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2022.8.23

世界コスプレサミット2022 ~20th Anniversary~ 前夜祭のレッドカーペットセレモニーを本学が協賛 生演奏でパレードを盛り上げました

世界コスプレサミット2022 ~20th Anniversary~ 前夜祭のレッドカーペットセレモニーを本学が協賛 生演奏でパレードを盛り上げました 2022年8月5日 名古屋芸術大学 presents レッドカーペットセレモニー(ダイジェスト) 2022年8月6日 声優アクティングコース Live performance 2022  今回で開催20回目となる。日本のアニメ・マンガ文化を通して国際文化交流を目的とするこのイベント、2020年はコロナ禍のためにオンライン開催になり、昨年はリアルとオンラインを合わせたハイブリッド開催、そして20回目となる今年、3年ぶりにリアルイベントとして復活しました。本学は、2022年8月5日(金)19:00からの前夜祭に協賛、「名古屋芸術大学 presents レッドカーペットセレモニー」としてイベントに参加しました。レッドカーペットセレモニーでは、BGMをすべて学生等100名以上からなる名古屋芸術大学ウィンドオーケストラ、名古屋芸術大学特別編成合唱団の生演奏と歌唱、また、 鍵盤楽器コース(電子オルガン) 鷹野雅史 教授が演奏し、会場を大いに沸かせました。 世界コスプレサミット2022 ~20th Anniversary~  会場となったオアシス21には、今回がコスプレサミット史上初となるレッドカーペットが敷かれ、イベント主催者・来賓、ゲスト、そして今回来日した各国代表コスプレイヤーがパレードを行いました。本学関係者も来賓として、津田佳紀 副学長の他、学校法人名古屋自由学院 経営本部 濱田誠 経営本部長、岡田卓哉 広報部長、田中聰 地域・社会連携部長がパレードに参加。田中部長は、マーベルヒーローのキャプテン・アメリカ、濱田部長は、いなせな常滑祭常山車の祭り装束でパレードを盛り上げました。中でも傑作は津田教授のスパイダーマン。全身タイツにマスクで、はじめは誰も津田教授とは気が付きませんでした。  ウインドオーケストラと合唱団の指揮は、ウインドアカデミーコース 遠藤宏幸 准教授が担当。指揮者含めオーケストラ全員が僕のヒーローアカデミア 雄英高校体操服のコスチュームで演奏しました。PAが入るオープンスペースの会場でポップス系の楽曲と、普段とは勝手の違う演奏でしたが、伸び伸びと楽しんで演奏していました。楽しさが溢れつつも荘厳な音色で、会場も聴き惚れているようでした。MCたちも思わず「まだ前夜祭なのに、グランドフィナーレを迎えたみたい!」と口にするほどでした。  本学の関係するステージとしては、DAY1の2022年8月5日(土)に、オアシス21のステージで「声優アクティングコース Live performance 2022」が行われました。司会を本学 福満薫 講師が務め、殺陣パフォーマンスグループ「act-A(アクトエース)」、生アフレコの学生、2次元ボーイズユニット「echoo」、アイドルユニット「iCANDY」が登場。ステージで歌と生アフレコを披露し会場を大いに楽しませました。また期間中、ヒサヤオオドオリパーク公式ギャザリングひろばに、オノマトペをモチーフにしたフォトパネルを制作、多くのコスプレイヤーに撮影の背景として活用されました。  田中部長は、ワールドコスプレチャンピオンシップ Stage Division、Video Division、それぞれの名古屋芸術大学賞(音響演出部門)プレゼンターとしても登壇。ポケットモンスターのサトシに扮すなど大活躍、会場を沸かせました。  3日間を通し、世界コスプレサミット2022 ~20th Anniversary~に芸術大学として様々な彩りを添えました。 名古屋芸術大学 presents レッドカーペットセレモニー 声優アクティングコース Live performance 2022 ギャザリングひろば

