主催
2023年5月25日(木)〜27日(土)の3日間、吹上ホールで「ウェルフェア2023」が開催されました。
「ウェルフェア」は今年で24回目となる福祉・医療・健康に関わる分野の様々な商品、サービスが一堂に会する展示会です。
名古屋市総合リハビリテーション事業団は、なごや福祉用具プラザと名古屋市障害者スポーツセンターがそれぞれブースを出展し、様々な福祉用具の展示や体験、相談コーナー、ミニセミナー、障害者スポーツの体験コーナーなどを設けました。
また同期間に『介護ロボット企画展』を併催し、移乗、移動、排せつ、見守り・コミュニケーション、入浴、介護業務支援に関する機器を多数展示しました。講座については「介護ロボット導入・活用セミナー」と「排せつケアセミナー」を企画し、多くの方々に受講いただきました。
「生活に役立つ福祉用具」をテーマに展示・体験・相談を行いました。ベッドから起きるところを起点に、食事や排せつ、お出かけといった日常の動作を助ける福祉用具を紹介しました。また、生活をより豊かにする自助具・被服の工夫、ICTの活用など、ボランティアグループとも協力しながら多くの皆さまにご案内しました。
介護や移動を助けたり、生活の質を高める介護ロボットを一堂に展示・体験できる企画展を開催しました。
パラスポーツの紹介や、競技用車いすの試乗、パラリンピックの正式種目であるボッチャの体験が行われました。
なごや福祉用具プラザでは名古屋市から委託を受けて、介護従事者の負担軽減や定着、介護の質の向上を目的として、介護ロボットの活用を推進するため、「介護ロボット等活用推進事業」を実施しています。
このセミナーでは、事業の紹介、見守り支援(施設)ロボットの紹介、実際に導入した介護施設からの導入・活用事例の報告をおこないました。
なごや福祉用具プラザ 作業療法士 長尾 美幸
社会福祉法人なごや福祉施設協会 本部事務局 施設指導主幹
川原 めぐみ 氏
ノーリツプレシジョン株式会社 新規事業部 主事
宝溝 誠治 氏
社会福祉法人華陽会 特別養護老人ホーム サービスネットワーク南陽 副施設長
近藤 英人 氏
排せつケアコールセンターには、毎日排せつのお悩みのある方から多くの相談が寄せられます。そのうち排便に関する相談は全体の3割を超えています。気持ちよく排便するためには食事や運動、規則正しい生活習慣がうたわれていますが、そこには排便障害を伴う疾患が潜んでいるかもしれません。
このセミナーでは、排便のメカニズムについて正しく理解するとともに、排便障害を伴う疾患についても知識を得ることで、かかりつけ医や専門医に、いち早く繋げることができるようわかりやすく解説しました。
名古屋市立大学大学院 医学研究科次世代医療開発学 教授
名古屋市立大学病院 臨床研究開発支援センター センター長
神谷 武 氏