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2021.3.23

令和2年度愛知県芸術文化選奨 文化新人賞をアートクリエイターコース 荒木由香里先生が受賞

令和2年度愛知県芸術文化選奨 文化新人賞をアートクリエイターコース 荒木由香里先生が受賞  令和2年度愛知県芸術文化選奨授賞式が2021年3月23日に愛知県庁本庁舎 6階 正庁で行われ、本学非常勤講師のが文化新人賞を受賞しました。愛知県は、芸術文化の各分野において、その向上発展に貢献し業績が顕著な方を選奨することにより、芸術文化の振興を図ることを目的として、昭和52年度から愛知県芸術文化選奨を実施しています。  授賞式では大村愛知県知事から、表彰状と奨励金の目録が手渡されました 荒木由香里先生  選考委員長の藤井達吉現代美術館館長 木本文平氏からは、近年と活躍とこれまでの業績に加え、今後芸術文化の発展にさらに貢献していただけることが期待される方々が選出されたと選考の講評がありました。荒木さんについては「作品が置かれる場所の特性を生かし、ジェンダーや環境問題など様々なメッセージを含んだ作品制作を行い、今の時代をしなやかに映し出す現代美術作家。ハイヒールや口紅、プラスチックゴミなど、日常に置き去りにされていく物たちを集め、象徴的に赤や黒など一色にまとめることで、物が経てきた時間や記憶をも纏った私的な造形に再生させる。国内外で発表を行いながらも佐久島に島の景観を生かした作品を恒久設置するなど、愛知県を拠点として活動を行っており、本県芸術文化の向上に貢献し、今後もその活躍が期待されている」と業績の紹介がありました。  受賞を記念し名古屋市中村区のにて、これまでの個展、近年のフィールドワークなどで制作された作品を再構成した個展「集合」が4月16日(金)から5月1日(土)に開催されます。こちらもお楽しみに。 AIN SOPH DISPATCH(アイン ソフ ディスパッチ)

2021.2.17

ミュージカルコース卒業公演「ALICE THE MUSICAL」上演

ミュージカルコース卒業公演「ALICE THE MUSICAL」上演 2021年2月9日(火)、10日(水)、ミュージカルコース卒業公演「ALICE THE MUSICAL」を上演しました。ミュージカルコースの卒業公演は、名古屋市内のホールで行われるのが通例でしたが、今回はコロナ禍の影響もあり、東キャンパス3号館ホールにて「ダイヤ組」9日と「スペード組」10日の2公演に分け、人数制限完全予約制、全席指定での公演となりました。それでも多くのお客さまにお越しいただき、充実した卒業公演となりました。 演目は「ALICE THE MUSICAL」。ルイス・キャロルの不思議の国のアリスをポール・ボイド氏が戯曲化したもので、1998年の初演以来、ロンドン・ウエストエンドを中心に世界中で上演されている作品です。馴染み深い不思議の国のアリスの物語を、アリスが裁判でハートの女王を倒してもとの世界に戻るまでのストーリーに脚色。チェシャ猫をストーリーテラーに据え、狂言回しの白うさぎ、陽気ないも虫、トゥイードルダムとトゥイードルディーの演技デュオ、帽子屋と地下政治活動のティーパーティー、そして物語のキーを握るホワイトナイトと、おなじみのキャラクターたちが歌って踊って、不思議な世界をステージに展開します。 印象的なのは、楽曲の素晴らしさ。オープニングの“Wonderland”、60年代ポップス風の“What's She Gonna Do?”、ラテンのリズムが楽しい“Nothing Here Makes Sense”、アリスがしっとりと歌い上げる正統派バラードの“Home”など、キャラクターごとに見どころがたっぷり。それぞれが練習してきた成果を発揮し、歌声で観客を魅了しました。物語のクライマックスには、キャスト全員ですべての曲をディスコ調でメドレーにした“Mega-Mix”を披露。ノリの良い曲にキレのあるダンスで会場を大いに盛り上げました。歌と踊り、演技というミュージカルの基礎的な要素をしっかりと見せる充実した公演になりました。4年間の成果にふさわしいステージに、いつまでも拍手が鳴り止みませんでした。 チームダイヤ チームスペード

2021.2.4

森のくまっこ 子どもコマ大戦、開催

森のくまっこ 子どもコマ大戦、開催  2021年1月20日、認定こども園 森のくまっこにて、株式会社クリタテクノから黒田正和さん(将軍さま)、北名古屋市 商工農政課から世古隆史さん、山田昌宏さんをお招きし、「子どもコマ大戦」を開催しました。コマ大戦とは、正式名称を「全日本製造業コマ大戦」といい、町工場の制作技術のアピールと販路拡大、成長を目的に全国の製造業者が自社の技術と誇りをかけて制作したコマを持ち寄り、一対一で競い合うユニークな競技会。子どもコマ大戦は、そのコマ大戦の連携事業で、民間企業と市民、児童館などコマを起点に交流をはかるものです。(株)クリタテクノさんは、地区大会優勝、全国大会出場常連のチームで、通年のポイントランキングでも例年上位に加わる強豪なのであります。黒田さんは、普段から北名古屋市内の児童館で活動、大人から子どもまで幅広い年齢層にむけコマ教室や大会も開いています。その活動の一環として、森のくまっこのすぐ近隣(株)クリタテクノさんから来ていただきました。  競技は簡単。一対一でコマを回し、長く回っていたほうが勝ち。2回先勝したほうが勝ち残りのトーナメントで、優勝者を決定します。子どもたちは4つのグループに分かれ、トーナメント戦を戦います。使うコマは、全日本製造業コマ大戦公認の超精密メタルコマ。赤、青、緑の三種類のコマがあり、それぞれ長く回り持久戦に強い、重くてパワフル、重心が高く攻撃に強い、といった特徴があります。子どもたちは、普段からこのコマを使って遊んでいて、自分の得意なコマで勝負します。一対一の勝負とあって、遊びよりも少し緊張した面持ちで子どもたちはコマ大戦を楽しみました。焦って土俵からはみだしてしまうコマや、何度も引き分けになってしまう微妙な勝負、4つのテーブルでは熱い戦いがくり広げられました。黒田さんからは「同じコマを使った勝負で右利きと左利きの人がコマを回すと、回転が異なるので歯車がかみ合うようにコマが同調し、コマ同士が同じ速度になり勝負がつかなくなるんだよ」と説明があり、大人はなるほどと納得、子どもたちからは「意味ないじゃ~ん!」と声の上がる一幕も。  トーナメントと敗者復活戦の決勝戦では黒田さんが審判となり、子どもたち全員で勝負を見守りました。がんばれ、がんばれと声援が送られ、大いに盛り上がりました。  トーナメントが終わったあとは、黒田さんから全日本製造業コマ大戦で使われた競技用のコマの紹介がありました。簡単にユニークな設計思想とコマが持つ特長が紹介されると、子どもたちは目を輝かせるようにしてコマを見つめ、もっともっとコマについて知りたいといった感想も聞かれました。  最後に表彰式が行われ、優勝した子どもたちに賞状とメダルが贈られました。コマで遊ぶだけでなく、子どもたちの好奇心をかきたてるものがあったように感じました。黒田さんからは、「お父さんお母さんといっしょにいつでも(株)クリタテクノに遊びに来て」と説明があり、子どもたちも大きく頷いていました。