2022.8.8

テキスタイルデザインコース いちのみや芸術商店街 尾州織物の廃棄素材を使った作品を展示

 川邊さんの作品には、コラージュのほか2年生ではまだ授業で行っていない染めの技術も用いられています。「染めは3年生の授業でやるのですが、今回やってみたくて先生にやり方を聞きながら制作しました。思っていたよりも制作に時間がかかり、学校に遅くまで残ってなんとか仕上げることができました」。  3年生の藤川さんは、裏面にも対になるデザインを考案したものの上手くいかなかったのだとか。「裏にも端耳を付けようと思いやってみましたが、ミシンに糸が絡んで上手くいかず断念しました。やはり制作に時間がかかり、大きな袋に詰めて持って帰り自宅でも作業しました。模様は付けられませんでしたが裏面には縫い目が出ています。きれいに仕上がっているので裏も観て欲しいですね」。  4年生の江口さんの作品は端耳をたくさん使い印象的な模様を描き出しています。「模様からウールの良さが見てもらえればいいなと思います。卒業制作もあるので時間を決めて効率的にやろうと努力しました。朝早いうちに学校へ来て、ミシンが空いてる午前中に集中して作業しました」と3者それぞれに工夫を凝らし制作したことが作品からも伝わってきます。 テキスタイルデザインコース いちのみや芸術商店街 尾州織物の廃棄素材を使った作品を展示  に合わせて、会場の一つとなっている一宮市では、連携事業としてさまざまなイベントや企画展が開催されます。本学の美術、デザイン、音楽の各領域も、パートナーシップ事業の「いちのみや芸術商店街」に参加、作品の展示と演奏会を行います。テキスタイルデザインコースは、一宮本町商店街のアーケードに尾州織物の廃棄素材を使った作品を40点展示、2022年8月2日(火)に設営を行いました。 国際芸術祭「あいち2022」  作品名は「祈織(いのり)」。一宮本町商店街は、真清田神社の門前町として栄える商店街で、盛大な七夕の飾りで知られています。祈織(いのり)と命名したのは3年生の水野那美さん。織物の神様を祀る真清田神社の七夕飾りに因み、織物産業の発展とこれまで受け継がれてきた伝統が続くことへの「祈」りを作品に「織」り込むということを表します。作品は、学生がそれぞれ、尾州織物の廃棄素材である端耳をもらい受け、布にコラージュする形で制作されています。モチーフとしては、星や天の川、短冊など七夕飾りを連想させるものも観られます。いずれの作品もフワフワとした尾州の毛織物の柔らかさが印象的です。扇千花教授によれば、制作時期、尾州では秋冬物の生地を織っているタイミングで、端耳も落ち着いた色調になっているとのこと。学生らは、ベースとなる布とこれらの端耳を上手く組み合わせ、カラフルな作品を作り上げています。  アーケードの中心部、ドームになった部分には、1.5m×4mの一際大きな8枚の作品が飾られています。このうちの3作品を制作した、2年 川邊ななさん、3年 藤川裕樹さん、4年 江口桃世さん、にお話を伺いました。 川邊さんの作品 藤川さんの作品 江口さんの作品  すでにテキスタイルデザインコースの作品はいつでも見られますが、この後、メタル&ジュエリーデザインコース、美術領域工芸コース(陶芸・ガラス)の作品も商店街周辺に設置され、本学学生の作品が一宮の街を彩ります。また、一宮駅近くのI・T・Kビルでは、本学と一宮市の高校生、中学生、小学生とコラボレートし制作した作品を展示。本学卒業生の作家が中心となって展示を行うPrint for Saleも一宮駅アパホテルにて開催されます。期間は2022年8月10日(水)~10月10日(月)(I・T・Kビルは月曜休)、国際芸術祭「あいち2022」と合わせ、ぜひご覧下さい。

