 第2回チャリティーオークションを開催 名古屋芸術大学卒業・修了制作展期間中の週末限定「ウィークエンドコンサート」開催 第51回 名古屋芸術大学卒業制作展優秀賞、第27回ブライトン大学賞 授与式 第48回 | 第49回 | 第50回 卒展

2024.3.13

名古屋芸術大学 第46回オペラ公演「ヘンゼルとグレーテル」

名古屋芸術大学 第46回オペラ公演「ヘンゼルとグレーテル」 ※本映像は2月24日公演チームのゲネプロ時のものとなります。 Photo Gallery 24日公演 25日公演 STORY ヘンゼルとグレーテルはほうき職人の父と母と一緒に慎ましく暮らしていた。 両親が仕事で留守にしている家の中、ほうき作りや編み物の手伝いに飽きて歌い踊る2人。その姿を帰ってきた母親に見られ、喧嘩の拍子にミルクの入ったツボを割ってしまう。 カンカンに怒った母親がイチゴを摘みに行かせたのは、魔女がいると言われる森だった。 2024年2月24日(土)・25日(日) 名古屋芸術大学 東キャンパス3号館ホールにて開催 CAST 24日公演 25日公演 ヘンゼル 齋藤咲弥 八木萌花 濱口紗雪 グレーテル 伊藤瑠璃 佐藤奈那江 父 伊藤優里 中西和音 母 伊藤ゆり子 杉本和花 眠りの精 加藤ふみ 鈴木沙季 露の精 清水麻未 成瀨瑠南 魔女 安野風斗 久米愛香 アンサンブル 岩見怜 大瀧桃太郎 鬼塚日奈 神谷優佳 舘内由衣 長濱優 林新菜  山本菜南子 渡邉美音 Julia Stockerd 天使たち ダンスパフォーマンスコース ミュージカルコース ピアニスト 秀平雄二(教員) 浅野佑佳 (契約助手) 音楽監督 馬場浩子(教員) 演出 鳴海康平(教員) 振付協力 柘植万梨恵(教員) STAFF 小林さくら 佐野詩月 清水彩伽 白藤花 高木裕果 田畑創路 馬場柚奈 藤井若菜 松原杏 宮原歩夢 坂田 鉄馬 高瀨礼乃 都築香瑛 恒川明日賀 中島鈴苗 永坂奈津美 西山日菜 本田有花 天野唯菜 井口万里菜 磯村誠良 伊藤未優 井上果南 鵜飼日菜詩 小野さくら 加藤望愛 河田暖花 北川実咲 倉橋璃々子 中野花歩 秦英里 星野円花 山口琴 竹内里織 【エンターテインメントディレクションコース】 梶田裕子 【声楽コース】 照明 二川幸生 音響 岡野憲右 制作 金子靖 【エンタメ指導教員】

