介護ロボット普及実現に向けた取り組み

 人材不足と労働の負担……、介護現場には課題が山積しています。そこで、利用者に快適で安全な介護サービスが受けられるよう期待されているのが、外国からの労働力の活用と、介護ロボットです。なごや福祉用具プラザでは、2013年から、公益財団法人テクノエイド協会より「介護ロボット普及モデル事業」を受託し、介護ロボットを普及させる上での課題・問題点の洗い出しをメーカーと共に行ってきました。今年度は、そのノウハウを基に、実際に介護ロボットの普及事業を推進し、介護現場の環境改善・介護サービスの質の向上を目指します。

介護現場の課題

介護人材不足

※経済産業省「将来の介護需要に即した介護サービス提供に関する研究会報告書」より

要介護者・要支援者の増加
↓
介護ロボット
  • 移乗支援
  • 移動支援
  • 見守り・コミュニケーション
  • 排せつ支援
  • 入浴支援
  • 介護業務支援
介護ロボット一例
介護ロボット一例
介護ロボット一例
介護ロボット一例
介護ロボット一例
介護ロボット一例
外国からの労働力
外国からの労働力

介護ロボット導入に向けた課題

効果がわからない
導入、活用が難しい

なごや福祉用具プラザが、介護ロボットを活用できるよう支援します

令和元年度 事業計画 重点実施事項

テクノエイド機能

●福祉用具に関する訪問相談(アウトリーチ事業)の実施

●ネットワークづくりと人材育成で、地域の支援力強化

介護実習・普及センター

●排せつケア対応力向上研修の実施

介護ロボット関連事業

介護ロボット等活用推進事業の実施

 令和元年10月より、名古屋市から新規事業として「介護ロボット等活用推進事業」を受託、事業所での介護ロボットの導入・活用を推進するため「コンサルティング・マッチング」、「普及啓発」、「介護ロボット導入効果検証」の3つを中心とした事業を実施します。

事業の実施に伴い、なごや福祉用具プラザでは専門職を増員し対応します

作業療法士

日常生活動作の確認、予後予測に基づく福祉用具・介護ロボットの選定、適合

看護師

疾患の予後予測、保健所や病院との調整、医療的ケアの相談対応

ソーシャルワーカー

支援計画の作成、地域資源との調整

施設利用者の日常生活動作の確認、 施設職員の介護業務の把握

リハビリテーション工学技師

シーズの理解、開発相談、福祉用具等の流通、制度の説明、介護ロボットの選定、適合

介護ロボット等活用推進事業

コンサルティング・マッチング

相談対応・専門家による介護現場でのアセスメントやマッチングを実施。機器の情報提供や使用のアドバイスを行い、機器の選定・導入・活用を支援します。

普及啓発

介護ロボットの導入効果や機器の情報を広く普及させるために、セミナーや研修会を開催。介護施設等に定期的に情報発信を行います。

介護ロボット導入効果検証

介護ロボットの活用方法や効果を検証、その結果をセミナー等で発表し普及促進を図ります。

普及啓発・介護ロボット導入効果検証
普及啓発・介護ロボット導入効果検証
普及啓発・介護ロボット導入効果検証
普及啓発・介護ロボット導入効果検証

介護職員の負担軽減・業務の効率化をはかり、人材の定着・介護の質の向上を目指します。

訪問相談もパワーアップ

 リハビリテーション工学技師、作業療法士、看護師、ソーシャルワーカー等がチームとなり、地域で暮らす障害者・高齢者宅へ訪問。住環境や介護状況等を踏まえた福祉用具の提案を行います。

訪問相談
訪問相談
訪問相談
訪問相談

ページ先頭へ