2022.8.4

2022年前期「デザインプロデュース」「地域プロジェクト」古川美術館・分館爲三郎記念館ミュージアムショップ事業 ミュージアムグッズの提案

2022年前期「デザインプロデュース」「地域プロジェクト」 古川美術館・分館爲三郎記念館ミュージアムショップ事業 ミュージアムグッズの提案 中間発表会 最終プレゼンテーション  デザイン領域 テキスタイルデザインコース 扇千花 教授とメタル&ジュエリーデザインコース 米山和子 教授による「デザインプロデュース」「地域プロジェクト」は、デザイン・美術を工芸の観点から地域の産業と人をつなげ生活を豊かにするものを考え制作するという講義で、名古屋市千種区の古川美術館・分館爲三郎記念館のミュージアムショップで販売するグッズのデザインプロデュースを行います。  2022年4月に、学生らは古川美術館を訪れ、美術館の成り立ちや古川爲三郎氏についての知識を深め、実際にミュージアムショップで販売されているグッズなどを見学しました。それらに基づいてアイデアをまとめサンプル品を制作、6月に古川美術館を運営する公益財団法人 古川知足会の皆様をお招きし中間発表会を行いました。学生たちのバラエティ豊かなアイデアやデザインを高く評価していただきましたが、実際に商品を販売しているプロの視点から、コスト面、安全性、流行の変遷、意匠の問題といった観点から継続可能か、という問いかけがあり、結果として制作費用の明確化と想定する販売価格と合わない場合はコストカットのアイデアが課題として残りました。また、販売期間においても、常設するものに加え期間限定で販売することも選択肢としてあり、それらのアイデア出しも課題となりました。  これらを受けてアイデアをブラッシュアップ、2022年7月20日、いよいよ最終のプレゼンテーションが行われました。今回は、古川美術館・分館爲三記念館の学芸員の方々に加え館長代理兼事務局長 伊藤洋介氏にもお越しいただき、一層、熱の入ったものになりました。  学生らは9つのチームに分かれ、制作したサンプルをお見せしながら、スライドやボードを使い自分たちの企画を説明しました。この授業は、領域に関係なく履修できるものであり、チームにはさまざまなコースの学生、大学院生、留学生と専門や立場が異なる学生が含まれており、それぞれが得意分野で貢献しているようで、成果物としてもグッズはもちろん、パンフレット、チケット、包装パッケージなど、いろいろなところで活用できるロゴマークやキャラクターのデザインといったような幅広いアイデアが提案されました。グッズに関しても、焼き物をベースにした工芸的なものから、キャラクターを活用したキーホルダーや缶バッジ、トートバッグ、さらに古川美術館の収蔵品をモチーフにしたネイルシールなど、幅広いサンプルが制作されました。学生らは、中間発表で指摘を受けた製造原価についても考慮し、中には複数の製造メーカーに相見積もりを依頼しその結果を資料に盛り込むチームもあり、そのまま企業の企画会議になりそうな非常に実践的なプレゼンテーションとなりました。製造原価や販売価格など、これまで携わったことのない分野への考慮も必要になり、苦心したことが伝わります。  結果としては、パンフレットなど現在も使われているものに置き換えるものや、チケットなど使用に関して役割があるものなどは調整が必要で直ちに採用することは難しいものの、限定商品やこれまで扱っていなかった商品は前向きに検討したいとの評価がありました。ことに、美術作品をモチーフとしたネイルシールと数寄屋造りの建築からかたどられた陶磁器の作品は、価格の設定を含め高い評価をいただきました。  伊藤氏からは「熱の入ったプレゼンテーションをしていただき、また、こうした機会をいただいたことに感謝申し上げます。学生の皆さんには、売り込むことの大切さを感じていただけたのではないかと思います。皆さん非常によくできていたと思います。難しい課題だったと思いますが、とてもよく頑張ってくれたチャレンジ精神を嬉しく思います」と評価いただきました。  当初、採用作品を古川美術館に展示することが考えられていましたが、バラエティに富むアイデアがあり、このままでは惜しいとの声もあり、嬉しいことにすべてのチームのプロセスボード、試作品を、8月17日(水)~28日(日)に開催する為三郎記念館 特別展示 「新発見 数寄屋の魅力」に併せて展示していただけることになりました。 特別展示については、古川美術館ホームページをご覧ください(画像をクリック)  デザインプロデュースの成果を、古川美術館・分館爲三記念館にて、ぜひご覧下さい。また、実現可能なものをぜひ商品化したいとの要望もあり、古川知足会でさらに検討することになりました。商品化も含め、非常に楽しみな講義となりました。 中間発表会(2022年6月15日) 最終プレゼンテーション(2022年7月20日)

