障害のある方が多数入所する施設の男性職員から、共同浴室改装による入浴カランについてのご相談がありました。これまでカランは蛇口式でしたが、新しいものは筒状で、ひねって回す動作によって水やお湯が出るタイプだそうです。入所している方には手の不自由な方もおられ、このタイプでは操作が難しいので、レバー式にして操作しやすくしてほしいとの要望がありました。そこで、後付けして固定でき、カランを回しやすくするレバーを作ることにしました。
材料費は1個400円程度
カランの短いレバーをアクリル板で両側から挟み込みします。そこへ4か所に穴を開けてネジを挿入し、ナット閉めして固定します。
男性職員から、まずは1個作ってほしいと依頼されましたが、使い勝手が良かったとのことで、「あと4個作ってほしい。入所者にわかりやすくするため、すべて違う色で作ってほしい」と追加依頼があり、合計5個、5色で製作しました。またレバーは手全体での操作だけではなく、指をかけて操作もできるように手前に直径20mmの穴を開けました。なお、「プラザで作ってもらったレバーは入所者に好評で、カランが操作しやすくなった」との感想をいただきました。
なごや福祉用具プラザでは福祉用具の製作・改造を通じて、ご本人やご家族等の生活を豊かにするお手伝いをします。お気軽にご相談ください。