2024.3.6

名芸卒業生トークイベント「私の出発点~そういえば、原点(ルーツ)は、名芸だよね」

名芸卒業生トークイベント「私の出発点~そういえば、原点(ルーツ)は、名芸だよね」  2023年度卒業制作展記念講演として、2024年2月23日(金)に、本学卒業生の田中里奈さん(アーティスト、2012年 洋画2コース卒業、非常勤講師)、伊集院一徹さん(南伊豆新聞・南伊豆くらし図鑑 編集長/イラストレーター 2011年 ライフスタイルブロックデザインマネージメントコース卒業 )、佐藤ねじさん(プランナー/アートディレクター 2004年 デザイン造形実験コース卒業)の三氏による、「名芸卒業生トークイベント 私の出発点~そういえば原点(ルーツ)は、名芸だよね」を行いました。  ファシリテーターをスペースデザインコース 駒井貞治教授、コミュニケーションアートコース 松岡徹教授、現代アートコース 吉田有里准教授が務め、ユーモアを交えつつ和やかな雰囲気のトークショーとなりました。はじめに、現在どんなことをやっているかそれぞれのプロフィールの紹介、その後、4つの質問に答える形で進められました。  田中里奈さんは、これまでに制作した作品を紹介しながら作品のモチーフとなっているお寺など作品の背景となっている考え方、記憶に頼って制作していること、遠近法や配色など複数の表現技法を混在させている現在の創作について紹介してしていただきました。  伊集院一徹さんは、学生時代に芸祭実行委員長を務めたことから話を始め、就職したものの仕事内容と自分のズレを感じつつ、南伊豆で地方創生事業に関わり移住、起業して編集者、イラストレーターとして地域メディアを立ち上げたことを説明。コロナ禍で仕事がなくなったときにそれまでの経験を漫画にするなど、さまざまな働き方をしているといいます。  佐藤ねじさんからは、プランナーとしてやってきた仕事として、一晩かかって人狼ゲームをするホテルの宿泊プラン、子供服の企業と協力して親が助かる子供服の「アルトタスカル」、赤ちゃんが一緒にいないと遊べないゲームなど、自由でユニークな発想から生まれている数々の仕事を紹介していただきました。  自己紹介のあと、Q1.大学ではどんな学生だった? Q2.就職とか、将来どうなりたいと思っていた? Q3.卒業制作の思い出は? Q4.学生へのメッセージ、の4つの問いに答える形でトークは進められました。  田中里奈さんからは「学生時代、絵で悩んでいると吉本作次先生が、直接話すのではなく、刺激になりそうな画集をアトリエの隅に積んで置いてくれるんです。私がいないうちに、小人が出てきてやってくれたみたいに積んで置いてくれて、自分の作品に取り入れていったというのが、すごく印象に残っています」。  伊集院一徹さんは「ライフスタイルの萩原先生はとても怖かった(笑)。課題なんかも、できてるのか? ハイ!できてます、と答えてその日に徹夜したりだとか。そういうやりとりを重ねた学生時代でしたね」。  佐藤ねじさんは「僕は、今でいう先端メディアかな、プログラミングとか映像をやっていました、津田先生ですね。劇団と二足の草鞋だったんで、課題ばっかりでもなくそれほど怒られることもなく、メディアデザインは良いコースでしたよ(笑)」と笑わせました。  会場には、洋画コースの吉本作次教授、 ライフスタイルデザインコース 萩原周教授、先端メディア表現コース 津田佳紀教授の姿があり、「おかしいな……(笑)」(萩原教授)といった声が漏れる一幕もありましたが、それぞれの恩師との温かな交流も会場を和ませました。  「学生時代から作家になるつもりでいたので就職活動しなかった」(田中里奈さん)、「本当にわからないという感じ。5年前でも、自分がゲストハウスをやっているとか、まったく思ってなかった」(伊集院一徹さん)、「宣伝会議の本を開いて、ここに載っている会社なら大丈夫みたいな感じで入って、ぜんぜん面白くなくて。学生時代に面白かったことでぴったりの職業ってなかなかない。自分も20代は迂回した感じです」(佐藤ねじさん)と人それぞれに惑いながらも、自分の学んできた基本に立ち返るようにして今につながっているといえます。  学生時代にやっておいたほうが良いことについては「ブライトンに留学して、海外の美術館を見てきたことは本当によい経験」(田中里奈さん)、「気になることがあったら行く、そこで一次情報、リアルな情報をとることですね。そこで出会う人、どこで繋がるかわからない」(伊集院一徹さん)、「定年が60歳だとすると40年あるじゃないですか、40年後のこと考えると正解なんか絶対にわからない、正直AIとかでめちゃくちゃ変わる。何が武器になるかわからない。でも人間であることは変わらないので、基本的なことが大事では」(佐藤ねじさん)と、誰もが経験したことや人との出会いを大切にしているといいます。  駒井教授は「名芸のポテンシャルをあらためて感じました。皆の情熱みたいなものもすごく感じます。先輩後輩のつながりなどさらに強くしていくことも、今後も大事にしていって欲しいと思います」と締めくくりました。

2024.3.5

名古屋芸術大学ローターアクトクラブが企画 第2回チャリティーオークションを開催

名古屋芸術大学ローターアクトクラブが企画 第2回チャリティーオークションを開催  初開催となった去年度に引き続き、卒業・修了制作展期間中の2024年2月24日(土)、名古屋芸術大学ローターアクトクラブ主催による「名古屋芸術大学 第2回チャリティーオークション」を開催しました。  名古屋芸術大学ローターアクトクラブは、地域社会で活動する人や団体とコラボレーションし共にボランティア活動を行うサークル。これまでにもNPO法人や他のローターアクトクラブと協業を行うなど、例年、さまざまな活動を行ってきました。  このチャリティーオークションでは、売上の一部をポリオ根絶を支援するロータリー財団に寄付しエンドポリオの活動を知ってもらうこと、そして、学生作品を販売することで作品と社会のつながりや作品の市場価値を知ることを目的として企画されました。  オークション開催の前に、チャリティオークション実行委員長の菅谷心寧さんからは「今回のオークションでは、昨年度とは違ってクラウドファンディングが始まり、たくさんの方々にご支援をいただきまして開催することができました。作品が落札されることで、学生への金銭的な支援や制作意欲の向上、自信につながればいいなと思います。これまでローターアクトクラブのメンバーみんなで頑張ってきました。本日もめちゃくちゃ頑張るので、楽しんでいってもらえると嬉しいです。」とあいさつがありました。  オークションの司会進行は、声優アクティングコース1年 森海将さんと2年 豊田結衣さんが務め、会場を盛り上げます。絵画や陶芸などの立体作品、さらには“出張演奏”、サプライズとして現在様々なメディアで活躍する卒業生によるイラストが出品され、ときには激しい競り合いとなり会場は大いに沸きました。  寄付金につきましては、公益財団法人ロータリー日本財団を通じ、ポリオ根絶の支援金として寄付をさせていただきます。