2022.8.1

デザイン領域 産学連携企画 中部文具工業協同組合「2022 文具デザインプロジェクト」最終発表会 最優秀賞は2名に

デザイン領域 産学連携企画 中部文具工業協同組合「2022 文具デザインプロジェクト」最終発表会 最優秀賞は2名に  2022年7月27日(水)、デザイン領域と中部文具工業協同組合との産学連携企画「2022 文具デザインプロジェクト」の最終発表会を開催、優秀賞が決定しました。デザイン領域で例年行われているこのプロジェクト、最終プレゼンテーションは今年もシヤチハタ株式会社本社会議室をお借りして行い、審査の結果、最優秀賞とメーカー賞を決定、表彰式を行いました。  今年度の課題は、森松産業株式会社「デスク周りを使いやすく! 持ち運べる収納グッズ」、シヤチハタ株式会社「暮らしを助ける、新しい用途のスタンプ」の2題。例年ならば学生は課題をひとつ選択して進めますが、今年は15名全員がどちらの課題にも取り組み、30案のプレゼンテーションとなりました。6月のテーマ発表から、2ヶ月弱の期間で2案制作と厳しい条件でしたが、ユニークなアイデアが数多く見られました。  審査は、シヤチハタ株式会社 舟橋正剛 代表取締役社長、森松産業株式会社 森直樹 代表取締役社長の2名を中心に5名の審査員で行われ、①ターゲットは明確か ②シナリオは具体的か ③アイデアは魅力的か ④ユーザーが使いやすいデザインか ⑤発表は分かりやすかったか、の5つの項目で採点、合計点での評価となります。  発表に先立ち、シヤチハタ株式会社 舟橋社長から「毎年、この発表では目から鱗が落ちるような提案をいただき感謝しています。我々が携わる文具の市場もコロナ禍の影響を受け、これまで以上に幅広く考えていかなければならない状況です。しかし、逆にいえばチャンスの時期ともいえます。学生さんの柔軟なアイデアは大いに刺激になり、どんな提案が出てくるのかワクワクしております」と挨拶がありました。  プレゼンテーションは、1案につき4分、ひとり8分ずつの説明と質疑応答です。休憩をはさみながら3時間以上、壮大な発表会となりました。長丁場となりましたが、どのアイデアも興味深く、テンポ良く説明が進み飽きさせません。質疑の時間もプロダクトの背景を聞くものが多く、まるで学生世代の感覚を知ろうというリサーチのようになりました。印象的だったのは、学生らがアルバイト先での経験を基に発案しているものがいくつかあったこと。自身の経験に基づいて課題解決しようという考え方がデザイン領域の学生らしく、提案にも説得力を感じました。  審査の結果、森松産業賞は、金田太典さんのひざの上でパソコンを使うのに便利な鞄「テレワークかばん」、シヤチハタ賞は、アイドルのコンサートでファンサービスをもらうためにアピールする“ファンサうちわ”を簡単に制作できるスタンプマシーンを提案した仲田亜利沙さん「推し活を便利に」が受賞しました。最優秀賞はなんと同点で2名が受賞、佐村拓音さんの「フットメジャースタンプ」と再び金田太典さんの「おままごとスタンプ」が受賞となりました。「フットメジャースタンプ」は、佐村さんが靴量販店でのアルバイト経験から考えられたもので小さな子どもの足のサイズをスタンプを利用して簡単に計る道具、「おままごとスタンプ」は、香りの付いたスタンプを重ねて押すことで料理や普段匂いを嗅いだことのないものの香りを楽しむことができるようにするもの。両名には、それぞれ賞品が贈られることとなりました。  最後に講評として、森松産業株式会社 森社長から「今回もアイデアの幅の広さに驚かされました。プロダクトは、まずアイデアがありそれをどうやって実現するか、さらにどう量産化するか、できてからでも改善点を探るなど、幾重にも大変なステップがあり、その都度苦労があるものです。しかしながら、最初の起点はアイデアを出す人の思いであり、どう実現するかはひとまず置いておいて、発想を大事にして欲しい」との言葉がありました。シヤチハタ株式会社 佐藤旭 取締役からは「具体的に自分たちが困ったことを解決していく、この姿勢がよく現れていてZ世代の考え方なのかなと感じ入りました。さまざまな解決策もさることながら、皆さんのニーズそのものが非常に参考になりました。靴量販店だけでなくドラッグストアや飲食店でのアルバイト経験のお話を伺い、さまざまなところにニーズがあることを改めて思い起こさせていただきました」とお話しくださいました。  担当する三枝樹成昭 非常勤講師からは、「狙ったとおりの今どきのアイデアを提案することができました。また、日々の経験から出てくるデザインを我々も体験できたのではないかと思います。デザインの価値は、使っている人の経験に響きそれに対応できるかというところにあると思いますが、受賞作品はいずれも使っているシーンをよく感じられるもので、そうした点が評価されたのだと思います」と述べました。表彰式には、現在、シヤチハタ 商品企画部所属で学生時代にこのプロジェクトにも参加したインダストリアルデザインコース出身のOB 安田駿太さんも飛び入り参加、和気あいあいとした雰囲気の中、最終発表会は終了となりました。

2022.7.14

〈蔦kids大学×名古屋芸術大学〉おはなし会&ステンシルbookカバー作りを開催

〈蔦kids大学×名古屋芸術大学〉おはなし会&ステンシルbookカバー作りを開催  2022年6月19日(日)、名古屋みなと蔦屋書店(名古屋市港区)1F イベントスペースでワークショップ「〈蔦kids大学×名古屋芸術大学〉おはなし会&ステンシルbookカバー作り」を共催しました。  当日は本学ボランティアグループ「みつば」による、絵本の読み聞かせとパネルシアター、歌をお楽しみいただいた後、お子様と一緒にステンシルブックカバーを作っていただきました。ベレー帽にベストを着けて、アーティスト気分で制作スタートです!  あまり手を汚さずに「指で描く自由な感覚」を楽しんでもらうためにスポンジにクリップを付けた道具をご用意。他にも塗りやすい型紙やトッピングする飾りなどを使いながら、それぞれオリジナリティー溢れるブックカバー制作に集中、オリジナルのしおりをラミネートで包めば完成です。  作った作品は100円分のチケットと交換、好きなお菓子と交換ができます。「遊びの中から《自分が作った作品を購入してもらえるという成功体験》と《お金の計算》を学んでいただけたのではないでしょうか」と名古屋みなと蔦屋書店の安藤さん。  楽しいひとときを全力でサポートしたボランティアグループ「みつば」。メンバーは全員、人間発達学部(2022年度入学生より教育学部)3年生で、市川佑奈さん、小林佑菜さん、小島彩菜さん、三橋黎子さん、山田恵利花さんの5人。  本学教育学部の鎌倉博教授は「2020年度より認定絵本士資格の取得ができるようになったことから、資格取得者に加えて仲間を集めて結成したメンバーです。絵本の読み聞かせの他、手遊びや歌あそび、パネルシアターなどの経験を積んで楽しい《おはなし会》を展開しています」と紹介しました。  子供達の歓声に通りかかった他のご家族が立ち止まり、飛び入りをお願いする。その度に幸せの輪が広がっていくような印象を受けました。  尚、同日ららぽーと名古屋みなとアクルスでは、交通安全ミニフェスで『安全祈願お守りワークショップ』を実施しました。 同日開催『安全祈願お守りワークショップ』

2022.7.14

ららぽーと名古屋みなとアクルス 交通安全ミニフェスで安全祈願お守りワークショップを実施

ららぽーと名古屋みなとアクルス 交通安全ミニフェスで安全祈願お守りワークショップを実施  2022年6月19日(日)、ららぽーと名古屋みなとアクルス(名古屋市港区)で「〜Father`s Day & KEEP SAFETY〜父の日交通安全ミニフェス!」が開催され、本学は父の日にちなんで「おとうさんの安全をいのって作る、お守りワークショップ」と題してコミュニケーションアートコース(旧アートクリエイターコース)の学生が参加しました。  会場となった屋外イベントスペース「デカゴン」では整理券が配られ大勢のご家族連れが集まりました。愛知県警港警察署では警察官のみなさんによる交通安全教室や、パトカーや白バイとの撮影会、ドライブシミュレーター、マスコットキャラクター「コノハけいぶ・ギンペー巡査」との撮影会がおこなわれ、参加した皆さんは交通安全について楽しく学べたようです。  交通安全の意識が高まったところで、お父さんの安全を祈願するお守りを楽しく作って「気持ちを形にしてご家庭まで持って帰っていただく」のが本学ワークショップの狙いです。  まず、お守りに入れるお子さんの写真を撮影。次にお守り袋本体色、デコレートするフェルトシールや掛け紐、叶結びを選びます。「お守り袋は全て学生さんの手作りなんですよ!全部で60個!がんばっていただきました。」とイベント現場担当者さん。お子さん達は親御さんと一緒に思いおもいのメッセージやデコレーションを凝らしたお守りを作ってとても満足そうでした。当日は晴天に恵まれ日中は30度を超える真夏日となりましたが、ワークショップの業務を少しはなれて、日なたで遊んでいるお子さんをテント内の日陰へやさしく誘導する学生の気遣いが印象に残りました。 当日参加した学生たちは、今回のイベントについて次のようにコメントをくれました。 コミュニケーションアートクラス3年 細井彩乃さん 「事前に私達が作ったお守り袋をお子様たちにアレンジをしてもらいました。どのお子様も個性的で素敵なお守りが出来たと思います。リボンをつけて完成したお守りをお子様に渡すと笑顔で「ありがとう」と言ってくださり、とても嬉しかったです。」 美術領域 コミュニケーションアートコース2年 山本星さん 「下準備の段階からお守りを手にする人のことを想像しながら、当日喜んでもらえるようにと心を込めて丁寧に作りました。ワークショップ当日はお子さんと親御さんが楽しんで作品づくりをする様子を見て、このワークショップがひとつのコミュニケーションのきっかけづくりになったということに喜びを感じました。なにより、お子さんが夢中になって絵を描く様子や完成したお守りを嬉しそうに持ち帰る様子に感動しました。」 コミュニケーションアートコース2年  出口佳音さん 「親御さんやお子さんにも喜んでもらえ、自分自身も物を作る楽しさを改めて知ることができたとてもいい経験になりました。」  尚、同日名古屋みなと蔦屋書店ではワークショップ「〈蔦kids大学×名古屋芸術大学〉おはなし会&ステンシルbookカバー作り」を開催しました。 同日開催『〈蔦kids大学×名古屋芸術大学〉おはなし会&ステンシルbookカバー作り』

2022.7.6

デザイン領域 産学連携企画 中部文具工業協同組合「2022 文具デザインプロジェクト」キックオフ

デザイン領域 産学連携企画 中部文具工業協同組合「2022 文具デザインプロジェクト」キックオフ  2022年6月8日、西キャンパス U102教室にて、本学と中部文具工業協同組合加盟の文具メーカーとの産学連携企画「2022 文具デザインプロジェクト」 1回目のミーティングと説明会を行いました。文具デザインプロジェクトは例年行われているもので、3年次までに習得したデザイン技術や知識を用い、商品や製品の企画、調査、開発、製造、販売までを見据えデザイン提案を行うもの。実際にこれまでの優秀作品が製品化されたこともあり、学生はもちろん企業にとっても非常に大きな意味を持つプロジェクトです。今年は、スタンプ・ネーム印でおなじみのシヤチハタ株式会社様、デスクマットやコロナ対策のパーティションなど樹脂製品の製造を行う森松産業株式会社様の2社に参加いただき、15名の学生が2社それぞれの課題に対し、デザインを提案することとなります。  はじめに、各社から会社概要の説明と課題の発表が行われました。森松産業の課題は「デスク周りを使いやすく! 持ち運べる収納グッズ」。森直樹社長から、ポリ塩化ビニルやポリプロピレンを素材にした製品とプレス機やカッティングプロッターなど簡単に工場設備を紹介していただきました。課題に対しては、最近ではオフィスで自分の席を決めずノートパソコンなどを活用して好きな場所で働くフリーアドレスを採用する企業が増えてきており、コロナ禍もあり出勤する人が減り、自宅やカフェなどでも活用できる持ち運べて収納にも便利なグッズを考えて欲しいと説明がありました。付け加え、資料などのデジタル化のメリットや逆に対面でないデメリットなども考慮して考えて欲しいとありました。  シヤチハタ株式会社からは「暮らしを助ける、新しい用途のスタンプ」という課題が出されました。シヤチハタは企業として「人の想いに応える『しるしの価値』を提供する」ということを目指しており、「はんこの新たな価値を創出する」ことが社命として挙げられています。今回の課題はその考えに沿ったもので、企業の本気度が窺えます。日常の生活の中で、しるしを上手く使えば助かることをぜひ見つけて欲しいと説明がありました。考えるヒントとして、やりたくないけど仕方なくやっていること、やりたいけれど方法がないからやれないことの2つを挙げ、自分に当てはめて考えて欲しいとアドバイスしていただきました。両社からは過去の優秀作品などの説明もあり、優秀作品には商品化があることも発表されました。 後半は、学生ひとりひとりの自己紹介と質問を受けつけ、ディスカッションとなりました。学生がこれまでに制作した作品について質問を受けたり、逆に企業側でできることや試作品についてなどの質問をするなど、意見交換が行われました。担当する三枝樹成昭 非常勤講師からは、文具というと鉛筆や消しゴムなど机上にあるものを想像しますが、はんこも文具であり鞄やデスク周りの収納なども含むよう幅広く設定しているのでいろいろな発想をしてもらえればいい、とコメントがありました。 今後の進め方としては、隔週で森松産業からは森社長、シヤチハタからは商品企画課 松田孝明さんに本学にお越しいただき、学生のアイデアをブラッシュアップし、実際に製品化可能なレベルに近づけるようにしていきます。2ヶ月後に最終プレゼンテーションを行い、最終審査となります。どんなデザイン文具が出てくるのか、楽しみなプロジェクトです。

2022.6.27

mozoワンダーシティ産学連携イベント『森のがっこう』
三限目《森にふれる》

mozoワンダーシティ産学連携イベント『森のがっこう』 三限目《森にふれる》  本学と名古屋市西区 mozoワンダーシティでは、連携イベントを開催いたしました。  2022年6月25日(土)・26日(日)には三限目となる授業が行われ、本学学生が考案した森の恵みの材料を使ったワークショップを通して受講した皆さんに五感で森にふれる経験をしていただきました。リピーターの方も増えて終始賑わう会場に、地域のかたの「森」への意識の高まりと広がりを感じた一日でした。 『森のがっこう』 ①えだいろえんぴつづくり 好きな枝に色えんぴつの芯を入れてつくる「えだいろえんぴつ」。枝の違いを見て、ふれてお気に入りの1本をつくりました。完成した「えだいろえんぴつは」不思議な生き物のような佇まい。 ②苗木マグネットづくりり 好きな苗木のイラストを選んで、スタンプで色付け。木の板でつくるオリジナルのアートマグネットをつくりました。メイク用のスポンジを使うせいか、女子勢のつくる作品の精巧さに驚きました。 ③年輪パズルづくり 好きな模様を描いた木の板をカットしてつくる年輪パズル。作りながら年輪を観察しました。自分で作ったパズルのはずなのに、組み立てには悪戦苦闘するふしぎ。 ④年輪ヨーヨーづくり 巻く紐を年輪に見立てたヨーヨーづくり。かわいくデコレーションしてオリジナルのイーヨーをつくりました。今日がヨーヨーデビューの子ども達も大勢いました。教えるお兄さんも要練習かな(笑) 「私は初回から参加しているので…大分慣れました(笑)。元々子どもは好きなんですが、お子さんでもわかる言葉で話しかけるのは、専門(教育学部)ではないので難しいですね。」 学生さんに聞きました「ワークショップに参加してみて、どうですか?」 イラストレーションコース 村瀬みのり/ウィセサ ビマさん 「想定外の事が起こるので結構大変です(笑)でも、やり甲斐はありますよ。子ども達が遊んでいるうちに木に触れる機会が増えていってくれればと思います。」「子どもは言うことを簡単に聞いてくれない、そこが面白いです。ヨーヨーは子供の頃によく作りました。」 メタル&ジュエリーデザインコース 島田夏希さん

2022.6.22

産学連携 中日新聞とMCDがコラボ 2022年参院選向けコンテンツを制作

産学連携 中日新聞とMCDがコラボ 2022年参院選向けコンテンツを制作  メディアコミュニケーションデザインコースでは、中日新聞デジタル編集部とコラボレーション、2022年参院選向けのデジタルコンテンツを制作しました。選挙戦のたびに、「政治と宗教の話はタブー」「政治を身近に感じにくい」「候補者のことをよく知らない」「投票に行っても変わらない」といった声も聞かれ、若年層の投票率の低さが指摘されています。こうした現状を少しでも活性化したいと若い有権者でもある学生に、参院選特設サイトのためのコンテンツの制作と、「政治」と「選挙」をどう捉えているかの取材の申し込みがありました。これに対して、メディアコミュニケーションデザインコース 3年 椙江遼斗さん、炭谷倫さん、山崎来美さん、弓矢美咲さんの4名が、投票を啓発するポスターと中日新聞参院選特設サイト用のタイトルロゴとバナーを制作しました。  ポスターは、マンガタッチのもの、投票の方法を示したデザイン的なもの、新聞記事を模したものなど、それぞれに個性を感じさせつつも同世代の若者に響くようなビジュアルが用いられ、担当の方からも好評を得ました。賃金の上昇が停滞していることや年金の問題などにも触れ、しっかりと下調べがされていることも伝わってきます。  メディアコミュニケーションデザインコース 櫃田珠実教授は、「説明をうけて3週間という短い制作期間でしたが、授業の課題と並行しながら進め、形にできてよかったです。彼らは昨年2年次後期の「愛知をデータ化するインフォグラフィックス」の課題で、愛知県衆院選の理解についてデータをもとにした映像作品をグループで制作していて、その時のリサーチがいかされ、1ヶ月たらずで対応できたのだと思います。表現など、細かくチェックがあり修正していますが、依頼を受けて制作することの難しさや緊張感を知ることは良い体験になったのではないかと思っています。」とコメントしました。  学生らは、作品を提出すると同時に制作を通して感じたことや自分自身選挙についてどんなことを考えているかの取材を受けました。この様子は、動画と記事になり、選挙期間中特設ウェブサイトや公式SNSなどでも配信されるとのこと。制作した作品やインタビューが、少しでも政治への関心につながればと思います。 中日新聞 参院選2022特設サイト「#声を届けて」

2022.6.16

鯱バス×先端メディア表現コース デジタルツーリズム、映像発表会

鯱バス×先端メディア表現コース デジタルツーリズム、映像発表会  鯱バス株式会社様とデザイン領域 先端メディア表現コースが進めてきたコロナ禍での新しい観光のあり方を共同研究開発するプロジェクト、デジタルツーリズムの映像発表会を2022年5月11日に行いました。昨年9月にプロジェクトがスタートして8ヶ月、対象となる株式会社えびせんべいの里様、株式会社まるや八丁味噌様、大野精工株式会社様を視察、デジタル化でできることのアイデアを出し構成とシナリオを考え撮影、2本の映像作品が完成しました。その映像を、鯱バス 宇津木滋 社長と経営戦略部の方々、撮影にご協力いただいたえびせんべいの里、まるや八丁味噌、大野精工株式会社 キングファームそれぞれのご担当者様をお招きして発表、評していただきました。  作品は2つ。ひとつはツアーと香りを結びつけ、赤味噌、えびせんべい、いちごのアロマを用意し、映像を見ながらその場所の香りを感じツアーの記憶とリンクさせる「アロマツアー」。もうひとつは、視聴者に模した人形が視聴者に代わってツアーに出かけそれをオンラインで体験する「あなたが人形になる!?オンライン体験ツアー」。それぞれは5分程度の映像にまとめられ、「アロマツアー」をメディアデザインコース4年 川口和也さん、「あなたが人形になる!?オンライン体験ツアー」を同じく4年 岩下梨々花さんがプレゼンテーションしました。  どちらの作品も学生と鯱バスのガイドさんが出演し、味噌蔵、えびせんべいの工場、いちご農園とそれぞれのシーンが印象的にまとめられています。また、どちらの作品もサウンドメディア・コンポジションコースの学生が音楽を制作しており、スタイリッシュな印象になっています。プレゼンした川口さんは、「記憶に強く訴えかけ追想体験させることでより広いターゲットに対応できるようになると思います。改良を重ねてツアーのことを印象付けられるサービスになればいいと考えています。今回のプロジェクトではたくさんの体験ができました。学生として面白いか面白くないかを基準に考えていましたが、ビジネスという観点からご意見をいただいたことがとても勉強になりました。実際にサービスとして成立させることの難しさと考え方を学ぶことができました」とまとめました。岩下さんは「ツアー参加者が写真と人形を見ることで体験を重ね合わせられ、人形視点に主観転換することで他視点からツアーに参加できる魅力があります。実際に社会に活躍している方々とプロジェクトに参加し、自分の成長を感じています。芸大生として作品を作って来ましたが、ビジネスという部分では力不足を実感しました。初めての経験ばかりでしたが、その分新しい気付きを得る機会をたくさんいただいたと感じています」とまとめました。どちらの作品も、単に映像を見るだけでなく映像に香りや人形というリアルなものを組み合わせることでデジタルと現実を強く結びつける作品となりました。  講評は、関係者10名がその場で審査・集計して行われました。アロマツアーの評価は、サービスの魅力がよく伝わる映像としてまずまずの評価。企業の特色が表現されているかという点ではもう一つ。サービスのオリジナリティという点では概ね高く評価されました。あなたが人形になる…、では、評価が分かれました。企業の特色が表現されているかという点では同じくもう一つ。オリジナリティについては高く評価されました。持続性・発展性を考慮しどちらの案を推すかについては、ほぼ同数ですがわずかに、あなたが人形になる…案が上回りました。審査員からの感想は、その場だけで終わらない体験を上手く表現してくれた、ふだんアイデアをどう現実化するかについてばかり考えているので学生の考え方は大きな刺激になった、企業のことをよく考えていて予想以上に良い出来で感動しました、とうてい自分たちではできないことをやってくれて感謝、新しい気付きをたくさんいただいた、やりきった体験は必ず役に立つ、この経験を社会に役立てて欲しい、などうれしい言葉をたくさんいただきました。  宇津木社長からは「着眼点、技術、どれも自分たちにないもの。会社としても新しい分野を見ることができたことは深く感謝します。企業として常に新しい方々に活躍の場を提供したいと考えていますが、そういうことができたのではないかとうれしく思います。できればこうしたプロジェクトを継続して行きたい」と感想と抱負を述べました。  先端メディア表現コース 加藤良将講師は「学生らを温かい目で見守っていただきありがとうございました。学生にとって貴重な経験になりました」。竹内創教授からは「プロジェクトの長い期間、本当に感謝しかありません。このプロジェクトで、今現在こうした時間を共有していますが、これが一番の成果ではないかと感じています。他の領域の学生も数多く参加して立体を作ったり音楽を付けてくれました。彼らと企業の皆さんと今一緒にいるということが何よりの成果だと思っています」と締めくくり発表会は終了となりました。